言語の落とし穴

言語を習っていると落とし穴っていうのがあるように思うんですよね。ふと気が付くとその穴に落ちいて、なんとなく絶望感を感じてしまうそんな穴。これはどうなんだろう、特にその国の言葉を勉強している国で生活していると陥りやすい落とし穴なんですよね。

僕も昨日その穴に落ちてしまったようで。けど、落ちいてはまってからじゃないとその状況がわからないという癖の悪さもあるんですよね。

ラッキーなことに僕は英語を勉強している中でアメリカでもイギリスでもよく落ち込んでいたので、その這い上がり方も最近は早くなってきたように思います。

その穴がどんなものかというと、”勉強しているのにぜんぜんその学習が役立っていない。”って思いこんでしまって、気分が落ち込んでしまうという穴。もしかしたら、”そんなことある!!”って同意している人もいるかもしれませんね。

僕もドイツ語の学校に通い始めてもうすぐで2ケ月。毎日学校に行って、宿題をして、ユリ君ともドイツ語を交えて会話をする機会も増えてきて、なんとなく最近自信を持ってきたところ。そこで突然に落ちちゃったんです。”あれ。わかっていたような気になったけど、何も進歩がないな。”って。ユリ君がお店の人と話すことも何が起きているかわからないし、ネットの接続に来た人の会話を何回も繰り返し聞かないとわからなかったし、、、。一体に何勉強してるんだろう、、、、。ってね。

この穴の悪いところは、そんな自分を責めてしまうところ。”勉強をしたんなら、忘れないようにちゃんと覚えておかなきゃ!!”とか、”この単語の意味はもう3回も辞書で確認してるじゃん。”とか、”同じような質問をどうしてもっとスムーズに答えられないんだろう?”っていう自己否定ばかりの言葉を脳内に充満させちゃうんですよね。

それで何となく憂鬱になってた昨日の僕。

けど、本当は責めちゃいけないんですよね。褒めてあげなくちゃ。特に僕は褒められて自分は伸びると思っているタイプなんだから、そんな自分をけなしても逆効果。

そこで、何を誉めたらいいか考えてみました。

ドイツ語の学校に行って毎日勉強をしているといっても、まだ2ケ月にも経ってないのに、スムーズに言葉が出てくるわけも、聞き取れるわけもないじゃん。2ケ月前はドイツ語で手紙を書くこともできなかったけど、今は何となくそれなりのものをかけるようになってきてるし、単語力も確実に増えてる。30代で新たな言葉を習っている割にはすんなりと素直に言葉を理解してる。それはすごいこと。

そう思うとちょっと楽に。そうだよね、柔軟性のある子供たちだって何年もかけて言葉を学んでいくのに、この数か月一生懸命に勉強をしたからって一気に上達するってものでもないしね。

人と比べてもしょうがないし、もっといろいろな人と色々なことを話したいし、伝えたい、それなのに言葉がすらすらと出てこなくてもどかしい。そんな思いがどうやら僕をこの穴に陥れてしまったもようです。

今まで通りに言葉でカバーできないところはジェスチャーや表情で何とか伝えていればいいんだよな。言葉がすべてじゃないよね。

そう思うと穴の中から這い上がれました。

言語習得の穴に陥ってしまったという人は、まずは自分がどれだけ頑張ったか、どれだけスタート地点から成長したかを誉めてあげて、あとは、言葉だけが思いを伝える道具だけではないと考えると楽になれますよ。

さて、今からドイツ語の宿題に取り掛かります。

家具を変身させてみた

ドイツは月曜日は祝日で3連休でした。5月は祝日が多くて3日もあるんですが、この次の祝日は10月までとかなり移管があるドイツです。その点、日本は祝日が多いですよね。6月を除いた毎月祝日があるというのは世界でも珍しいのではないかな?

3日とも家にいて掃除をしたり、まだ引っ越しの片づけが終わっていないところだったりを整理して過ごした感じです。ようやく家らしくなってきました。今回のところはリビングダイニングが結構広いので前の家からの家具だけでは家具が足りない感じで、ユリ君は今週末にテレビ台などの家具を注文してました。そうそう、ダイニングテーブルも買ったんですよね。かなり大きなテーブルなんです。幅1m、長さ2m。そして椅子ではなくてベンチを2つ。テーブルトップとベンチの座るところはダークウッドで足は黒のスティール。食卓というよりも作業台という感じが近いかもしれませんね。おしゃれなオフィスのカンティーンのイメージをしてもらうといいかな。ここでご飯を食べる足り、本を読んだり、宿題をしたりしています。

あと前と違うのは、僕の専用の書き物机が増えたところかな。今まではユリ君の大きなパソコン机の一角を借りていたのですが、前回のアパートでは地下の倉庫に眠っていた机を組み立てて今は僕の書き物机として使っています。自分のスペースがあるというのは嬉しいものですよね。

ただ、前のアパートでは何となく雰囲気に合っていたのに新しいところだとちょっと違うかな?って思う家具ってあったりしませんか?今回もそんなことがあって。それがユリ君が持っていた2mくらいある本棚。これが2つ。けど、僕は本をたくさん所有しているし、ユリ君もファイル類がたくさんある。新しいこの買ってもいいけれどお金もかかるし、捨てるにはもったいないですもんね。

