12時間何でもありだとしたら

週末が終わって月曜日。ドイツ北西部は週末天気が悪くてユリ君と2人で家のなかで静かに過ごしました。雨さえなければねーっておもうのですが、あ、あと曇り空。日本って寒さも厳しいけど抜けるような冬の青空があるじゃないですか。ヨーロッパの冬はそれがあんまりないんですよね、グレーのペンキ一色塗り。毎年の事なのに、この冬の季節の始まりにこのグレーの空が続くと気分も下がってしまいます。

そんな今日はライティングを気にしたり、カメラアングルを気にしたりと大忙し。けどカメラの仕事でなくて、撮影。いえ、ユーチューバーはないんです。実はねある仕事に応募しておいて、書類審査の次の2次審査が自分の自己紹介ビデオを撮って送るというもの。それも6-15分の長さで。なのでそれをひとりで撮影してました。録画したものを見ながら、こんな声してるんだ自分とか、目が下がり気味だなー、年だな。って自覚しなくちゃいけないのは何かと辛いですよね。けど、どうにか上手くできたのではないかと。あとは送って1週間以内に合否がわかって、受かれば最終面接の運び。どうにか仕事にありつけないかな。頑張ろっと。

さてさて、もしね、1年に1回12時間だけ何をしてもいい日があったらどうします?

そう。何をしてもいい。殺人も含めて。何か怖いでしょ、もう。

じつはこれユリ君と先週見終わったアメリカドラマの話。

もともとはイーサンホーク主演でPurgeパージというタイトルで映画が作られて、映画版はこれも含めて4作品作られています。僕たちが見ていたのは、今年製作のドラマ版。僕たちはアマゾンで無料で見れたのですが、どうやら日本のアマゾンでは映画版を数作プライム会員なら無料で見れるけどドラマはやっていないみたい。

けど、このコンセプト怖いですよね。話の中では1年に1回夜の7時から朝の7時まで無法地帯となるそう。もちろん、殺人もあり。なおこの時間は救急車や警察や医療などの公共サービスも止まってしまうというもの。もちろんこの12時間に行われた犯罪行為は罪に問われません。では何故するのか、というとこの12時間の無法時間を始めてから、犯罪率や失業率、また経済的にも上向きになったことによるのだそう。

それでもね、ドラマの中ではいろいろなことが起こるんです。本当に。殺しを仮装しながら楽しむ人、人々を救いに出かける人、自分の身を殺人者に捧げる人。人々の欲望が渦幕12時間。

毎回ハラハラ、ドキドキ。人間ってもしかしたらこんなにも残酷になれるのかもなって思える場面が多数。けど、もし今戦争が起きてこれが本当に起こる可能性があると思うとぞっとしてしまいます。もし、興味がある場合は見てみてください。

けど、自分だったらどうするんだろう。家の中に引きこもるとは思うけど、もし誰かが入って来て自分を殺しにきたらね、その時の僕の判断はどうなるんだろうって考えちゃう。うーん。奥深いドラマです。僕ホラーは苦手だけど、こういうのは見れるんですよね。

 

たまには自分のために

実は昨日の夕方からユリ君がいなくて、ひとりの夜だったんですね。なんでも金曜日にトレーニングがあるらしく、その場所が朝から言っているのでは間に合わないからというので、前日からの泊りがけ。一人の僕はこれぞとばかりにジブリナイトを決行。ユリ君、シュレックとかアイスエイジとか好きなのでジブリを進めて見せてるのですが、食いつきが悪いので、、、。

