意外なものをケーキに入れて

夏のような暑さだったと思ったのに、今日は肌寒いロンドン。ま、イギリスらしいと言えばイギリスらしいのですが。最近はイギリスの国会も行ったり来たりで困った感じ。EU脱退を申し入れたのに、6月には解散総選挙。これで、今の政権が倒されたら、EU残留を国民が示したということになるのでしょうか?それで、もしそうなったたとして、じゃどうするの?って話。だって、脱退を申し込んだのに、”やっぱり残ります。”っていうのは少しムシが良すぎるんじゃないんでしょうか。その時は他の連合国からの非難もすごいように思われます。北朝鮮に挑戦的なアメリカにしかり、世界は少しだけ歯車が噛み合わなくなっているのかもしれませんね。

ちょっと寂しい話題は横に置いておいて、また手作りケーキのお話。

イースターホリデー2日目に作ったのはローフケーキ。そのローフケーキに入れ込んだものは、、、、。ケーキというよりかは料理の方が良く使うものです。

正解は、これ。タイムです。昔からその薬効が知られ、のどが痛みを鎮める効果があるのだそう。

今ハーブを細く切り刻んで、レモンとともに焼き上げます。

まずは、無塩バター(190g)レモンの皮をおろしたものを2個分、そしてタイムの葉を小さじ3杯、150gの砂糖とともに混ぜ合わせます。

 

よく混ざったら、卵3個を1個づつ入れて入れたごとによくかき混ぜましょう。その後、小麦粉(190g)と小さじ1杯のベーキングパウダーを混ぜ合わせたものに、先ほどの卵入りのバターを2回に分けて流し入れ、ふうわりと混ぜます。最後にサワークリーム(なければヨーグルト)を25ml入れて、型に流し入れます。

 

後は17d0のオーブンで焼くこと40分。焼いている間は、レモンシロップを作りましょう。40gの砂糖と40mlの水、レモン1個分の果汁を量が半分になるまで煮たら、オーブンから出てきた熱々のケーキに流し込んで染み渡らせます。最後に、タイムを枝ごと飾ったり、葉を散らしてもいいかもしれませんね。

 

ふわっと軽く、うっすらと感じる酸味と甘みが素敵ですよ。

甘くないマフィン

役者が揃った!!というのフレーズがぴったりの今の職場。それというのも僕、ここは週3回働くのが普通なのですが、2月の終わりから先週まで週5だったんです。それがようやく人手不足解消で、水曜日の今日は平日なのにお休み。ありがたいことです。

朝から10km走ってきて。お風呂に入って穏やかなスタート。今日は日差しも温かで、だけど走っている間も暑いという感覚を持たないほどの涼やかな温度。ランニングにはぴったりのお天気でした。午後からは来週の頭にあるスコットランドでの撮影の準備。撮影許可書も無事に取れたし、電車もホテルも予約済みで後は、天気が良く晴れてくれればそれで完璧なのですが、これだけは神任せ。

さて、今日は先週作った甘くないマフィンの作り方です。

まずは玉葱半分を粗みじん切りにしてフライパンでしんなりするまで炒めてください。この時には無縁バタ−30gを使います。

そして、これマフィンの2大主役の1つチェダーチーズ。ない場合はピザ用のチーズでも良いのではないでしょうか。これを、何tふんだんに250gもおろして使いますよ。

 

チーズに360gの小麦粉、小さじ2杯半のベーキングパウダー、小さじ1杯のパプリカを混ぜ合わせます。別のボールには卵を1個割ったものに220mlの牛乳を加えて混ぜます。これを先ほどの小麦粉のボールに入れて混ぜ合わせます。うまく混ざったら、玉葱を投入。

奥のボールが混ぜ合わさった生地ですね。。ドロドロではなくて結構しっかりとした固めの生地になります。そこに次の主役であるほうれん草(80g)。これを手で生地に混ぜいれてください。

後は、マフィン型に入れて170度のオーブンで30分ほど焼けば出来上がり。この量で15個ほどのマフィンが出来上がりますよ。

 