そこでネットを調べていい方法を見つけたんです。古い家具を新しくする方法。壁紙を貼るという方法なんですね。そしてそこまで難しくなくできましたよ。

まずは好きな壁紙を買うことから。僕は枠組みと棚の部分はペッパーミントの薄い色合いの木目調にして、壁面はちょっとミステリアスは霧のかかった森の柄にしました。糊を作ってこれを貼りたい家具の面に塗ります。

 

そしてあらかじめ少しだけ大きめに切った壁紙を貼りつけて余った部分はカッターで切り取ります。

僕は仕上げにニスを塗って乾かして作り上げました。出来上がりはこんな感じ。

本当は壁面の柄を合わせたかったのですが、あまり壁紙の長さに余裕がなくて足りなくなってしまう恐れがあったのでずれてしまっているのが残念なんですが、全く新しい見栄えで気に入っています。

もし家具を変えたいけど、お金がないとか、もったいないと思うのだったかこの方法、おすすめです。

新しい問題

土曜日の午後を迎えているドイツ北西部。イギリスは今日はロイヤルウェディングだったので盛り上がっていたのでしょうが、ドイツの片田舎はそのな盛り上がりもなく、静かな午後をです。ユリ君が作りグーラッシュの匂いがしてきて、あともう少ししたら夕飯になるのか?

ユリ君が1週間のトレーニングから帰ってきて、僕の食生活もまた普段通りに戻っきました。なんだろう、作る相手がいないとこんなにも食をないがしろにしてしまうんだなって思ったらちょっと恐怖感。そうんですよね。ユリ君がいない間の僕の食生活は冷蔵庫のあまりものを本当に適当に食べていたという表現がぴったりだったかと。シリアルだけとか、果物とか、チーズのスライスをトーストに乗せただけのもや、日本の友達がお土産で持ってきてくれた煎餅だとか。ユリ君とのいつも副菜にサラダの生活パターンは消えていましたね。反省。

食事だけでなくて、掃除も行き届いてないし、睡眠時間も遅くなるし、これまた反省。あと、ベッドが大きいのも寂しいし、そんなときに頭の中には怖い話とかを思い出しちゃって眠りにつけないという、まるで5歳児のような僕でした。

さて、学校のことを今日は。

前に自分がゲイであることをどこまでいうべきかなっていうブログを書いたのですが、今回新たな問題が。問題というわけではないんですが、微妙な立ち位置が難しいっていうお話。

前にも書いた通り、僕のドイツ語クラスは15-20人ほどのクラスメイトがいて80%がシリアからで、アラビア語圏の入れると90%。シリアの人たちがここで勉強をしているのは、祖国が戦争状態で住めないから、難民として来たわけです。そしてイランや北アフリカの子たちも自国の政府の状態が危ないからと逃れて来ているわけなんですね。中には家族全員出来た人もいるし、両親や兄弟はシリアにいるとか、妻子供と離れている人もいるわけなんですね。僕を除く人たちはドイツに2年以上いて、その間に国に帰れることもなく滞在をしているんですね。

そしてドイツ語の勉強でよく、2人組であるトピックについて話なさいというものがあるのです。大体は隣にいるカザキスタンの女性か、左隣の22歳のモハメッド君と話すことが多いのすが、先生が定期的に2つ対のカードを配って同じ柄の人とペアになって話すというのをするんです。この前もこのやり方で、シリアの人と一緒だったんですよね。

その時の話す内容が、”どうしてドイツに来たのか。その後どうしたいのか。”

これがね、難しい問題なんです。多分、たくさんのクラスメートが思ってはいるんですよね、先進国の日本から戦争があるわけでもないのに、経済が破綻しているわけでもないのにドイツにきてドイツ語を勉強しているんだと?

ちなみに僕のパートナーになった人は奥さんと子供がシリアにいて、もし明日にでもシリアが平和になったらすぐ帰る。という思いがあると伝えてくれました。

そしてクラス中で一緒に話をするときに、ほとんどの”なぜここに?”っていうのが戦争や政治だったりするんです。”ね、そうだよね。みんな大変だよね。”と思いながら聞いていたのです。そして先生が、”ほかには?”って言われて僕は別に手を挙げる気もなかったのですが真反対側にいた時にしゃべるクラスメートが、”Tak?”って大声でいうものだから、、、、。答えなきゃいけない状態に、、、、。

”僕は日本からきて、日本って素敵な国なんだよね。だけど、ちょっと飽きちゃって。もっと新しい文化や、言葉を学びたいと思ったんだよね。”というのが僕のたどたどしいドイツ語でやっと言えたこと、、、。何となくみんなの目が点、、、、、。

それを先生がいい具合にフォローしてくれたので助かりました。実は先生、ロシア出身で先生も自分の国を出てヨーロッパのほかの国々を見てみたいから今ドイツにいるという話をしてくれました。本当にありがたい。

ね。このようなトピックもまた少し難しいんですよね。何となく気を使いすぎている自分に気が付いたりします。

無駄だと思える時間が実は、、、

日本は夏日のようですね。僕の街は最高気温が10度で、風が強くて肌寒い1日に。なので、暖かなジャケットを着て登校しました。本当に秋のような気配で、”ここは季節が真逆の南半球ではないのかな?”って思うほど。

