まだ見ぬ景色を夢みて

天気と言うのは移動性があるもので、ここは晴れてもほかの場所は雨と言う事が頭でわかってはいるのです、、、。ユリ君からさっきメッセージが入って、”こっちは大雨で大変です。”との文面が。今僕の見える窓の外の景色は風も穏やかで、薄い青空と太陽の広っぽい黄色の光が見えるだけ。

ユリ君の職場はここから車で30分しか違わないというのに、見ている景色は全く違う物なんですね。世界と言うのは不思議なものです。こんなことだから戦争や差別も起こってしまうのだろうなってふと考えたりしてしまって、、、。その思考を一時ストップ。最近頭が働きすぎているのか、イマジネーションが強すぎるのか、寝つきがよくないんですよね。今日の朝も不穏な雰囲気の夢から目覚めて時計を見ると、起きる10分前。目覚めることにホッとするって良くないですよね。

昨日、日本のカレーを作ったことが原因かもしれないなー。ドイツの田舎の町では日本のカレーのルーなんて売っていないのでこの前に帰国したときに10箱まとめて買ってきたんですよね。人は粉につき2回分だから、日本に行ったときにカレー好きになったユリ君と、このカレーを毎月一回食べて全部なくなったら次に日本に行く時だねって。

そんなカレーを作りながら、何となく日本の家族の事を思い出して少しだけしんみりしてきました。あのカレーの匂いが僕の学生時代を思い出させて、色々な事があったなって思い出してきちゃって。あまり学生生活を楽しんだとは言えないけれど、それでもその周りには家族がいて、温かな夕食があったんだなって。

今はそこから遠く離れて、”大人”ぶって生きている自分がいて、一体あの頃から何の成長が出来ているんだろうって考えてしまう。皆さんどうなんでしょうね?年齢はどんどんと重ねているんだけれど、心の奥底にしまったままの子供の自分がいたりしません?そんな子供が最近僕の中で波風を立てているような気がします。

これに蓋をするべきなのか、真摯に向き合うのか、その決断を決めかねています。

さてちょっと暗い書き出しになってしまいましたが、クリスマスに戻りますね。クリスマスと言えば、プレゼントですよね。12月25日は僕たちの記念日でもあるので、ダブルでプレゼントとなっている僕たちなのですが、、、。

今回はコンセプトをもってユリ君へのプレゼントを選びました。

僕たちはハイキングが好きだし、旅をすることが好きなんですよね。特に観光地に幾でなくて、どちらかと言うと自然の中に飛び込んでいくそんな旅が多いんです。そこで、こんなプレゼントを。

 

これから先の数年間に行くであろう国々のアートポスター。これ全て同じアーティストの作品なのですが、そのポップさと静けさが気に入りました。白い額に入れたらぴったり。

あと、これ。ユリ君は何かあると昔のロスからサンフランシスコへの車の旅をするのと、このお洒落な構図でLAを表すデザイン性に僕が一目ぼれして、90cm*60cmの大型版でこちらはスリックにシルバーの細めのフレームをチョイス。

 

あとは、”もっとこれから先もユリ君と一緒に色々な風景を見に行こうね、”と意味を込めて、”死ぬまでに行くべき1001の世界のハイキングルート”という本を送りました。素敵な写真がいっぱいだし、それぞれのルートの項目にウェブアドレスがあって、それを見るとちゃんとその地図もグーグルマップに出てくるんです。ただ、1001と言う数を上手く理解できてなかったようで、この本なんと2kgも、、、。かなり重い、、、。

 

これからも僕たちがまだ見たことない景色を二人で見に行けたらなって思います。

ドイツ流、真冬の散歩

昨日の嵐は夜まで続いていて、西側にある僕たちの寝室の窓に風に吹かれた雨が強く叩いていました。今日も風はまだあるものの、少しは落ち着いていてこれから静かになってくるのかなと思える空模様です。

日本はどうでしょうか?今日が4日だから仕事始めの人も多いのではないでしょうか?長めの休みの後の仕事って気分が乗らないですよね。皆さんの一日がよいものでありますように。

さて、クリスマスの25日。ドイツでは何もこの日はしないんですよね。朝に今度はユリ君の両親がユリ君のお兄ちゃんを施設に送ってその後、昼食。ユリ君のお母さんの提案で北海に行くことに。

そうなんです。風が物凄く吹く、嵐の余韻の中散歩に行くんです。日本ではあんまりしないですよね、寒い中の散歩は。ドイツなどではどうやらユリ君の友達の話などをまとめると、冬にでも風吹く海岸沿いを歩くというのは普通の様。

