山道を誰にも会わない23kmほどのハイキングを終えた次の日は、この国立公園の最大の魅力の湖群。
クロアチアブログの1で撮った写真は、前日のハイキングの時にたまたま崖の上から撮れた写真なんですよね。
朝起きたら、曇り空で、、、。”雨かな?”って思ったのですが、曇りでなくて深い霧が立ち込めていたんです。この国立公園、クロアチア1の観光名所なので、夏のピークを過ぎいたと言っても人で溢れること間違いなし。朝早く行くべきってアドバイスがネットにあって、二人で朝の8時半過ぎに。
この公園、いろいろなコースがあってどれくらい滞在できるかで決めれるんですよね。1−2時間とか、3時間とか。僕たちはすべてのルートをほぼ徒歩で歩く6時間コースに。
けど、霧の深さがハンパなくてびっくり。先5mぐらいが霧で、湖がほとんど見えない状態。もちろん、湖畔の脇を歩くので透明な水の深さや、その中を泳ぐ魚は見えて綺麗なんですけどね。
”また。誰もいないねー。今日は何人の人に出会うかなー?”って言っていたら5分後に2人。その後また2人。そして次はアジア人の団体観光客と、人がやっと一人通れるような道でもこんなに人が通るなんて、、、。(この道はメインの道じゃないんですよー。)
前日も6時間、この日も6時間の歩きで、僕たちは何をしているの?話しているの?って思うでしょ。だいたいにおいて、話しているか、歌を歌っているか。歌を歌うのはだいたい僕で、ユリアンは今回の旅では前回ロンドンに来た時に見せた、崖の上のポニョの歌、”ポーニョ、ポーニョ、ポニョ、さかなのこー”って所をエンドレスリピートしてました。
霧の中でほとんど何も見えなかったんですが、その中で僕がかなりの写真を撮ったのが水の中に倒れた木々たち。”死んだ木を撮るの好きだねー。”ってユリ君に突っ込まれるほどに。
倒れてもなおそこに存在を示して、少しづつ水に侵食されて消えていくそんな木々に潔さと、穏やかな時間の流れを感じれて好きなんですよね。
有名な滝の周りもあまり霧は晴れず、、、。だけど、それよりも人間の多さにうんざり感があって、さっさと歩いていく僕たち。人が多いと、ゆっくりと話したり、景色を楽しんだりできないでしょ。それが、ダメなんですよね。自分のペースで物事を進めたい僕のような性格は、人混みは苦手なんです。わがままでしょ。どうやら、ユリ君も僕のようなタイプなので助かってはいます。
霧の中でもやっぱり美しい色の水。これは素敵ですねー。時に人に会ったり、合わなかったりの6時間コース。このコース、時に短いの、中ぐらいのコースと合流する時に人の量が触れるのですが、その他のところは比較的にすいています。
けど、歩きながら思ったのが”滝や湖があまりはっきりと見えにけど、濃い霧でよかったなー。”って内心思ったのも事実。実はこのコース結構な急斜面のところに作られているところが多くて、そこに柵があるわけでもなし。足ものも平というよりは石でゴツゴツ。滑ったら20m下まで転げおちる感じ。だけど霧のおかげで、高所恐怖症の僕の恐怖心が少し緩和されたんですよね。
深い霧のせいで全く歩けないほどの観光客もいなかったので、青空のバックグラウンドに美しい滝の景色は撮れなかったけど、霧の中のプリトヴィツェも味わい深いものでした。