今日も朝の5時半に起床。ユリ君は出張中なので1人での朝ごはん。ただ、この季節は日の出の時間も早いので朝の5時半でも外は明るいのは助かります。6時15分に駅に向けて歩き始めるのですが、ここ最近よく見る猫がいるんですよね。

黒猫で、だけど後ろの2本脚だけ靴下をはいたように白色の猫。道端にいてその横を通り過ぎようとしたら寄ってきたので、ちょっと撫でてまた駅へと向かう足取りを早めてすすんだ数日前がその猫との最初の出会い。そして昨日もその猫を発見。早朝の住宅街に道は車もいないので僕はその真ん中を歩いているのですが、遥か30m先にその猫が左から右に道を渡っているのが見えたんですよね。”今日はちょっとすれ違いだな。”って思ってみてたら、道の真ん中でその歩みを止めて僕のほうを見る猫。

するとそのまま、道路の真ん中に座り込んでしまいました。

僕と猫の距離は僕が歩みを進めるたびに縮まっていきます。そう、この猫は僕が車でずっと道に真ん中で待ってくれていたんですね。それで道の真ん中というのも何なので左側に僕がよけるとちゃんと歩道のところについてきて撫でられにくるんです。かわいらしいなと思い少しだけ一緒に遊ぶことに。ただその後に電動自転車が来て、すぐに逃げて行ってしまいましたが、、、。早朝はいろいろなことがあって通学が楽しいものです。車が少ないので空気もおいしいし、この時間に起きて外で出会う人って犬の散歩だったり、庭仕事をしたりする人たちでゆっくりと余裕をもって動いている感じ。呼吸を深くしているような人たちが見れることも何となく幸せにしてくれるように思います。

新しい街に引っ越してから”余分な時間”っというのが増えたんですよね。

これは電車通学というのが大きな理由なんですが。僕の田舎町の鉄道は1時間に1本しか走っていないんですよね。ということは何かの拍子に乗り遅れると1時間待ち。この前は授業が終わって駅に着くと僕の乗るはずの電車がキャンセルに。何もすることがないのでフォームのベンチで宿題をして過ごしました。けどね、その日は20度ぐらいあって太陽も眩しくて、”これも日光浴だな。”っておもったら待つのも悪くないかなって。

余分な時間はまず、学校につくときにはじまるんですよね。僕の電車は7時15分に着くので授業の始業時間まで45分持て余すんです。学校の建物は開いているけど、教室は施錠しているから8時10分前位しか入れない。さてどうしようと考えて校内を探検することにしたんです。すると見つけてしまったんです。秘密の隠れ場所。僕の学校は結構大きな建物で6階建て。階段も左右と中央に3か所あり。中央階段がメインで左右の階段はどちらかというと非常階段という感じでしょうか、ただ幅はかなり広め。そのひとつを登りきるとなぜかものすごく小さい空間があるんです。登りって見えるのは床から天井までの一面の窓ガラスに広がる街の景色、そしてその間には机が1つと椅子が4つ。窓は東側に位置しているのでその時間には太陽がさんさんと降り注いでくるんですよね。誰も来ないようで、いつも僕はそこで朝の30分朝日を浴びてその日の予習をして授業に向かうんです。これがね、なんとなく楽しいんですよね。自分だけの秘密基地みたいで。

帰りの電車をホームで待つのは20分ほど。この季節は太陽が出ていることも多いし、風がそよぐのも気持ちがいいのでベンチに座って宿題をする時間に。そして電車に乗り込むのですが、ここを走っている電車はほとんど2階建て。いつもの視線より少し高いところから景色を見れるというのは楽しいですよね。しかもドイツ北西部はどこまでもひたすらにまっ平。真平の緑のじゅうたんが広がっている感じ。その中に馬や牛が草を食んでいたり、野ウサギが駆けていたりと面白い光景が見れます。いつも通っていると色々な発見もあるんですよ。たとえばね、朝の牛は駆け回るくらいに元気がいいけど昼過ぎには寝ているか立ち止まっているほうが圧倒的に多いとかね。あとは庭と家の観察。”あの家は素敵なのに、庭の管理がよくないな。僕だったら、あそこに木を植えて、ここには野菜の畑を小さく作って、その周りに花を植えるなとか。”1人での空想時間。

また家からの徒歩ではほかの家を観察したり、庭の木や花の成長具合を観察したり。”あー。この花は咲いてるときは綺麗だけど、枯れる時が悲しいな。”とか、”自分の庭に植えるならこの木かな。”とか。あとはどの家に住みたいかをいろいろな角度で考えて甲乙をつけてます。すると25分の徒歩が苦痛じゃないんですよね。

ロンドンの生活ではそんな穏やかな時間を持ってなかったなって今になって思います。地点Aから地点Bまで一心不乱に早足で進んでその道程を十分に楽しんでいなかったなって。

一見無駄と思える待ち時間とか、移動時間にこそ目を凝らすと意外な発見や面白いことが隠れていたりするので是非、探してみてくださいね。

 

ちゃんと生活してます

皆さんご無沙汰ですいません。この1ヶ月なにをしてたの?って思われそうですが、、、。ちゃんと生きて、一生懸命に生活していましたよ。

最後のブログのエントリーが確か引っ越し前で、少し腰が痛いけど引っ越し前に治さなきゃって言うような内容だったのではと思うんですが、、、。あの後まさかの苦難が。そう、腰痛が悪化したんです。あの日の次の日までは回復して、”引っ越しはどうにかなりそうだな。”って思っていたのが週末に急に痛くなって、、、。