車で40分ほど走って北海に着いたのですが、確かに歩いている人が少なからずいました。ただ、みんなかなりの防寒をしているんですよね。厚手のジャケット、耳当てかニット帽、マフラーに手袋。僕もちゃんと真似をして着こみましたよ。そうすると確かに風の強さは体に感じますが寒さは不思議と感じないんですよね。足元は群れてもいいようにハイキングブーツ。

ね。家族みんなしっかりと防寒しているでしょ? この時は引き潮だったのかかなり遠くに水があり、海と言う感じがしませんでした。

1時間ほど歩いて散歩も終了。そんな帰るときになってたくさんの鳥たちが空を渡っていく姿を目にできました。

黒いこの点の帯が上に上がったり下がったりと動くアート作品の様。数分ほどみんなで立ち止まってこの自然芸術を楽しみました。

皆さんもどうですか、しっかりと着こんで冬の散歩に出かけてみませんか?

今更ながらのクリスマス

昨日の天気とは打って変わって、嵐な天気が窓の外には広がっています。昨夜にユリ君が、”明日は嵐だから家の中にいたほうがいいよ。”と言われ、今朝起きたときには青空も見えたので疑っていたのですが、ちゃんと到着したようで家の前の木々が大きく揺れています。雨は時折強く降るほかは穏やかなのですが。この地域は冬に嵐が多いのかもしれませんね。

僕たちがユリ君の両親にいたときにも嵐がやってきました。風が大きな音を立てて庭を吹き抜けて、低地の土地が大きな湖になっているところも。多分日本とは違った”嵐”なんですよね。鉄砲水が発生することもないし、土砂崩れも起きることも少ないんです。日本だと台風がよく上げられますよね。それで、台風が来るときは風が強いし、一旦いなくなれば台風一過で青空が広がって、”台風は通り過ぎたんだね。”ってわかりやすいのだけれど、どうやらここの嵐は数日の単位で途切れもなく、時に収まりながら時に激しく続くようで。風がそこまでない日にユリ君が”今日も嵐だって。”っていうので、新しいのが来たんだね。と返答したら不思議な顔をして、”え。前からの続きだよ。”って言われてしまいました。嵐って言葉をきょつうはしているけれど、その細かな事は僕とユリ君では少しだけ違うみたいです。

特に嵐における被害名はいのですが、よくあるのは倒木。

台風やハリケーンがないこの土地では少しの強風で恐ろしいほどの木が倒れます。土の中の水分が飽和になって根が風に持ちこたえれないのも原因かもしれませんね。本当に畑の境界線の木が数本一気に根っこごとなぎ倒されているんですよね。多分今日もまたそれが起きるのでしょうね。今日は静かに家の中に待機することにします。

さて、話をクリスマスに戻します。皆さんは最後のお正月気分を味わっているというのに、話を去年まで戻してしまうのは心苦しいのですがお付き合いを。

23日の夕方にユリ君の両親の家について、4人だけの夕飯に。イギリスは25日のクリスマスの日に大事な昼食兼夕食がありますが、ドイツは24日のイヴの方に重きが置かれます。今回はユリ君の両親の家に集まれたのは僕達と、ユリ君のお兄ちゃん。お兄ちゃんは知的障害があって普段は施設にいるのですが、この日には帰ってきます。今回は僕とユリ君がお迎えに行くことに。車で40分ほどのところに。今までお兄ちゃんが道中に色々と困らせたことがある経験談を他の兄弟から聞いていたのでいったいどうなることやらと心配したのですが、大人しく家に着くまでしてくれていました。

お兄ちゃんは家族の中で一番大きいんですよね。ユリ君と僕が183cmで、それよりも大きいから190cmぐらいあるのかな。僕とは前に一回あったことはあるのだけど、覚えているかは微妙な感じ。話は聞き取れるみたいですが、喋るのは少しの単語だけ。それでも、ユリ君の両親がクリスマスに毎年恒例に行う歌を歌う会には参加。ユリ君がピアノ、お父さんがギター、残りの人は歌です。もちろんドイツ語で聞いたこともない歌なので、僕は何となく歌ってる感じを出してその場をしのいでいるのですが。歌詞カードもちゃんと用意されています。

夕飯はお父さん手作りのサーモン。スモークサーモンっぽい感じで、いろいろなハーブにつけてあるようです。これを北欧では絶対的なマスタードと多分ディルの入ったものをつけて食べました。お母さんは普段はデザートを作らないのですが、年に一回だけこの日のアーモンドのケーキを作ってくれます。これが絶品なんですよね。今年は参加者が少ないから僕達でたくさん食べれました。