こんな時に思う存分見ようと、多分ユリ君はあまり興味がないであろう「耳をすませば」をみて、自分の子供時代の風景がまさにそこにあるので懐かしくなりました。多分今の子供たちは目にしない、あの生活感。主人公の雫が本が好きなところも共感できるんですよね。図書カード、ケータイのない日常、集合団地のドアの閉まり方、コンクリートのブロック塀、外で飼われている犬。この映画が好きなのは、多分僕がじぶんの学生時代に一瞬にして戻れるところと、夢を追っているその姿が純真に素敵だなって思えるところかな。そういえば、僕世代の人たちがこの映画がテレビで再放送されるたびに映画を見るとかなり失望をするってニュース記事をどこかで読んだな。これはこの作品に失望するんじゃなくて、自分自身に失望をしてしまうらしいんです。この映画が公開された当時に中高生だった人たち、公開が95年で僕は雫より一つ下の中2、だから今の30代後半位の人かな。なんでも、学生時代の自分を思い出して、あの頃持っていた夢とか、淡い恋の気持ちを思い出し、いま丸現実とのギャップに失望するというもの。

僕は幸か不幸か自分の好きなように生きてきたので、自分の今まで歩んできた人生をこの映画を見ても失望することはないのですが。ただ、まだこの時と同じ気持ちが僕の中にあるんだなっていうのは感じます。それは歩く言えば成長できてなくて、夢見がちということなんですけどね。こればっかりはしょうがない。雫の頭の中のように、僕の中でも物語が湧いては消えて、湧いては消える。毎日の生活の中に、おとぎ話が各得ているんじゃないかと心をウキウキさせるところとか。もうね、この年になっても成長できない僕。これも世間でいう中2病なのかな。

その後、何を見ようと考えて、いったん「おもひでぽろぽろ」を見ようと思ったのですが、この映画も「耳をすませば」も現実的な世界がベースでしょ、そうするとなんとなくお互いの印象が薄くなっちゃうなって。三色すみれ風呂も、プーマの運動靴も、ひょっこりひょうたん島の歌も混ぜ混ぜになっちゃうのは屋だなって。

なので、「ゲド戦記」をチョイス。ファンタジーの世界だし、ジブリにあってこの映画はちょっと不気味感が強いので。最初見た時はあんまり好きになれなかったんですよね。話がぶつぶつ途切れる感じがあるし、他のジブリ作品が物語の中から何かを感じ取ってほしいみたいなものがあるのに、この映画は結構それを言葉で伝えてくれるストレートさに苦手意識が働いたのかなって。また、箸休めみたいなつい笑ってしまう場面がないのも他のジブリ作品とは違うかなって。みんなが真面目過ぎるっていうのかな。

けど、今回はその伝えてくる言葉を真摯に受け止めてこの映画を見ようと思ったんですね。この作品が伝えたい言葉。多分この作品って、生きていく上では辛いけれど、じゃその世界で生きるならどうすれば生き抜くとはを言いたい気がします。そうするとこの登場人物はみんな現代に生きる人々と同じなんだなって。現実逃避で薬物に逃げ込む人、自分の中にある影の部分を認めれずに怯える人、迎え来る終わりの存在を受け入れられずに抗う人、バランスの崩れた中でその均等を保つ方法を探す人、労働力としてしかその存在意義を認められない人。この世界の縮図があの映画にあるのだと思うと、見ていて面白いなって。

ただ怖いですよね。黒い眼の穴になってしまったアレンとか、クモの姿がね。心をえぐられる気持ちになってしまうのは、もしかしたらそんな暗闇が僕の中に潜んでいるからかもしれませんね。

大人になってみるジブリって、子供のころとは違った思いで見られてお勧めですよ。

 

アワアワする気持ち

あー、終わった。いやね、今、ドアの修理屋さんがちょうど帰っていったところなんです。緊張した。ね、こんなことで緊張していてどうするんだいって、感じなんですが。ドイツ語でのりきることができました。

ドアがどうしたの?って話でしょ。ドア修理屋さんっていうの面白いのですが、実は僕のアパートの部屋の中の全部のドアが何となく締まりがわるかったり、床をかすったりでしていたんです。まあ、新築の家なので少し歪みが出ているのかななんてユリ君と話していて、けど生活に支障が出るって程ではなかったのでそのままだったのですが、我が家の電動ブラインドが壊れたので、その修理を大家さんに頼むメールを送る時にドアの修理もと頼んでおいたのです。