焼き上がりは、外がさっくりで中はしっとり。噛むとチェダーチーズの味がして、幸せの極みです。ほうれん草感はそこまでないので、野菜嫌いなお子さんにもいいかもしれませんね。

イースターホリデーは忙しく

みなさん、お待たせしました。ここ数日ブログがおろそかになってしまって、やっと今、書いているところです。

イギリスはイースターホリデーで、先週の金曜日から今日の月曜日までお休みなんです。イギリスは祝日が日本に比べて少なくて、みんなのテンションも上がるんですよね。

そんな今年のイースター、2月の終わりから週5でずっと働いていたので、”ひと休憩。”って思っていたのですが、、、、そうはいかないものなんですよね。

金曜から日曜日まで3日間違ったパーティーが続き、しかもどれも食べ物を持ち込みだったんです。何を作ろうとホリデーの前から考えて、毎朝3日間、ケーキ作りとともに1日を始める日々が続いていたんですよ。

ケーキ作りで始めるというのも悪くないもんですね。パーティーの到着時間を考えて焼き上がりを考えなくてはいけないので、それを逆算しながら起き上がるのも面白かったし。なので毎朝7時半起きでした。

金曜日はパーティーが午後7時からだったので、この日は余裕を持っての行動。日本人の昔の同僚が誕生日と日本への帰国を兼ねたパーティーだったんですよね。この時に持っていったのはチェダーチーズとほうれん草を焼き込んだマフィン。マフィンは甘いとイメージがあるでしょ?これは甘くない、惣菜版。詳しい作り方は後のブログであげますね。

この日のパーティーはパブであって、このパブが食事を出さないので食品持ち寄りだったんです。美味しいエールにこの日会った初対面の人たちと楽しい時間を過ごして、終電のためにパブを後にしたのは午後11時過ぎ。予定だと1回乗り換えて家に着くのは0時40分。のはずが、、、、。乗り換えの電車が定刻になってもこない。しかも電光掲示板は時間が進むごとに遅れる時間が延びていき、、、。実はこの遅れている電車、終電なんですよね。外で待つのは寒いし、途中の駅まで行く地下鉄が来たのでひとまずそれで家に近づくことに。

家から5駅先までついて、、、。電車がなし。どうしよう、、、、。周りにはそんなほとも数人ほど。ここは運良く快速電車が止まる駅でもあるので、それに期待をするも。。。。どうやら、ロンドン中心の電車すべてが何らかのトラブルで終電まで残り2本のはずの電車もキャンセル。

終わった、、、、。と思っていたら、ロンドン郊外で中心部にまでいけない電車が戻ってきてくれて僕たちを乗せて行ってくれました。もちろん、予定時刻よりもかなり遅い午前1時半頃でしたが、家に帰れた事にホッとしました。

次の日は午後1時の始まりで、場所が南ロンドン。僕は北西部なのでかなりの距離。午前11時半には出発をしなくてはいけないので7時半に起き出して、パウンドケーキを焼きました。

この日の目的はお花見と、卓球。友達の住む家の近くの公園に野外の卓球台があるとのことで、去年シャンパンを飲みながら盛り上がったのが始まり。なので、今年で2回目。去年は参加人数四人なのに対して、今年は8人。

花も綺麗でしたよ。

 

みんな料理上手で、いろいろな種類の料理が所狭しと並べられました。

 

もちろん、美味しいお酒も。満開の桜の木の下で食べたので、時折吹く強い風が桜の花びらを散らしてくれて花吹雪。

桜の花びらも入り込んでくるほどの桜吹雪に、お酒も進みました。卓球大会も盛り上がり、寒くなってきたので友達の家に移動。午後1時に始めたので、7時ぐらいの解散かなって思っていたのですが僕が友達の家を後にしたのは午後10。

だけど、楽しい時間はあっという間ですよね。

皆さんも素敵な週末となりましたか?