今回僕は阿蘇で買ってきた一輪挿しをお父さんとお母さんにプレゼント。お父さんとお母さんからは僕とユリ君を週末のカヌー旅行にご招待というプレゼントをもらいました。

前までは英語で語りかけてくれていたお母さんも、”あら、ドイツ語喋れるようになってきたわね。じゃ、ドイツ語で。”とゆっくりとわかりやすいドイツ語で話しかけてくれて勉強になりました。ただ、どうしてもわからないときは英語で説明をくれるんですけどね。お父さんはほとんど英語を口にせず、時にドイツ語でぼそぼそって聞かれて”いったい今のは何かな?”ってかなり周りの状況と聞き取れた単語を頭の中で整理して、”たぶん、夕飯のドリンクは何を飲むかだな。”と自分なりの答えを出してから、答えていました。いつも頭がフル回転のために、毎夜ぐっすり眠れたのは言うまでもありません。

今回ユリ君のクリスマスのテーブルに敷かれていたクリスマスのマット。かなり大きめなのですが、素敵だったんですよね。

刺繍が施されていて、手作り感があふれているし、この光の表し方が芸術的だなって思えて。この写真を撮っていたらお母さんが、”これはね、私のおばあちゃんが手作りしたものなのよ。おばあちゃんが無くなったのが40年前ぐらいだからかなり前に作られたものなんだけどね。”と教えてくれました。あまりにも僕が感心していたので、”実はまだ色々とその季節ごとにあるのよ。このクロス。よかったら持って帰る?”と言われもちろん首を縦に振りました。

上のとは違ったクリスマス柄のものを一つと、春の小花を散らした紫がメインのものを一つ譲り受けてきました。

僕たちの家には今のところこれを敷けるダイニングテーブルはないのですが、将来は特別な行事の時に使おうかなって考えています。

クリスマスが過ぎて、振り返ると17年は後ろに

あけましておめでとうございます。2018年ですね。2日のドイツは快晴で青空眩しく、温度もそこまで低くなくて素敵な1日を過ごしています。旧年中は、お世話になりました。今年も僕の人生で色々な事が起りそうなので、時間のある限りみなさんに僕の生活の一部や、思考の一部をこのブログを通して共有できればなと思っています。

皆さんのクリスマス、年明けはどうでしたか?素敵な時間を過ごせたことと思います。と言いながら、日本はまだ正月三が日の真っただ中なので、お正月ムードですよね。イギリスと同じく、ドイツも元旦こそは祝日ですが、2日目はもう仕事始め。ユリ君もいつものように朝6時に起きて仕事へと出かけて行きました。

僕たちはこのアパートに昨日帰ってきました。

ユリ君の両親の家に向かったのが12月23日。そこから30日まで、ユリ君の両親と過ごして30日から元旦まではどいちゅの中西部に住むユリ君の友達の家に。なので、帰ってきた瞬間正直ほっとしました。そこには僕の好きなお茶の銘柄があって、使い慣れた浴室があって、ユリ君と一緒に眠れる大きなベッドがある。

ユリ君の家族や友達と過ごすのも楽しかったのですが、やっぱり自分の住んでいるところが一番心落ち着きますよね。そのせいか、昨夜はぐっすりと眠れました。

ユリ君に元旦に見る夢は初夢っていうんだよ。どんな夢だったか覚えておくようにね、っていいながら今朝自分が起きてみるとその夢が物凄くぼんやりで、、、。けど、悪夢でなかったのは確かだったのでちょっと一安心。

クリスマスから元旦まで出かけている間に、素敵な写真も撮ることができましたよ。

 

素敵でしょ。これ、Ostseeってドイツでは呼ばれているんですが、東海って直訳にはなりますよね。北海はなじみがあるけど、東海って、、、。日本の地域とおんなじだし、、、。日本語ではバルト海と呼ばれているところです。

海と呼ぶよりも大きな湖と言った感じで、その穏やかさと夕暮れの色が印象的でした。ここをユリ君の両親と4人で散歩したのですが、この光景に僕のイマジネーションはかなり膨らんで歩きながら自分の中で浮かんでくるストーリーを楽しんでいました。

電車や車での旅でもそうなのですが、目に見えてくる景色に物語や、そこにあるであろう人や物事を想像するのが楽しくて車窓や景色を飽きることなく楽しむクセが僕にはあります。そんな時はあまりにもその物語にいてかなり無口なんですけど。ドイツの家族は基本的に積極的に僕に気を使ったりする感じではないので、ありがたい。3人で歩く家族の少し後ろを時に写真を撮りながら、空想の世界を楽しみました。