それでも学校に入ってました。腰痛って痛いけれど病気というわけではないし、どうせ家にいても何もできないじゃないでしょ。それなら歩いて学校に行こうと思って、本当に80歳のおじいさんのように腰が45度曲がった状態で歩いて通ってました。いつもなら10分かからない道のりを初日は25分かかってよちよち歩きで行きましたよ。歩くのが遅くなると意外といろいろなことに気が付けるのは発見でしたが、そのことはまた後程。

結局、引っ越しの日もそこまで回復できていない状態だったのでユリ君が一人で引っ越しをしたという感じです。邪魔者の僕は学校へと行かされ、ユリ君はその日借りてきた大きなバンを運転して古い家から荷物を積んで、運転して新しい家に降ろすというこの作業を一人でしたというね。本当に申し訳ない。午後からはユリ君の友達が応援に駆けつけてくれたので、洗濯機、冷蔵庫などの一人では運べないものの運搬を手伝ってくれました。それがちょうど一ヶ月前かな。

それからはネットの環境が整うのをまったり、僕の友達が日本から遊びに来たり、ユリ君の両親が3泊4日で遊びに来たりで、やっと今、落ち着いてブログを書ける状態になりました。大変お待たせしました。

新しい家はいいですよ。今度の町は人口が25000人ほどなので、なんとなく時間もゆっくりと流れている感じです。北海も近くて歩けば35分くらいで海岸に。町は海面よりも低いので海岸沿いには芝生を敷き詰めた堤防がずっと続いていて綺麗な眺めです。

この海辺の町、結構温度が低いんですよね。ユリ君曰く、夏は気温が上がりにくくて冬はそこまで寒くならないということなのですが。たとえば今日、ユリ君はトレーニングのためここから3時間ほどの離れたハンブルクにいるのですが気温が26度なのだとか。僕の町はそのとき13度という半分の気温、、、。普通に寒いです。今週は気温がもっと下がるようで最高でも9度、、、。

ドイツ語コースも早いもので1ヶ月とちょっと、毎日スポンジのようにドイツ語を吸収しています。毎日、宿題と予習をしてるんです。だってね、あまりにもわからない単語が多すぎるのでそこを調べて授業に臨まないと自分が慌ててしまうので。周りの子たちが結構喋れるのでそれも刺激にあっています。隣のいつも左隣に座るシリア人の22歳の子がよく話しかけてくれるんですよね。あと、カザフスタンの女性が右にいて、この人とも良く喋ってます。たどたどしい僕のドイツ語をちゃんと聞いてくれる優しい2人です。

そう。気が付いた人もいるかもしれませんが、引っ越しをしたけれど前の町の学校に通っているんですよね。新しい町にも同じ学校があるのですが僕のコースが始まるのが夏だったのでそのまま昔の町の学校に残ることに。

前の時は学校まで徒歩7分だったのですが、、、。徒歩でも、自転車でも無理な距離。なので今は電車通学です。ドイツ語クラスの始まりが朝の8時という早めの時間なので、今までの6時15分の起床では間に合わなくて、今は朝の5時半起床です。特に今はユリ君がいないので朝は25分徒歩で駅まで歩いて、そこから電車で20分。学校につくのが7時半なのでそれまでは僕の秘密の勉強部屋で勉強してクラスに行っています。そして帰りは午後1時半。今は生活のほとんどがドイツ語コースに費やされている感じです。

それでも僕は元気にやっています。そしてブログもまたこのように書けるような環境にやっとなりました。これからもまたよろしくお願いします。

ベルリン旅行は快晴なり

クラスの途中で腰が痛いなって気が付いて、家に帰った今も痛んでどうしたものかなって、、、。実は来週の水曜日が引っ越しの日なんですよね。水曜日は本格的な引っ越しで日曜日には軽く物を運び入れるのでそれまでには腰が治ってもらわないと困るなって。特に体を動かしたり、無理したわけではないのに何故かな?寝相が悪すぎたのかな?何が原因であれ、痛いものは変わらないので腰のストレッチなどをして労わろうと思います。

さて今日のクラス。今しているところはぐういぇんにも引っ越しがトピックなんですよね。それで一枚に部屋の写真があって、”この部屋好きですか?嫌いですか?その理由は?”と言うものがあってクラスメートとペアを組んで話し合うんですけど、僕のシリア人のパートナー、”この部屋は明るくていいけれど、絨毯がないのはダメだよね。”って発言が出て、おーーー!!っておもちゃいました。やっぱりアラビア語圏では絨毯は大事なんだなって。その後、クラスで話し合うときも絨毯が必要不可欠なんだなって思えるような例文が多かったです。ペルシャ絨毯の生まれたアラビア圏ならではの生活習慣ですよね。

さて、話をベルリンの旅に戻します。

ホテルにチェックインをして、そこからベルリン市内の西へと移動。そこにあるのは、、、、、。

動物園。これ、ユリ君のチョイスで前にも来たことあるらしいのですがまた行きたいらしくて。僕の中に動物園という選択はないので最初はびっくりしたけれど、僕だけのやりたいことを押し付けるのもいけないので、承諾して動物園に。