 

仕事なんだけれども

今週末、イギリスはイースターホリデーなので明日の木曜日で仕事は終わりなんです。そして月曜日までお休みという素敵なイースター。今年はゆっくりとしたイースターにしようと考えていたのですが、金、土、日と3つの違ったパーティーに呼ばれていて各パーティー食事の持ち寄りなのでかなり忙しい週末となりそうです。

”週4勤だから楽かなー”って思っていたのですが、、、。ホリデー明けから新メニューになるのでその対応に追われていてバタバタ。明日もまだ最後の確認があるので、そこまでは気を抜けません。がんばろっと。

今の職場、僕は気に入っているんですよね。働く仲間も喧嘩もせずに、仲がいいし、一番は笑いが絶えないという所。いつも何かの冗談を言い合っては働いている感じなんです。だから、仕事に行くのが苦ではないんですよね。

確かに仕事をするから真剣にする、集中するのも大事ですが、時には息抜きが必要な時だってありますよね。いつもピンっと張った糸だといつの間にか疲れてしまうし。今の職場は、忙しい時にはみんなで一致団結で、集中して仕事をし、その間に息を抜けるところは抜いているといった具合。

だから、仕事なんだけど、仕事でないような感覚です。これは、本当に幸せだなって思います。

さて、最近僕の仕事場みたいだなって思ったあるドラマがあって。

ちょっと前の日本のドラマなんですけどね。BOSSってドラマ覚えてます?天海祐希さん主演で、竹内豊さん、玉山鉄二さんなど豪華キャストで警視庁の特別犯罪対策室のメンバーがいろいろな犯罪を解いていくのが主な物語の進み方なんです。

これだけ聞くと、社会派の硬めのドラマかなって思ってしまわれそうですが、これが一筋縄ではいかないんですよ。かなりの頻度で入ってくるコメディーセンスが、もう面白すぎて。どのキャラクターもそれぞれに濃く、愛されずにはいられないんですよね。このドラマ前にっ見たのですが、最近はネットの発達で遠いイギリスの地でもまた、ネットを通して観れるので楽しんでます。

このドラマを見て、僕たちの職場もこんな感じなのかもしれないなって思ったんですよね。個性派ぞろいで、一見まとまりがなさそうなのに、力をあわせるときは一緒になって頑張る感じなんかが。

けど、コメディーセンスがこのドラマくらい日常の生活にもあったら、面白いだろうなって感じさせられます。ちょっと、明日からBOSS的なノリで仕事場を盛り上げていこうかな。

 

 

ほんの少しだけ前に

イギリスは夜の10時過ぎ。さっきシャワーを浴びたためか、体が火照っていて窓を全開にして夜風を入れながらこのブログを書いているところです。最近は8時頃まで外は明るいので、この時間に訪れる漆黒の空は心を沈静化させてくれます。これから夏至まで日々日の入りが遅くなるというのは嬉しいことですが、その反面にいま何時なのか分からずに気がつくと夜の9時過ぎなんてことも。

最近この夜の深さが好きな理由があって、それが月。先週から本当に金色と白を混ぜたような立派な月が東南の方から上がって僕のリビングの床にの転がっているとちょうど窓から見えるんですよね。その光の冷たさと温かさ。時に電気を全部消して、月の光だけを部屋の採光にする喜び、これはひとしおです。

鎮静がある夜の日って、素敵ですよね。

さて、今日の朝は少し早めの電車に乗って出勤しました。いつもならロンドンの駅についてそこから歩いて始業時間のギリギリにつくのですが、今回はちょっとしたトラブルがあったようで、いつもの電車ではなくて普段は止まらない特急の電車が臨時で止まってそれに乗ることに。

なので、いつもより10分ほど、早くロンドン中心部に到着。

時間に余裕があると、心にも余裕ができるんだなって今日、感じました。

いつもは前の人の動きとか、車の往来だとか、信号の変わり方だけをチェックしてひたすらマシーンのように早歩きな僕。だけど、今日は朝の光の中に漂うスンとした空気や、白く小さな花びらが木の枝に咲いている様だったり、ふわりとした春の風に飛ばされて舞い上がる白いビニール袋だったり、日頃目にとめない様なものに自然と気がつくんですよね。感覚穏やかに研ぎ澄まされていくのを感じ。