そんなクリスマスと、年明けの話はまた今度。

今年はどんな年になるのかな。今から楽しみです。

嫌いかもしれないけど、好きなのかも

金曜日、そして今週末はクリスマスイブで、月曜日はクリスマス。そしてその1週間後は2018年元旦。2000年、コンピューター機能が狂って世界が滅びるのでは見たいなニュースもあった時から、もうそんな年月が流れたんですね。2000年僕は最後の高校生活を送っていて、アメリカへと留学したのがこの年の7月。そこから、イギリス、ドイツに住むことなんて僕の頭の中には考えもなくて。”アメリカに長く住めたらいいな。”ってぐらいしか思っていなかったのに、

人生っていつどこにたどり着くかわかりませんね。これから10年先、僕はいったいどこの国で何をして、傍らには誰がいるんだろうな。もちろん、今ある生活が好きだし、これを保持できたらと思うのですが、人生と言うものはそう簡単でもないなって今までの経験で感じることも多いので、10年後も今の様に幸せであったらいいなって思います。

人との出会いや、物事との遭遇で、自分の人生って変わってしまうものですよね。ミニと日本で会わなければイギリスに来るなんてこと考えもしなかったし、2年前のクリスマスの日にすることもなく家でネットをしてたユリ君を見つけたのも、ドイツに引っ越すことになった始まりだし。本当に不思議。ただ、その変化に順応できるしなやかさを年を重ねても持っておきたいなって思います。

そうなると、これも柔軟に対応していかなきゃいけないことなのかな。

猫。この写真はユリ君の両親が買っているメイクーンのアリーナ。結構大きめの猫で、外でネズミを捕ってきては、ボリボリと音をたてながら食べる野性味あふれる猫なんです。

ユリ君と僕は将来的には犬が飼いたいねっていう共通の思いがあるのですが、ユリ君はどうも猫も欲しいようで、、、。僕はそこまで猫の事を好きだなって思いはしないので反対してるんですけど。だって、猫って気まぐれだし、時になでてあげてると気持ちよくしていたかと思えば、噛みついてきたり、引っかかれたりするでしょ。あの心理ゲームが僕はどうも好きではないんですよね。

なので、これまで何度もユリ君のりゅしんの家には遊びに行っていたのですが、この野生感あふれる猫とは遠くから見はするものの、触ることはしなかったんです。ただ先週末に行ったときに、寒い外を温かな部屋の中から見ている一人ぼっちのアリーナを見てて、”触ってみるか。”ってさわったら意外と素直に撫でさせてくれて、僕たちの距離が近くになったように感じました。

今週末もまた、アリーナにあうのでもう少しだけ二人の距離を縮めててみようかな。

このブログを書いていて、縮めるを何回も”ちじめる”って打っては変換できなくて”なぜ?”ってなっていたのですが、”ちぢめる”なんですね。僕の日本語能力の劣化が、、、。

クリスマスの買い物は難しい

今日も霧。朝起きたときにはあまりなかったのですが、気が付いたら真っ白な世界。今年のクリスマスは雪は望めそうにないけど、霧のホワイトクリスマスにはなるかもしれませんね。

そういえば、今日は冬至なんですよね。日本だったら南瓜だったり、柚子をお風呂に入れたりと行事がありますがヨーロッパはクリスマスの前と言う事もあってか、何もないように思います。けど、冬至が今日と言う事は明日からはまた昼の時間が夏至まではどんどんと長くなっていくという事ですよね。その考えがもう、薄暗く寒いドイツ北西部では希望の光の様に感じられます。

クリスマスのショッピングは、ほとんどしなくてよかったので。イギリスの家族はみんなにプレゼントを買うというパターンで、ミニのお父さん、義理のお母さん、義理の妹、本当の妹、その妹の子供3人、本当の妹のご主人とかなりの数のプレゼントとお金が。

ユリ君の家は兄弟だけで6人!!って思ってかなり構えていたのですが、兄弟が多いからなのか、これがドイツ流なのかは分かりませんが兄弟でプレゼント交換はないとの事。お父さん、お母さんに兄弟からひとつずつプレゼントをあげるシステム。その中に僕や、ユリ君の兄弟のパートナーは頭数として入れられていないので基本的に僕はユリ君にプレゼントをあげるのみ。ただ、いつもお世話になっているユリ君のお父さんとお母さんに気持ちで、日本の一輪挿しの素敵な陶器があったので、それをあげることにしています。