昨日ユリ君にドアを修理に3時半ごろ来るとのメールが。あれ、電動シャッターは?って話なんですけど、ユリ君もそこはわからないから、修理屋さんに聞いてみてと頼まれました。なので、修理屋さんにドアの状態を見せる、電動シャッターは直してくれるかを聞く。というのが僕の今日の課題だったわけです。

朝からソワソワ。けどよく考えるとそんなにソワソワすることもないんですけどね。何となく心落ち着かかない、、、、。木曜日なのでアパートの大掃除をし、時計を見ると昼の12時半。昼ご飯にしようと、キノコと玉ねぎのスパゲッティーを作ってまさに食べようとしたその時、ピンポーン!!

あれ。今日は小包は届かないし、これは修理屋さんかな?だけど約束の3時間前!!玄関を開けると、気のいいおじちゃんが。見た目にも修理をしそうな感じ。早速招き入れて、つたないドイツ語でドアの状態を言って。おじさん作業開始。

僕ね、いつも思うんです。僕はどこの立ち位置にこの時いればいいんだろうって。隣にいても迷惑だろうし、いや隣にいて見物するのは嫌いではないんですよね。イギリスの時はそうやっていろいろ教えてもらったこともあったので。だけどね僕のつたないドイツ語では、聞きたいことも聞けないし、話されたところでその5パーセントしか理解できないでしょうから。おじさんも僕が昼ご飯を食べていたのに気が付いたようで、「どうぞ。食事を続けて。」と言ってくれました。

ご飯も終わって、どうしようとなった僕。ひとまず本を読む。本なら音もならないし、おじさんが声かけてくれてもすぐに反応できるし、って自分の家なのになぜか気を使っちゃうんですよね。なので、本は読んでいても頭に」文字が入ってこないという、、、。おじさんはしばらくガンガン、バンバンして、僕のいるリビングに。

最後のチェックをして、気になる所を微調整してもらってるときにシャッターのことも聞きました。おじさんはキッチンとドアの担当で電動シャッターは修理できないとの事。

これで任務完了なんです。だけどね、僕の母親は家に修理の人とか来たら、お茶を出すっていうことをしていたんですね。それは母が大工の娘であることも関係あるのかもしれませんが、、、、。ほら昔の大工さんとかって家を作っている最中にその家の人からお茶とかお菓子の差し入れがあるでしょ?「お仕事大変でしょう。さ、一服。」みたいな。僕もね、それを引き継いでしまったようで。

これで、ありがとう、さよなら。で済むものを、「何か飲みます?コーヒーとか。」ここで、相手がNoってくれば僕としては一番楽。そしておじさんの答えは、じゃ、コーヒー。ってことは僕ちゃんとドイツ語で会話をしなきゃなってことになすんですよね。

ほら、僕のミジンコのようなボキャブラリーじゃね、会話も中途半端。「今日はたくさん仕事があるんですか。」とか、「このドアの閉まり具合が悪いのってよくあるんですか?」みたいな。それに対していろいろと答えてくれるおじさん。これからの仕事はどこに行く、その前はどこだったとか、ドアの問題については結構喋っていたけれど、あんなにしゃべってくれたのにわかったのは、ドアは何かしら問題があるみたいなこと。もうね、途中からはおじさんの言葉を理解しているというか連想ゲーム。

本当にいいおじさん。本当はね、もっと奇策にしゃべりたいんだけどな。その道のりは遠いです。だけど、本当にこれで一安心。あ!けど今度は電動シャッターの修理屋さんが来るんだろうなー。よし、頑張ろっと!!