1番の収穫は、光の美しさ。僕の中ではこの季節の朝の8時半頃にできる通勤路の建物の影が一番素敵だなって思える時間なんです。全てが立体感を帯びて迫ってくるような、ちょっと寂しさにも似たこの影の美しさ。白黒写真にしたらものすごく、いいだろうな。そう思える影がこの朝の8時半の光には今、あるんですよね。

これってフォトグラファーの癖なのかな?光の作る美しさに目を、そして心を奪われることが多いんですよね。

みなさんにもオススメです。ちょっとだけ早めに家を出て、自分の周りにある春の美しさを探してみませんか。

鬼が笑うかもしれないけれど

最近は朝目覚めると窓の外には青空という日が多くて、それだけで幸せだなって気になります。特にせん週末のイギリスは温度も上がって、夏日。(イギリスの夏日は大体20度以上なので、日本のそれとは比べものにはならないのですが。、、、。)

家の窓を全開にし、流れ込む風をふんだんにアパートに入れてたっぷりと降り注ぐ太陽光を家の中で浴びてました。僕のすんでいる家の好きなところで、1日中太陽光が振り込むということころ。イギリスって機密性を重視するためか、窓がそこまで大きくないんですよね、だからちょっと薄暗い感じが多いのですが、僕の家は壁の側面にはめ殺しの窓が4枚あってそこから光が差し込んでくるので夜になるまで電気がいらないくらい。

だから、こんな素敵な天気の日はイギリスの人は外で太陽光を享受しているのに、僕は家の中でのんびりと誰にも邪魔されずに過ごしていることが多いんです。

そんな僕が家で何をしていたかというと、、、、。

ちょっとまだ先のことなのですが、日本に一時帰国をする10月のことを考えていたんですよね。考えていたというか、綿密なプランを立てていたという方がせいかもしれません。

僕1人で帰るのならば、プランなんて何もなくていいのですが、今回はユリ君が同行するんです。日本はおろか、アジアに足を踏み入れたことがないユリ君。せっかくなら、日本の良さを味わってもらいたいな、と思って色々考えているとところです。本当は去年の秋に一緒に帰ろうと言っていたのですが阿蘇で大きな地震があり、延期に。その時にユリ君が言ってみたいとあげたのが、和歌山にある熊野古道。だから、ここは絶対に外せないなと。しかも軽くハイキングではなく、2日間位分けて40kmを歩くものになりそうです。それと、今の職場に今年の始めまでは足りていた子が今、実家の奄美諸島に帰っているのでユリ君のことも知っているので会いに行こうかと。ユリ君は人ごみが嫌いなので、観光客が多い京都でなく、人が少なくても面白いものがありそうな島根を訪ねてみようかと。足立美術館というものすごく綺麗な日本庭園がありここには絶対に行く予定です。

旅程を決めるの嫌いじゃないんですよね。心躍るし、パズルみたいにぴったりと予定どうし、または電車の時間などが重なったりするとガッツポーズしたくなちゃうほどに。

土曜日の晩なんてあまりにも集中しすぎて気がついたら夜中の1時でした、、、、。

今から楽しみです。

現実との切り離し

イギリスは来る日も来る日も晴天で、少しこわいくらい。ただ、まだ朝の空気はひんやりなのでTシャツ一枚で家を飛び出してしまうと身震いをしてしまうことに。だから、最近は何を着ていけばいいのか迷ってしまいます。昨日はタンクトップにその上から長袖のジャンパーを。だけど、歩いていたらちょっと寒かったので駅まで走って行って体を温めました。

昨日は仕事が半日だったので、まだ日が高く、気温も高い午後4時に穏やかな日差しが入り込む電車に揺られて帰路に。この時間帯に電車に乗る人々はなんとなく穏やかで、僕も少しだけうとうとしてしまいました。