この日は曇りか雨の予報だったのですが、予想を覆すほどの晴天に。この日は祝日なのでお店はお休み。なので昼ごはん後の動物園には長い列が。僕は並ぶ著いう事は基本的には嫌いなのですが、太陽の光も温かだしほかにすることもないから待つのもいいかなって。そしたら意外と早く列は動きました。そして動物園の建物がお洒落。アラビア式の建物とか、テーマが分かれているようです。本当に広くて結局、閉演時間までいました。

この太陽の光の下でみんな動物たちも日向ぼっこ。

可愛いよね。この動物園には色々なサルがたくさん飼われていて、山があったり、登り坊やロープがつるされていたりで、その中を自由自在に動く猿の姿がかわいいらしくてかなりの時間のこの猿コーナーにいました。

そしてその途中にビックリすることが。このお猿さんコーナーにいた時にユリ君の後ろをついてくる女性が。???って思ってよく見ると、ユリ君のお姉ちゃんが!!このお姉ちゃんはデンマーク住んでいるのでまさかベルリンで会うなんて思ってもいなくて。お姉ちゃんの家族もこのイースターホリデーを使ってベルリンに遊びに来ていたんだそう。この大きな都市で、全く同じ所に同じ時間にいるなんて、、、、。さすが家族。

ユリ君のお気に入りはカワウソ。ピクサーのファインディング・ドリーでラッコが出てくるでしょ?あれがユリ君に似ているねって僕が言って以来、どうやらカワウソがお気に入りの様。そうそう、カワウソもラッコも英語ではOtterなんですよね。

最初はお昼寝していたのかからっぽで、誰も見ている人がいなかったのです。ところが、ユリ君という仲間が来たためか突然に僕たちの目の前に穴から出てきてくれたんです。独特の鳴き声がかわいい。しかもユリ君に似てる。

僕は世界の鳥を集めた館が好きだったかな。そうそう、パンダもいましたよ。

その後は水族館も。けど水族館は爬虫類館もつながっているので、僕は水族館だけ。ユリ君だけの爬虫類館を楽しんでもらいました。僕は蛇がどうしてもダメなんですよね。水族館には何も期待していなかったのですが、クラゲはきれいだなって見入っちゃいました。

恋するベルリン

春ですね。だけど、日本ではもう春真っ盛り、、、というよりも桜も散って春の感じがないのかな、、、。 だけど、ドイツはまさに今が春の始まりで、天気は晴れているし気温も最高気温が18-19度と何とも穏やかな日々。春に踊りだしたくなるのもヨーロッパに住むと何となく頷けます。僕はまだ冬の布団で寝ているのですがユリ君は暑いからと言って早々の夏の布団に。さすが体温高い人間は違いますね。

今日も最近は日常のスケジュールに組み込まれたドイツ語教室に行ってきました。毎日、何らかのアラビア語圏の文化や習慣を学んでいます。授業の内容も良くて、学校が帰ってきて出された宿題をして、明日の予習をすると言うのが大体の流れに。初めてまだ1週間ほどですが、かなりのボキャブラリーを学びました。後は、ドイツ語の言い回しとか、考え方なども入ってくるのでそこは本当に興味深い。

さて、今日はドイツ語教室の話はいったん置いといて、イースターの休みに行ったベルリンの話に。

実はベルリンに行ったのはこれが2回目。1度目はイギリスに住んでいた時に日帰りでミニと友達で出かけたんですね。けれども何といっても日帰り旅行。しかも季節は極寒の1月。寒かったー。観光バスのおじさんがいい人で、”学生料金で乗せてあげるよ。”と乗せてもらって市内を見て終わっただけだったんです。

ただ今回は3泊4日という長いもの。その旅行の事実はそんなにも楽しみにしていなかったと言うと言葉に語弊がありますが、すっかり忘れていたんですね。ただ、ある時に家具のショールームがベルリンにあると言う事に気が付いて、今度の引っ越しの際に必要になる家具の下見ができるではないか!!との単純な理由で火が付きました。それから家具や蚤の市、行きたいところをネットで調べて自分なりのベルリン旅行を計画。ユリ君にもその流れを伝えました。

僕は性格上何かでスイッチが入ると、一気に加速度が増すんですよね。ただっ怖いのが、興味を失うと瞬く間に飽きてしまうと言う恐ろしい双子座気質。今でも思い出すのが携帯のゲームでかなり熱中してやっていたパズルゲームがあってそれこそ時間が経つのも忘れて遊んでいるのがあったんです。それでユリ君がロンドンに遊びに来た時にも遊んでいて、”ゲームしすぎじゃない。”ってことを言われて、確かに中毒性があるのでやめたがいいなって思ってゲーム自体を携帯から消去したんですね。それ以来一切そのゲームをやりたいとも思わないし、どんなゲームだったかも思い出せないという事が。あんなに好きだったのに、あそこまでスパッと切り捨てた自分にビックリしました。

今回の旅のテーマは1920年代から第2次世界大戦前までに美しい文化都市であったベルリンを訪ねるというものに。

このようなテーマが一応あるんですが、特にそれに所を訪ねるというものではなくて、その雰囲気や名残をこのベルリンという都市から感じ取ろうという意味です。なので、そんなにも期待しないでくださいね。