ユリ君との付き合い始めた日が12月25日なので、何かとそのプレゼントも探さなきゃいけないのは難しいのですが、どうにか見つかりました。ラッピングも終えて、あとはカードを書くのみ。喜んでくれたらいいんだけど、どうだろう。

プレゼントって人によっては選ぶのが難しくないですか?ユリ君はいつも、”お母さんのプレゼントは本当に見つけるのが難しい。”って言っていて、確かにそうかもとは思うんですけど。ユリ君のお母さんは好き嫌いがはっきりとしていて嫌いなものは嫌いとはっきりと言うタイプなので。これまでも返品になったプレゼントが多数あるそうで、そんな今年のプレゼントは料理好きのお母さんに日本の包丁をユリ君が兄弟に相談して日本を旅した時に買ってきました。どうなるかは、クリスマスの後にお伝えします。

ユリ君へのプレゼントも難しいんですよね。洋服には無頓着、音楽や映画はネットで購入するし、好きなハイキングとかのグッズはすべてそろっている、、、。今回も頭を悩ませましたが、そのものから喚起される幸せをイメージとして買いました。物と言うよりはコンセプト重視。気に入ってもらえると嬉しいのですが。

ミニにはこの前に帰った時にクリスマスプレゼントを渡してきました。ドイツと言えばクリスマスマーケット。木でできたクリスマスツリーでも送ろうと思ったら、ものすごく高価なんですね。高さ7cmぐらいしかないのに日本円で4500円ほど。けど、こんな小さいとね。

うろうろと探して、一目で気に入ったものがありました。かわいい!値段は、、、、。これくらいの大きさで、この値段なら許せるかもというお値段。それがこれ。

このパイプをくわえた木のサンタクロース。表情もいいし、子供じみてないしでこれに決定。近くにショップの人がいて、”これなんだか知っていますか?”って聞かれて置物ではないんですかと聞くと、”それだけではないんです。”との答えが。

実はサンタさんの上半身が開いて中には小さなお香を焚けるスペースが。そして、このポッカリ空いた口からお香の煙が出てきて、まるでサンタがたばこを吸っているかのように見えるという優れもの。その遊び心がいいですよね。

ミニの家で渡した後に試しにお香を付けてみたら、かわいく煙をはき出していました。

皆さんはクリスマスの買い物終わりましたか?

脳みそが強制的にシャットダウン

冬なので霧が出やすいのか、ドイツ北西部のこの町は今日も霧に覆われています。雪景色と同じで、非日常的な雰囲気が漂っていて嫌いではないし、白いベールの反射のおかげで部屋の中が普段よりも明るくなるのでいいなとは思うんですけど。

ほら、雪の日って太陽は出ていないのに雨の日の様に暗くないと思いませんか?あれは一面が白いのでそれにわずかな光が反射しているからなんですよね、霧もそんな効果がある用です。映像や写真でレフ版が白いのもそのため。

なので、普段は午前9時過ぎのこの部屋は部屋の間接照明を付けないと薄暗いのですが、今日は自然光だけで十分明るくこのブログを書いているところです。

最近、悪夢をまた見がちで困ってます。別に何が怖いとか、起きたとかでなく、目覚めたときにものすごく疲れているんですよね。休息のためなのに、どちらかと言うともう一つの世界を寝ている間に生きていた感じ。そして、起きたらこっちの世界がスタートしてますよ的な。夢の中で現実では起きて欲しくないことを経験して、”そっか、こんな気持ちになるんだ。”って思えるのはいい事なんですが。目覚めよくおきたいなとも思います。

そんなときの脳の状態ってどうなんでしょうね?ちゃんと休めているのかな?

そういえば脳がこの前、自然にシャットダウしてきてビックリしました。

その事件は先週末。前のブログで書いたように先週末はユリ君の両親の家で14人のクリスマス前祝のパーティーだったんですよね。

僕のドイツ語なんて幼児の能力もないぐらいなのですが、それでもドイツ語で喋ろうと意気込んで行ってきました。それに気が付いたのか、”あれ、Takはドイツ語が出来るようになってきたね。”って言われ普段はどちらかと英語よりの会話がお母さんと多いのですが、ドイツ語で話しかけてくれるように。もちろん、ゆっくり話してくれるんですけれどね。ユリ君のお母さん、スピーチセラピストなので発音が間違っていると直してくれるんですよね。それに自宅に子供たちに教えるスペースがあって今回は、”もしよければやってみない?”とパソコンをオンするお母さん。