家に帰るとちょうどよい疲労感。ビルの最上階にある僕のアパート。朝からの日差しで暖かだこと。換気の必要性を感じ窓を開けるとアパート中に涼やかな風が吹き抜けていって”爽快”ってこのことだなって感じました。

実はしなくてはいけない仕事があって、”家に帰ってからすぐに済ませよう。”と思っていたのですが、どうも気分が乗らなかったので”現実離れごっこ”をすることに。時間があって、日常生活に疲れた時はうってつけなんです。。

 

この日常離れごっこ、遊び方は簡単なんです。仕事や家事など面倒くさいことは頭の中から忘れて、ひたすら自分の時間を持つというもの。これは人それぞれ何をするかは違ってくるし、その日の気分によっても変わりますよね。

今回僕は画家の人生について、何か除法が欲しいなと思い、ユーチューブで印象派であるマネと日本画家でそのシンプルで、だけど人の心を捉えてやまない絵を描いた東山魁夷(ひがしやまかいい)のドキュメンタリー番組を腹筋や腕立てをしながら視聴。みんな一筋縄ではいかない人生で山あり谷あり、時に批判されたり、自分のスタイルの模索に悩んだりしながら生きて素晴らしい作品を残していった姿が心打ちました。

それからココナッツオイルを使ってカレーを作り、ユリ君とスカイプで電話を。普段は見ないテレビを見ながら床に横になって全身を思いっきり伸ばすと気持ちのいいこと。年をとるにつれて体を思いっきり動かすことや、伸ばすことってすることが少なくなったなって思うので気がついたときには全身を伸ばしてます。

その後お風呂に入って、さっぱりしてから今日終わらせなきゃいけなかった仕事に着手。この時にはたっぷり自分時間をとった後だったので、苦にならずにしかも効率よく仕事が進みました。

みなさんにもオススメです、現実離れごっこ。

第3言語の取り組み方

最近、疲れが取れない気がして、、、。体も頭も少しフル回転をしすぎなのかなって感じています。この忙しさが一息つくのはイースターホリデーかと。今年のイースターは来週の週末。そこまでは頑張ります。

体があまり疲れていると、他のことをしようという気にさえなれなくて困りませんか?家に着くなり、疲れがどっと押し寄せて、ソファーから動けなくなってしまい、ちょっとでも油断すると眠気が襲ってきたりして。

だから今勉強中のドイツ語は朝の通勤時間にすることが多いです。朝の電車の中で20分ほど。帰りも余裕があれば20分。時に夜寝る前にもできる時は10分ほどしています。

面白いもので少しづつでも着実に伸びてきています。語学学習の良いところは初期は自分の成長が目に見えてわかるところ。この前まで読めなかったものが読めたり、なんとなく会話の意味が見えてきたり。

勉強をしている時は、英語で考えているか日本語で考えて今はドイツ語を勉強しているんですよね。日本語で書かれたドイツ語に関する本の時は日本語的に、携帯のアプリのドイツ語ドリルの時は英語で。ただ、問題なのは時々ユリ君とドイツ語絵話すときに日本語と英語の脳が混線するときがあって、びっくりします。とっさに何かを言おうとするときに起きるんですが、ミニちゃんにドイツ語の単語を言ったり、ユリ君に日本語の単語で声をかけたり。これは面白い現象だなんって。

”第3ヶ国語目は簡単。”っていうじゃないですか。確かにそうなんですよね。そこまで苦しいって感じないんです、学ぶことが。それは多分、良い意味での諦めがあるからなんだと思います。僕が英語を勉強していた時は、”上手になりたい。ネイティブと変わらないようになりたい。”という願望が強くて力み過ぎてた。だけど今は、”言葉というものは時間をかけて、学ぶもの。ネイティブのように話せなくても相手に自分に痛いことが伝わるのが大事。”って思える心の余裕。

あと2ヶ国語目で、”母国語にあてはめられないルールや考え方がある。だから、母国語のルールに当てはめる必要性はない。ルールに当てはまらないのなら、自分の中で新しいルールを作ればいい。”って経験しているから。これは言語の習得に役に立ちますよ。”どして日本語ではこうなのに、こんな順番なんだろう?”って思っていてもそれがその国の言葉のルールだから仕方ないんですよね。”そっか、こんなものか。じゃ、自分がそれに順応しなきゃな。”って気持ちが早く言葉を習得できるポイントかもしれません。

