不透明な未来、イギリス

イギリスがEUを離れると国民投票で決まったのが6月の終わり。それからポンドの価値は下がり、経済不安がイギリス国内だけでなく世界中に広がっている、そんなご時世。

EUを離脱する事は僕としては本望ではないんだけれど、決まった事をぶつぶつと言っても仕方ないので、決めたのならその中でのベストな国としてのあり方を模索すべきだと思うんですけれど、これがね、、、。イギリス大問題なんです。

というのもEU離脱派のリーダー的存在であったのが前ロンドン市長で時期の首相の座を目指していたのではと言われるボリスジョンソン。そしてちょっと人種差別的で右翼的なイギリス独立党(UKIP)の党首であるナイジェルファーラージ。ファーラージなんてこのイギリス独立党を自ら旗揚げして過去20年間に渡ってEU離脱を推進していた人物。

かなりの熱を帯びてEU離脱が今後のイギリスを良くする!と言っていたのに、、、、。

まずはボリスジョンソンが自分が所属する保守党の党首選に出ない事を発表。そして、ファーラージは党首である役職を辞任。理由がヤバくて、”今は自分の生活を取り戻したい。”との理由。(いやいや、あなた、イギリスがこの状態の時に、しかも自分が離脱を率いて来たのに、ここになって自分の生活って、、、。)

この離脱リーダー2人がいなくなって、一体誰がこの国を引っ張っていくんだ?そんな雰囲気が国中に流れている感じがします。ボリスにしてもファーラージにしても本当はEUの独立をそこまで推してはいなかったのかもしれませんね。国民投票になれば、多分EUに残る事になるだろう。だけど労働者階級の不満も多いのも確か。それならば離脱派にまわって国民総選挙で僅差で負けて、政府に対抗するヒーロ的な存在でいる事が出来るだろう。そんな風に思ったのかもしれません。

ところがふたを開けて見るとまさかの離脱派の勝利。

では、ここで慌てふためいたんでそうね。”あれ、勝っちゃった。どうしよう。離脱と言ってもね、、、。”みたいな。じゃ、党首になる事を辞めよう。

あくまでもこれは僕の空想なんですけど、どうしてもそんな思いになってしまいそうなこの騒動。

彼らのリーダーシップで離脱に投票した人達の熱もかなりの冷め気味で、、、、。

そんな今を必死に救おうとしているのが保守党の党首選に立候補している女性2人、テリーザ メイとアンドレア レッドサム。メイは表沙汰にはあまり言ってはいなかったけどEU残留派。レッドサムは離脱派。レッドサムにおいては当初は党首選の最終には残らないだろうと思われていた候補なのに急浮上。

これでマーガレットサッチャー以来の女性の総理大臣がイギリスに誕生する予定です。

何かと不透明なイギリスの未来にジャンヌダルクの様に皆を率いてくれるのでしょうか?

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