子供用のソフトで、文章の一部が空欄になっていてその文章が流れてくるので、その空欄が何の言葉かを当てるゲーム。もちろん、一番簡単なレベルをチョイス。これ、結構難しいですよね。自分で聞き取れない音がよく分かります。後はその前後の文字の並びで、単語は知らないけれど動詞だろうな、とか名詞だろうなとか考えたり。お義母さんは昼食の準備があるのでそれから30分ぐらい一人で遊んでいました。

このような家族の集まりの時にみんなが話すのはもちろん、ドイツ語。ただ、デンマークの2家族の子供たちはドイツ語を話せないんですよね。デンマーク語と、中には英語をわかる子も。8歳の子はデンマーク語のユーチューブ番組があまりないから、英語のを見るらしく、そこでいろいろな単語を覚えていくんだとか。確かに英語で話しかけたら、的確な答えが返ってきました。8歳で、、、。子供って素晴らしい。

なので、時に僕に向かって大人たちも英語で話してくれることはありますが、全体的にはドイツ語の独壇場。その中からわかる単語を拾って何の話か考えたり、時にあまりにもわからなそうにしてるとユリ君の兄弟が英語で説明してくれたり。お坊さんの念仏がありますよね。一見何を言っているかわからないけれど、”阿弥陀如来”とか単語が聞こえると、”あーなるほどね。”っておもうでしょ。そんな感じ。

ランチ開始が午後2時でそれで終わったのが午後10時半。8時間半、ドイツ語の嵐にいたわけです。面白いものであるポイントに来ると僕の脳みそが、”今日はドイツ語一杯勉強したし、聞いたでしょ。もういいよ。僕は疲れたよ、おやすみ。”ってなり始めるんです。今回は午後の9時半ごろ。もうね、誰が何を言っていようともどの単語も何も意味をなさなくて穏やかなメロディー見たいに聞こえて瞼が重くなってくるんですよね。それを必死にこらえて、どうにかパーティーは無事に終了。

その後、ユリ君と二人で極寒の外に犬の散歩をしにでかけました。田舎の空は街灯も少なくて満天の星空が。オリオン座、北斗七星。その中でも気になったのがオリオン座の左下に輝く星。調べたらオオイヌ座のシリウスだそう。空にはこんなにもたくさんの星があるのだと驚きました。

寒さのためか、ドイツ語シャワーを抜け出せたためか、脳みそもシャキッと冴えユリ君と二人で並んで夜中の散歩を楽しみました。

これが散歩道。ね。何もないでしょ。この空一面に星が広がっていました。

カモとガチョウの日

気が付けば2018年もすぐそこまでに迫っているのでね。師走と言われる今月は皆さんも、忘年会、クリスマス、大掃除などの新年へと向けた準備でお忙しいのではないでしょうか?また数日間ブログを書かないでいたのですが、じつはちょっとユリ君の両親の家に行って早めの家族ディナー会があったのでその間お休みしてました。

また、日常生活に戻ってやっとブログを書いていると言った状況です。

日常の生活に戻って、朝6時15分の起床をしているわけですが、どうやら頭の目覚めは肉体的な目覚めよりも少し遅いようで、、、、。昨日の朝に少しアップテンポの音楽を聴いて早朝のストレッチ代わりの躍っていて、歌詞の中にDOWNっていう所で弾みよく左手を下げたら僕の左頬に命中、、、。朝と夜にしかかけない眼鏡で距離感が狂ったのか、頭が眠っていたのかわかりませんが自分で自分を殴ったことにまず驚いて一瞬の放心状態。床に落ちた眼鏡を拾ったら、どうも左の頬がいたい。鏡を見たら少しだけ切り傷に、、、。親指の爪でやってしまったみたいです。36歳。人生学ぶものは多いですね、いまだに。

話を先週末に戻します。

いつもブログを読んでいる方たちはお分かりの様に、ユリ君は兄弟が多いんですよね。ユリ君を合わせて6人兄弟。ただし、上の4人はお父さん、お母さんがひとつ前の結婚の時にできた子供なので、ユリ君はこの4人とは仲がいいものの年齢差もあるし、一緒に住んではいなかったんです。100%血がつながって、一緒に住んでいたのは下の妹のみ。なので、家族が集まるクリスマスの時期は何かとスケジュールを考えるのが難しいんです。特にその兄弟たちが結婚してパートナーができると。

大体は今年はクリスマスを片方の家で、次の日をもう片方の家でというのを毎回入れ替えながらしているようですが、僕は日本人でクリスマスに家族で集まるという習慣もないし、お正月に日本に帰るのはとても遠いので、ミニの時もユリ君の時も彼らの親のところで過ごすので何も問題はないのですが。