僕たちの住んでいる街からベルリンまでは電車を1回乗り換えて、片道5時間。片田舎に住み始めてから5時間ぐらいの電車の旅は長くなったと思わなくなったことは有難い。ロンドンに住んでいた時にこれを聞いていれば、”どんな長旅なんだ!!”って驚いていたのは間違いありません。しかも朝6時過ぎの電車とあって起床は5時。みんながまだ眠りにつく中を移動しました。

午前11時過ぎにベルリン中央駅に到着。物凄く近代的な建物で、真ん中が吹き抜けのような構造で僕たちの乗ってきた長距離列車は地上階、そしてその上をローカル電車が走っていて、何となく映画のセットのような雰囲気。

荷物が多いのでホテルで預かってもらおうと向かいます。ホテルに着いたのが正午前。チェックインはいつできますか?と聞くと、今でも大丈夫ですよ、という予想外の返答が。鍵を渡されて部屋に入ると、、、。

底には完璧すぎる空間が。この写真からその素晴らしさが伝わるといいのですが、、、。シンプルな家具だけど、そのデザインや飾りつけの仕方が半端なくお洒落。一足踏み入れて、”ユリ君、さすがにホテル選び上手いよね。”と伝えました。これ本当にユリ君はホテル探しが上手なんですよね。話で聞いていたのは、”ある所を予約したけれど、もっと安いところが見つかったから変更したよ。”みたいなじょうほうしかなかったんです。なので、狭くて簡素な感じのホテルなんだろうなって思っていたのが、まさかこんなにも素敵な所とは。本当に、”このホテルで4日間過ごしてもいいかも。”と思ったほど。

荷物をおろして、ある所へと向かいました。さて、どこに向かったのでしょうか?前のブログでも少し書いたのですが、そうあの場所です。

 

 

文化の違いって面白い

週末、ドイツは真夏のような暑さでした。と言っても日本の温かな春の気温でしかないんですが、20度を超えました。夏時間を採用しいているという事と、あとは緯度が高いのも関係するのか1日の最高気温が大体午後3、4時なんですよね。なので日本とちょっと違った感覚が面白いです。

土曜日には買い物にユリ君と出かけたのですが、いつもの道ではなくて違う道を歩くユリ君。”ちょっと寄り道。”とたどり着いたのはアイスクリーム屋さん。バニラとヘーゼルナッツのアイスを1スクープずつ。Takもどう?って言われたのですが、気温18度で風がかなり強くて正直いってアイスを食べるには寒すぎるので断りました。たまに見せるユリ君の子供らしさがかわいいなって思います。

けどね、周りを見てみると本当に沢山の人がアイスクリームを食べていたんです。子供はもちろん、大人も沢山。ユリ君曰く、”今日こそがアイスクリームにふさわしい日。”なんだとか。僕はもう少し熱くならないとアイスクリームはいらないかな。

週が明けて、学校の日々が始まりました。

僕のドイツ語の教室って普通の学校とはちょっと違うんですよね。僕はアメリカにいる時に語学学校に行って英語を習っていました。大学の付属の学校で授業料を払って、英語を学びたいから学校に通う。そして、周りにいるクラスメートも同じような理由。アメリカの西海岸だったので、アジアン人の比率が多かったですね、日本人、台湾人、韓国人、東南アジアが数名、ヨーロッパ地域が数名、アラブ圏が数名だったかな。

今回のドイツ語学校は、国が面倒を見ているんですよね。ドイツ語を学ぶことはもちろん、授業を通してドイツに生きていくにはどうしたらよいのか、という事をも学びます。主に生徒は移民の人で、ここでドイツの生活習慣や言葉を学んでドイツという国の社会の一員になれるように勉強をしましょうと言う感じでしょうか。

僕のブログを読んでくれている人はご存知の様に、僕のクラスの90%はアラビア語圏の人々なんですね。ここがちょっと難しいところ、日本語=日本人となりますがアラビア語=1つの国とはならないところ。なので、どこの国から来てるのかがはっきりとわからなかったんです。わかるのはブラジル人のおじちゃんと、ロシア人のおばちゃん、そして僕。

そんな今日、自分の国での礼儀作法というものがあって、例えば家で靴を脱ぐ必要性があるか、出された食べ物はすべて食べるのがいい事か、少し残すほうがいいのかとか、パーティーの時間を言われたら時間通りに行けばいいのか、それとも遅れたがいいのかなど。国によって違うんですよね、面白い事に。

そこで先生が、”シリア以外の人は手をあげて”と言われてわかったのがほどんとの人がシリアからだという事。今までわかっていた人以外ではあと数人が北アフリカからの移民だと言う事がわかりました。

そのなかでカルチャーショックだったのが、妻の数。

もちろんイスラム圏では重婚が許されているとは知ってはいましたが、実際に目にすると驚きが。そもそも始まりは、”義理のお母さん”と言う単語があって、ある一人の生徒が義理のお母さんが数にいるときは名前は変わるのかと質問した時。もちろん、同じですよと答える先生。ただ、これはドイツの生活を教えるクラスでもあるので、ただし、ドイツでは重婚は出来ないので義理のお母さんは1人しかいません。”と言いう事も忘れずに教えてくれます。

それで思ったのが前に結婚の話をした時の事。”結婚したことありますか?”と言うものに、ミニの事があったので”はい。だけど今はありません。”と答えたときに、”あー。このドイツの国ではないんだね。”ってな意味で取られていたんですアラブ圏の人たちに。不思議な納得だなって思っていたのですが、今日の義理の両親の話で先生が、”皆さんは義理の両親がいますか?”と言う問いに、”みんないるにきまってるでしょ。”みたいな返事が返ってきたのでアラブ圏は婚約するのがかなり早いのかと、、、。ここは定かではないのですが。

