魔女と悪魔の地へ

7月もあと1週間足らず。早いものですね。7月の終わりということは日本の学校は夏休みに入ったところなのかな?日本ではかなり猛暑のようで、40度を超えたところもあるようですよね。40度!!僕は日本でも標高の高いところに住んでいたので、そのような暑さはなかったのですがそれでも十分に暑かったのを覚えています。熱中症って良く日本のニュースを見ていると聞きます。これって室内でもなるというので、驚きました。僕の子供のころは熱射病はよく聞いていたのですが、熱中症って聞いたことがなくて。暑くなったら家の中で過ごしなさいっていうものだったので、時代とともに”あたりまえ’も変わってくるものなのだなって感じています。

ドイツもこの数週間は夏の日が続いています。もちろん日本のような温度まではありませんが、毎日が20度以上とドイツでは真夏の温度。雨も最近ご無沙汰で、どうやら農地は水不足問題が出ているとか。朝方は曇りだったここドイツ北西部も今は真っ青な青空に太陽が元気に辺りを照らしています。

そんな先週末はちょっとおでかけ。金曜日から日曜日の2泊3日でハルツ地方へと出かけてきました。

ハルツ地方といえば魔女や悪魔が年に1回集まるブロッケン山があり、詩人のハイネや、文豪ゲーテにも愛された土地。僕たちの住む北ドイツにおいて高い場所でもあるんですよね。だって北ドイツって本当にまっ平らな土地ばかりしかないんです。中学校でオランダは海面下よりも下にある国土が多いって習いませんでした?そのオランダとつながっていることもあって、げんに僕の住んでいる街は海面下以下のところにあります。なので、山登りとなるとちょっとお出かけが必要なんです。

電車を乗り換えて4時間半ほど。そして、そのために起きた時間は朝の4時15分。5時に家を出て5時36分の電車でハルツ地方へ。ハルツでは前日についていたユリ君の両親が絵金迎えに来てくれました。

実は今回の旅、ユリ君の両親からのクリスマスプレゼントだったんです。数週間前に行き先がこのハルツに変更になり、旅の内容もハイキング、カヌー、そしておいしい夕飯。というものになって素敵な時間を過ごしてきました。

お父さんは70代半ば、お母さんは60代前半。だけど、二人とも元気。さすがに日々スポーツをしているだけあってちょっと道草で写真を撮っていようものなら、あっという間にその姿が小さくなるほどのスピード。

この日は18kmの距離を歩きました。穏やかな木漏れ日の中で緑深い森の中を歩く楽しさ。そして幸運にもラズベリーが実る時期だったんだですよね。歩くたびにラズベリーの茂みに小さな実が。特に日が当たったところのものは口の中に入れると角砂糖のように甘い。4人とも歩いては食べ、歩いては食べを繰り返しました。

サマーベリーと呼ばれるものがこれからも続々と実りそうな感じでしたよ。そのほかに食べれたのは山イチゴ。そして実をつけ始めていたのがブルーベリーとブラックベリー。これから一ヶ月もすれば収穫の時期なんではないかな?

ホテルについて夕飯前にユリ君のお姉ちゃんが愛犬とともに参加。5人1匹の週末旅行がこうしてはじまりました。

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