そんなちょっと複雑な家族環境にあってか、ユリ君の両親の家では毎年、2回クリスマスのディナー会が開かれます。1つはクリスマスの日に、そしてもう1つはクリスマスの数週間前の週末に。その日はカモとガチョウを食べるので、”カモ、ガチョウの日”と呼ばれています。

今年はみんなの都合で12月の最初の2週にこのカモの日を実施することができず、クリスマスの1週間まえの週末に。

デンマークから2家族、ユリの両親、ドイツにいるユリの2家族、そして僕たちの総勢14名。もちろん、家族で食べるご飯なので座って、一緒に食べます。

見ての通り、かなりギチギチなんですけれどね。けど、このテーブルやいす、それに照明も素敵だと思いませんか?この家にいると落ち着きます。

料理はネギのビシソワーズで始まり、メインはガチョウのオーブン焼きと、グリルされたカモとキノコを合わせ絶品で、付け合わせにビートルートの細かくなった煮物、青野菜のクリームソース和え、ジャガイモをボール状にして茹でたダンプリングが。

去年、初参戦した僕はこれが2度目。回数を重ねるたびに仲良くなっていく感じが増して、自分の子の家族に少しづつ溶け込んでいくんだなって思います。家族で行ったホリデーとか、それぞれの人の仕事や近況なんかが語られ前よりも少しだけその人の事を詳しくなっている自分がいる。これって地味だけど、幸せな事ですよね。

そういえば、ユリ君の家に行って一度も”お客さん”扱いされたことないなって思います。日本だと、”何が食べたい?”とか、”もう少し、何かを持ってきましょうか・”なんて聞かれることが多いけど、この家でそんなことはないかも。もちろん、”何をご飯の時には飲みたい?”とかは聞かれるけど、必要以上に気を使って心配されたことはないかも。だから、居心地がいいのかもしれませんね。

今回も屋根裏から椅子を運んだり、食べたも食器を片付けたり、外の鳥のえさ場にエサを足したりとお手伝いしてきました。

そう、そしてまた僕たちは今週末にはユリ君の両親の元に戻って、クリスマスを過ごします。今回は人数も減ってクリスマスイブのディナーは6人だけ。それはそれで、また楽しいものになりそうです。

 

真冬と雪だるまとクリスマス

このブログを1週間ほど休んでいた間に、一気に冬の度合いが増したヨーロッパ。本当に極寒とういう言葉がふさわしいような真冬の日々。風も強いのもあってその寒さが増して感じられます。

皆さんは元気に過ごしていますか?風邪とか、体調崩していませんか?師走の忙しさに何かと自分の体調がおざなりになってしまうこの季節、ご自愛ください。

さて、昨日ロンドンから帰ってきました。帰りは飛行機の時間が1時間遅れたり、自分が乗ろうとするその目の前で無情にも電車の扉が閉まって寒いホームで次の電車を1時間待つなどありましたが、どうにか午後の4時には家に帰りつきました。ほっと一息。

ロンドン滞在中は歯医者さんに行ったり、確定申告をしたりと何かと忙しい日々で途中でブログを書こうと思っていたのにそれもできないままに、、、。

実はイギリス、僕がいる間に大雪に見舞われて。前の夜まで雪など1つもなかったのですが起きたら一面の銀世界になっていました。

これ、ロンドン郊外のミニの家から景色なんです。かなりの積雪でしょ?一番積もったところでは30cmだったのだとか。ミニの町は15cmぐらいだったかな?真っ白の音のない世界がいつもある日常の景色を様変わりさせる面白さが、雪の日にはありますよね。

この上の写真をよく見てもらえるとわかるのですが、庭の真ん中に何かがあるのわかります?そう!雪だるま。

ミニ、マーロン、僕の3人で朝から頑張って作りました。最初は寒さが気になったけど、体があとからはポカポカと温まってかなり熱中して作り上げました。ミニが一番張り切って、”等身大の雪だるまを作る!!”と言ってこの作品が出来たのですが。どうだろ、150cmくらいあるのかな?3人ともやることが子供でしょ?けどね、これは本当に楽しかった。童心いつまでも持っておいて悪いものではないなって思いました。

ミニの家もクリスマスの雰囲気がたっぷり。今年はクリスマスのディナーをミニの妹家族を呼んでするそうで、大きなクリスマスツリーも購入してましたよ。生の木なので、香りもしてクリスマスの雰囲気を盛り上げていました。