このクラスで、本当に色々な事を学べていつもびっくりしています。明日はいったい何を学べるのかな。

さて、出された宿題に取りかかろっと。

サヨナラの季節だけど

外気温7度。だけどね、ドイツは今、春で一色なんです。気温だけでは信じてもらえないだろうけど。太陽が明るいし、風は穏やかだし、午後4時には気温は12度まで上がるという、もう少し上がれば初夏の気温と言ってもいいくらい。もちろん、あくまでドイツ基準ですが。だって、日本はもう昼間は20度とかまで上がるんですよね。ドイツやイギリスは20度超えると、夏という意識になるので、この感覚のギャップが面白いなって。ただブログの友達が北海道に行っていて、そこには3度ぐらいだったので北海道と見た感じなのかも、ヨーロッパの春は。行ったことないのに急に北海道に親近感。

そんな素敵なお天気なので、朝から走ってきました。そしたら畑の真ん中に何やら動くものが。最初はウサギかなと思ったのですが、小型のカンガルー位の大きさなのでウサギではない様。小さな鹿か何かかな?ドイツはいろんな所で野生動物に会えるんですよ。

シャワーを浴びて昨日のブログ通りにドイツコースのオーガナイザーの所を訪ねていきました。これまで2回あっていて、会話の半分がドイツ語そして、その後は英語だったんですね。だけど、今回はすべてドイツ語。慣れって面白いもので、彼女の言っているすべての事は解らないのですが、意味することはちゃんと伝わってくるんですよね。わからないところは聞き返して、違う言葉で説明をしてくれるからそれも有難い。

改めて引っ越しの日にお休みしてもいいという事を聞いて。次のコースはこの街で受けるか、引っ越し先の街がいいのかを相談。その後クラスはどうかと聞かれたので、”たのしいけど、クラスメートはドイツ滞在が長くて、みんなドイツ語がうまいから。”って言ったら、”大丈夫よ。そう見えるだけ。中にはかなり喋れる人も多いけど、みんなではないから。”と。ついでなのでこの前ブログで書いた同性愛の事も聞いてみることに。”そうね、難しい問題だけど、みんなドイツに住んでいるわけだし、ドイツでは異性愛者でも、同性愛者でも平等。だから、みんなそれに従って他の人に接するべきだと思うわ。”との回答が。この人本当にいつも笑顔で、説明も上手だし、好人物なんですよね。

やっぱり、人当たりって大事ですよね。

そういえば一つ悲しいなって思ったことが。ブログ友達がブログを閉鎖することにしたそうなんです。なんでも2ちゃんねるの掲示板に物凄い悪口が書かれて、それが辛くなってと言う事で。ブログって確かに自分の考えや気持ちを書くところだったりするじゃないですか。そこには考え方の違いもあるだろうし、時には愚痴みたいなことを書いたりすることもあると思うんですよね。だからって、それを別の掲示板であげて、わざわざ誹謗中傷をするっていうのは道理にかなっていないのではと思うんです。2チャンネルことはわからないけれど、ブログ主に直接メッセージをしないと言う事は匿名で書いているってことですよね。文句があるなら、正々堂々と真正面から対峙してもらいたいなって思うんです。

このブロガーさん、僕と同じくらいに海外に住み始めて、同じように語学を学んでいて、親近感もかなりあったので、寂しい限り。人生経験豊富なこの人が、少しの事で落ち込むとは思えないので、尚更そのショックが大きかったんだなと感じています。

言葉って独り歩きするものだと僕は思うんです。自分では何の気なしに書いたり発した言葉が、受け手が読む、聞くときには違った温度で伝わることがある。その事を忘れてはいけないなって。皆さんもありませんか、経験が。例えば、メール。僕の返信はよく少し冷たいと言う印象を与えるようで、”明日は10時にカフェで。”というメッセージが来たら、”了解。”って返すことが多いんですよね。これが、ある人には”冷たい”と言う印象を与える。これはどうしようもない事。僕の中では、”OK!!!楽しみだね。”って気持ちを込めての”了解。”だけど、取る人によれば、”はい。わかりました。明日行きます。”とビジネスライクに聞こえてしまう。

だから、僕は言葉だけ特に文章にするときはなるべく誤解がないような文章にしたいなって思うんですよね。ニュアンスが受け取る側で変わってしまわないかとか、違ったように解釈されないかとか。これは言葉をしゃべる人は誰しもが本当は気を付けなくてはいけないことなんだと思うんです。

それをわかってかはわかりませんが、普通の言葉でも鋭い切れ味なのに、それを使って悪口を匿名で書いてある特定の人に精神的ダメージを与えるってすごい神経をした人間だなって思います。確かに糸の悪口を言えばスッキリとすると言う事もあるだろうけど、その反対側には精神を血だらけにして苦しんでいる人もいるという事を忘れてはいけないのではないでしょうか。

ブログをしていると今まで毎日のように書いていた人がいつの間にかに消えていたりとかあるので、そのたびに寂しさを感じます。ただ、今回のサヨナラは何ともやるせなさが残るサヨナラかと。

