朝起きるとあいにくの曇り空。ただ気温は身震いをするほどはなくて、風もこの数日にくらべると穏やかなもの。ユリ君を6時半に送り出して、日記を書いたり、ストレッチ運動をして準備完了。今日は曇り空の下を走ることにしました。
晴れの朝日を浴びながらも気持ちがいいのですが、曇りの日は気温が一定なのでたくさんの汗をかかないところはいいですよね。しかも穏やかな風が吹くだけなので走りやすさもあります。今日もウォーキングステッキをもってよく会うおばちゃんに挨拶をして追い抜きました。このおばちゃん、"モイーーーン’って伸ばすの挨拶なので覚えているんです。今日はモイーーンではなくモゲーーーンでした。この時間はあと、犬の散歩をしている人が圧倒的に多いですね。海辺の近くは早起きした観光客の人。ただその数は早朝なので多くなくて走るのに支障はないのですが。
曇りの日のいいところは堤防の上を走っているとき。僕の住むドイツ北西部の地形はどこまでも平。本当にはるか向こうまで見えるんですよね。あまりにも平らで、ここあたりは海よりも標高が低いんです。なので高潮などで海の水が流れ込まないためにこの緑の堤防が作られているわけなんですね。高さも結構あって、かなりの見晴らしのよさ。そこを1kmぐらい走るのですが。曇りの日はそこからの景色がドラマチック。ここは曇りでも海の上には太陽が出ていたり、反対の陸地のほうに青空が見えたり。阿蘇の山の中で育った僕にとってはこの見渡せる景色って新鮮なんですよね。まるで物語が始まりそうな天気。
今日もちゃんと10km走って、その後シャワーを。汗で体から塩分が抜け出てるのがわかるほどに口の周りが塩味。
そして冷蔵庫で冷やしていたアンズをパクリ。
アンズって食べたことありますか?僕はね実はヨーロッパにくるまでジャムでしか食べたことはなくて。6月から7月が旬のアンズ。ドイツのスーパーで最近よく見かけるので買ってみたのですが、本当においしい。甘みと少しの酸っぱさの素敵なコンビネーション。
しかもね、この色。本当にいろいろな色がまじりあって綺麗なんですよね。濃いオレンジ、黄色、白みを帯びた黄色、そしてその間の暖色が混ざり合って芸術作品。そして肌触り。これが、少しだけエロイ。産毛が生えているんですよね、桃みたいに。けど桃の産毛って刺さりません?痛い!みたいな感覚が丸かじりするとありますよね?それがアンズにはなくて、まるで人の肌を触っているような柔らかさでついつい撫でてしまう。。。病みつきになる肌触りなんですよね。
皆さんはどうですか?果物を普段から食べますか?僕は子供のころから3食のうち1度は果物が出ていたので、よく買うんですよね。特にドイツに来てからは果物の摂取量が多くなりました。今はアンズのほかにオレンジ、リンゴ、そして平らにつぶしたような形の桃が果物籠に。
旬が終わる前にもっと食べなきゃな。