そんな雪の中、KちゃんとA君が遊びに来ました。あまりの雪のためにミニとマーロンは、2人を駅に迎えに行ってきました。途中で買い物もしてきたようで、手には大きな荷物が。じつはミニの家に着くには最後に心臓破りの急な坂を上らなくてはいけないんですよね。普段でも息が上がるその坂に雪、、、、。僕は家でのんびりとお留守番。

かなりの時間、帰ってこないので外を見ながら待っていると帰ってきました。

道路も何も見えなく来の雪の量。ミニの足の間にはKちゃんとA君の愛犬ハニーの姿も。

その後はみんなで楽しい昼ごはんと、確定申告を終えてあとは穏やかに過ごしました。

やっぱり、イギリスに帰ってくると心落ち着きますね。

ちょっとそこまで、

風が強い、ドイツ北西部。明日からはドイツ、イギリス周辺は気温もぐっと寒くなるとの事、、、。そんな今日は実は旅支度に追われています。と言ってもそんな遠くにではないんですけれどね。ロンドンにちょっとだけ戻ります。

これが何か心躍る出来事のために帰るのならいいのですが、税金の確定申告と歯医者さんのアポイントメントと、そんなに気分も上がらない用件なんです。年末の出費は痛いですよね、、。けど、これも義務。払ってきます。

もちろん、ロンドンにいる友達にも時間が空いている時に会えるのでそこは良しとしなければ。いつものメンバー、ミニ、マーロン、KちゃんA君の4人と一緒に会うのも久しぶり。1月にみんなで一緒に行くオーストリアのスキー旅行もあるので、いろいろな話題で盛り上がりそうです。

けど、不思議なことにまだドイツにきて3か月半だけど、すっかりドイツに馴染みすぎているのか、ドイツを離れるのに後ろ髪を引かれる思いが。多分これはひとえに、ユリ君の存在なんだと思うのですが。

なので今は、しなくてはいけないことをやっている途中です。床と水回りの掃除、必要な書類をまとめたり、要るものをリストアップしたり。そしてその中の1つで、しなくちゃいけないのがこれ。

これ、日本で買ってきた絵本。これを今、英語訳を付けているところなんです。というのも、ユリ君の妹に赤ちゃんが誕生して、そのお祝いのプレゼント。日本に旅行に行く前から何か特別なプレゼントが買いたいねって言っていて、”それなら、日本語の絵本は?ドイツでは手に入らないし、特別感がかなりあるよね。”とのことでこの本を購入。これを買った時は女の子が生まれるとは知らなかったのですが、ユリ君が”これがいい!!”というので決めました。

僕は自分が子供のころに読んだ、”ぐりとぐら”を勧めたのですが、中の絵が日本らしいお店屋、家や家の中が描かれていたのがどうやら決め手の様。

なので、今僕がまず日本語から英語に訳して、ユリ君が僕の英語訳をみてドイツ語でこの本に書き込むという作業をしています。僕のドイツ語がもっと上手かったら、そのままドイツ語にやくもできるんですけれどね。お粗末ながらその範囲には背伸びしても、トランポリンを使ってジャンプしても届きそうにないので、、、。

そこでユリ君と話したのが、”おつかい”いうコンセプト。”はじめてのおつかい”というテレビ番組があったように、日本ではなじみのある言葉ですよね。僕も幼稚園のころからお使いに行ってました。”砂糖を買ってきて。”って言われてグラニュー糖の粒粒の綺麗さに買って帰ったら、”これじゃないほうだよ。”と言われたりとか、探しているものが見つからず勇気を出してお店の人に聞いたこととか。ポケットに入れたはずのお金がお店に着いたらなくしてたとか。お使いってかなりのアドベンチャーですよね。

けど、たぶんイギリスとかドイツにはそんな幼稚園生が一人で買い物に行くってない気がするんですよね。ゲームをしている際中のユリ君に聞いてみたら、”うーん。ないと思う。”って返事が。ただしゲーム中なので僕の話をちゃんと理解してたかは不明なんですけれどね。どうだろ?今の子はおつかいにいくのかな?

そんなお使いのアドベンチャーが素敵な絵と、文章で描かれている絵本が、この作品です。僕も子供のころに見たことがあったんですけど、初版が1976年と僕の生まれる前で、この本はなんと140版だそう。息の長い、みんなに愛されている一冊なんですね。

ユリ君の姪っ子に僕が会えるのは再来週末かクリスマスの時かな。楽しみだなー。ちなみに名前はイザベルだそうで、僕たちは美女と野獣のベルって名前で呼ぼうって決めてます。かわいい名前ですよね。