クラスの中ではみな平等

木曜日、ドイツ北西部はあいにくのどんより曇り空。朝はそこまで寒くなくて、コート。はい、4月に入ってもドイツは寒い時はコートがいるんですよ。それが学校が終わった昼過ぎに外に出ると寒い。足早に帰ってきました。

さて、今週は明日が金曜日なのですが今日で授業は終わり。前に聞いた話では月から金だったんですがどうやら変わってしまったようで。もしかしたら3月にクラスがキャンセルになったのもこのシステムの変更があったからではないのかと今、疑っているところ。

学校3日目。だいぶ慣れてきました。昨日のブログについても色々なコメントがあって。特に同じヨーロッパ、ベルギーに住んでいる仲良しのブロガーの人がいるんですが、彼もフランス語を習っていた時に作文などで自分が同性愛の事を踏まえて書いていたらしいのですが、生徒の中にはイスラム圏からの人も多かったらしく先生から気を付けたがいいよとアドバイスをもらったのだとか。ちなみに、彼は首都のブリュッセルに住んでいるんです。それでもそんなアドバイすなんて、ね。なので、当面は何もないような感じで過ごそうと思います。

それとタイミングよく、今日は教室にこのコースをオーガナイズする人たちが訪れて色々なクラスを受けるにあたっての注意事項を伝えてくれました。時間に正確にクラスに来なさいとか、無断欠席の場合はこのクラスを合格できませんだとか。中にはあてられていないのに喋らないとかいうかなり子供じみたものも。その中でみんな色々な考えや信念があるだろうけど、この教室にいるときはみんな平等ですっていうのが。この言い方がヨーロッパらしいなって。だって、日本だったら教室の中だけでなくどこでも平等みたいな感じで言うだろうけど、この教室の中では優劣はありません、クラスの外では自分の信念があるだろうから、それはそれ。その斬新さ。

その後、担任の先生から例が出て、”イスラム教も、キリスト教も平等。若者も年輩者もこのクラスでは平等。”と言うものが、もしかしたら先生、セクシャリティーにも踏み込むかなって思ったのですがそこはなく。

オーガナイザーの話なかで、病気で休む場合は2日までは良いが、3日以上の場合はお医者さんからの手紙が必要だとの話が。後は基本的にどんな理由があろうとも欠席は何の言い訳にもなりませんと。ここで困った。実は4月の半ばに引っ越しをするのですが、その日は水曜日。平日とあってユリ君の友達も手伝えないので僕達2人でするのですが、朝から1日はかかる予定なので学校にいけないんです。それを授業後に担任の先生に話すと、”困ったわね。私ではどうしようもないから、オーガナイザーに聞いたがいいわよ。”と言われ、家に帰ってメールをつたないドイツ語で送ったんですね。ちゃんと念入りに、この日だけであとは全部来れるって、そしたらちょうど今、返信が。1日なら問題はないけど、ちゃんと担任の先生に欠席を伝えて、欠席時に習う所を聞いておきなさい。とのこと。一安心。ただ、”明日オフィスにいるからもっと話したいなら来なさい”と書いてもあったので、これもドイツ語の勉強だなと思って、”明日伺います。”とメールを返したところです。

さて、今日のクラスはとりわけ珍しいこともなく、昨日の様に隣のロシア人のおばちゃんが飴をくれたり、子供が3人もいる中年のお父さんと朝一緒になってクラスに行ったりしたくらいかな。あ、昼休みに話しかけてきた人がいました。

4時間15分の授業時間の中で15分の休憩が2回あるんですよね。僕は基本的に自分の席に座っているだけなんです。特に戯れる友達もいないし、短時間の休憩で外に出るのもね。それで教科書見たり、辞書見たりしてるんですが、ブラジルのおじちゃんが今日は僕の席へ。髪の毛も眉も白髪だから、結構な歳なのかな?ツカツカと僕のところにきて、”はじめまして。”って自己紹介をしてくれたんです。ブラジルおじちゃんはドイツには3年で、お父さんがドイツ生まれなのだそう。それで、ドイツへと来たけれど3年でもうドイツは充分。来年はブラジルに帰ると言っていました。後は、”このクラスは書くことが多いよね。僕はもっと会話をしたいのに。”という事や僕が日本から来たと言うと、”ブラジルにも日本人多いよ。”って話で盛り上がりました。この突然の訪問、なかなか面白いし、僕にとってはチャレンジなんですよね。”いったいどんな会話のジャブが来るのか!”みたいな始まりがあって。僕があんまり喋れないから、会話がしたいけどそこまで喋れないっていう人には僕はうってつけなのかと。

なので、今は僕の休み時間はドイツ語をしゃべりたい人が訪れる場所みたいになっています。こういう時はクラスに一人の日本人って楽だなって。

けど最近、頭の中が困っているようで何語で考えているのかわからなくなる時があるんですよね。英語と日本語だけの時は全くをもって別々に考えていて交わると言う事は殆どなかったのですが、ここ最近、一人で考え事をしていてある地点まで日本語で、何かに気を取られていたら英語になって、そしてその中の一文がドイツ語になっていたりで、なかなかの混乱をきたしているようです。

ユリ君との会話も今ではドイツ語と英語のごちゃまぜな会話で生活中で、それも面白いなって。

次の登校は月曜日。どれまでは少し頭を休めようかな。