このドイツ語の勉強、僕はこれは大きなパズルを作り上げているんだなって思っています。小さなピースをあれでもないこれでもないといろいろなところに試してみて、ぴったりとはめて最後に大きな一枚のパズルを作り上げる。時にぴったりと合点が行くこともあれば、入っていそうでどこかキッチリと入っていないピースもある。けど、そこが面白いなって。時にユリ君の手を借りてその絵を完成させてゆくこの作業は。素敵だなって思います。愛する人のしゃべる言語を学ぶってロマンチックですよね。

今僕のパズルはようやく枠組みの一部は少しづつ長くなってきたところ。自分で文章を少しだけ作れるようになっていているし、単語を聞いてぼんやりと意味が頭の中でイメージとして出てきているそんな時。

いつかは問題なくドイツ語喋れるようになりたいものです。皆さんにも語学学習、お勧めします。

情景が浮かぶ

夜遅くにシャワーを浴びることに。日中は気温が上がるけども、夜はいあmでも寒さを感じるほど。そんな春の夜には、少しだけ浴室の窓を負けて冷気を入れながらシャワーを浴びることに。暖かなお湯と、少しだけ冷たい風が体を包んでくれるその温度差が心地よくて。

そんな時にふと歌ったある曲の出だし。

始まりの歌詞がいつも情景が浮かんで、しかも僅かな切なさを感じさせるこの歌。

この曲の始まりは、こう。

いつもは指輪をはずしていたのに どうして 昨日は腕も組んでいたの

あなたが待ち合わせ決めた場所なのに 今日は久しぶり仕事で遅れそう

これは1996年に発売されたglobeの7枚目のシングル曲、Can’t Stop Fallin’  in Love。作詞作曲はもちろん、小室哲哉。この曲を聴いたり、口ずさんだりすると得体も知れない切なさに襲われるんですよね。

これ、不倫の恋をしている女性の歌でしょ。いつもは指輪を外して”結婚の証を”見せない相手の男性。そんな彼との約束の前に少し早めについてその周辺を時間つぶしに歩いていたらそんな彼が奥さんと腕を組んで歩いていた。心臓を鷲掴みされたような思いがして、行き場所がなくなってメールで彼に伝えるメッセージ、”今日は仕事で遅れる。”そして賑わう繁華街の街を一人涙をこらえながらそれでも、たくましく歩いて帰ろうとする女性の姿が見えるんですよね。

この中の歌詞のスゴイって思えるのが、”腕も組んでいたの”と言う”も”という言葉の選び方。自分にはなくて奥さんにはあるもの、それだけでも窮屈な思いをしている女性が唯一勝てるのは、彼の愛情。それさえも奪われるかもしれにという女性の落胆と焦りの混ざったような感情を強める、この”も”の使い方。もう一つは、”久しぶり”という言葉。これは今までにもこのようないたたまれない状態に彼女が陥って、その度に使う逃げ道が、”今日は仕事があるから。”という言い訳。

その彼女の気持ちを察したら、いたたまれなくて。

僕は不倫の恋というのに反対ではないんですよね。生きているうちに自分にパートナーがいたとしても、時に他の人に心が揺らいだり、愛情が移ったりすることってあると思うし。付き合っているから、結婚しているから、その相手を愛さなきゃっていう義務的な愛情は、それはそれで不自然だなって。

だけどね、最低限のルールってあると思うんです。例えば、不倫をする人(自分にパートナーがいる人)は自分のパートナーも、新しい恋の相手にもどちらをも大切にする、そしてその相手を匂わすようなことはしない。だって一人の愛情を誰かと半分こしているなんてあからさまに見せつけられるのは嬉しいものではないし、このが酷くなると愛情の取り合いのような競争が生まれてしまうから。

けど、不倫の恋で一番悲しいな、損するなって思うのはこの歌の女性のような人。自分のパートナーはいなくて、愛している人には奥さんがいるパターン。だって、彼女の愛は”待ち続ける愛”だから。響きはいいのだけど、この待ち続ける愛ってその人をどんどん孤立させるから怖いなって思います。

不倫の恋って相手がいつ会えるかわからないことが多いでしょ?”家族の集まりがある。”とか、”子供が熱を出したから会えなくなった。”とか。愛される女は愛する男がいつでも自分のところに来れるように時間を空けておく。いつ来るかわからないから、友達との約束も簡単い入れられない、そうなると自分の周りから親しい人がいなくなって、その不倫の相手だけが唯一の理解者となっていく。そこが怖いなって。

不倫の恋もあると思うけど、そのバランスを取るのが本当に難しいなって思います。

こんな様々なことを考えさせてくれる音楽って秀悦ですよね。

憂鬱な電話

暖かな春の日が続いていて嬉しいのですが、”また、冬のような寒さが戻ってくるんじゃないか?それともこんなに晴れるのは今だけで、これが最後の夏日かも、、、。”なんて思ってしまうのはイギリス人ならではの感覚かと思います。

イギリスで何か喋り始める時に必ずと言っていいほど天気の話になるのは面白いですよね。気がつくと僕のブログの始まりもいつも天気の話で始まることが多いし。

けど、もしかしたらこれはイギリスだけでなく、イギリス近辺の国々では同じことがいえるのかもしれません。友達のブログ仲間の書き出しはやっぱり天気についての表記が多く見受けられますから。

そんな穏やかな天気だった昨日、あるところに電話をしなくてはいけなかったんですよね。これがちょっと憂鬱な電話で、、、、。

電話ってもともと相手の表情が見えないし、好きではないんですが、、、、。今回は今月末にスコットランドで結婚式の撮影があり、その撮影場所の中に公園で撮影をすることになっているんですよね。イギリス、このような公共の公園で撮影をする場合は許可書が必要で、しかも結構な費用を払わなくてはいけないんです。8000円ほど。”高い!!”でしょ。(ただ観光目的で撮る分には許可などはいらないんですけどね。)ロンドンではだから公園は避けているんですが、スコットランドは僕の未開の土地。調べてみたのですがあまり撮影場所になるところが見つからないのもあって、公園撮影に。

この申請、ネットで書類をダウンロードして必要事項を書いてメールで送り、申請料は電話で振り込むといったもの。ただ、申請書類を受け取ったという返信が来るのか、また支払いの際に申請番号などがあるのかなどの明記はなし、、、。なのでメールでそのことにもふれて申請したのが先週。その後返信があるも、全く事務的で質問を完全無視したメールが来て再度、メールを送ってやっと先週の終わりに留守電が。

電話をかける憂鬱さは、スコットランドだからなんです。もちろん、スコットランドに何の恨みもないんですよ、ただねスコットランド訛りが最大の恐怖。

イギリスってそんなに大きな国でないにもかかわらず訛りが多数で、時にはないを言っているかわからないほどの酷さ。5年ほど前に僕の使う印刷所(スコットランドにあるんです。)電話をしたのですが、ある女性がしゃべる内容が4回も聞き直したのに全く聞き取れずに最後は、”じゃ、すべては上手くいっているんですよね。”って質問に”イエス”の答えで押し切ったほど、、、。

今回の留守電、先週末と月曜日にもあって、最初のメッセージなんて3回聞いてやっと理解ができました。それで昨日の午後4時に”頑張って理解しよう”と電話をすると、”今、担当者がいません。今日は半日で帰りました。”とのことを。留守電にメッセージが残っていてどのような用件か知りたいのですが、と尋ねると”私は電話を取るだけなので、何もわかりません。”との回答が。今回の人はスコットランドの」男性で、訛りが強くなくてほっと一息。

なので、結局何の用事だったかは未だ分からず、今日再度チャレンジします。今度の人もあまり訛りが強くありませんように。