何処に行くのか

日本に住んでいると11月の始まりは紅葉も始まって、秋も深まってきたなって感じる頃ですよね。ヨーロッパはこのころは紅葉の葉っぱが散り始めて、空もグレー一色で、寒さも厳しくなっているときなんですが、、、、。外は何とも素敵な空もよう。本当に日本の秋に似た空と、少しだけ肌寒いかなという気温。こうなったらね、走りにいかないと。まだ肩の調子が本調子でもないので今日は7kmのコース。太陽の高さはこの季節は昼近くでも高くは上がらないので何となく夕方のような光で照らされているんです。その光の中で黄色や赤の落ち葉が散っていくなかを走るのは幸せ。

気温も走るのにはぴったりなんですが、走り終わったらかなりお腹が冷えていることに。僕の体温結構下がるのが早いんですよね。困った困った。シャワーをあびて温かな紅茶で温めて、、、。あとは少しだけストレッチをして運動終了。

このまま素敵な天気が続くといいんだけどなー。

さてさて、アメリカでは中間選挙が終わって野党は下院では過半数を超えたみたいですね。ただ、これでトランプ政権は揺らがないというのが大方の見方のようです。なんというか混とんとしてますね、アメリカ。国の中でこんなにも国民の意見が真っ二つに割れるなんてね。

僕がアメリカに住んでいた時は、ちょうど9/11の時だったんですね。あの日を境に一気にアメリカ人は、結束を固めたように見えました。その前の日までにはなかった連帯感が本当に一晩のうちに出来上がったのにはやはり、アメリカという国が移民が多い国で、若い国だというのがあげられるのではないのかと。自分たちが国もないところから移り住み、育てあげてきたアメリカ。それがあんなやり方で攻撃されるとは!アメリカ人よ立ち上がれ!!的な力。たくさんの家の窓先に、車にそのようなメッセージが書かれたステッカーやプラカードが置いてあったのを今も覚えています。これは、その時の大統領支持率にも出てくるのですが、なんと90%。しかも、その当時の大統領はジョージ・W・ブッシュ氏。そう、その後、この支持率でイラク侵攻をしどんどんしじりつをおとすわけなのですが。ちなみに90%になる前の支持率調査では50%だったんです。9/11の後に一気に40%アップ。これは、アメリカ人の団結の何物でもない気がします。

ブッシュ氏のイラク侵攻は。同国が大量破壊兵器を持っているということで始められたのですが、その大事な武器は見つからず、ちかもイラク国内の治安も悪くなってしまい、アメリカではこのイラク侵攻が正しいのかと議論になります。これは、アメリカだけでなく参戦したイギリスでも当時首相だったブレア氏がかなりせめられていました。

どうなんでしょうね。このころから顕著にアメリカは結束から、二分化を歩み始めたのかもしれませね。それがはっきりとわかるようになるのがトランプ大統領の誕生でしょう。就任でこんなにも反対者が出たのって、しかも有名人がこぞって反旗を翻してもおり、尋常ではなかったですよね。最近では歌手のテイラー・スイフトさんも野党派だと公言したのがニュースになっていましたが。

アメリカ・ファースト。これからもトランプ氏はこれで推し進めていくんでしょうね。他のニュースで読んだのですが、南米からかなりの人が今メキシコにいて、その後アメリカに向かっているという話もありますよね。その数、5000人なのだとか。それにあたる警備のためにメキシコ/アメリカの国境には7000人もの警備兵をつけるという話も。

ロシアとの仲が冷え切っているといわれるアメリカ、それに反して国内の二つの政党、またはそれを支援する国民の熱はかなり上がっているように思えます。アメリカはこれからどのように進んでいくのでしょうね。

また、アメリカに何かと左右されがちなところがある日本。これからアメリカとどういう関係性で接していくんでしょうかね。

あれ、また真面目な記事に。いやね、前半書いていて他の事を書こうと思っていたんですけど、どうしても思い出せなかったので、時事ネタで。

働くことって

穏やかな日差しの中で、もう少しで午後2時をむかえるドイツ北西部。そういえば、と戸棚に大切に入れたままで、ちょっと忘れられていた、、、、(そんなことってありますよね。)アールグレーの紅茶。いま、匂いを楽しみながら飲んでるところです。

最近ね、仕事探しをしてるのですがどうもイマイチ。特に田舎なのでしょうがないところはありますが、やっぱり残念でしたメールはさびしいもの。仕事をするって自分が社会の一部であるとか、その社会に貢献してるんだって感じることでもあると思うんですよね。なので、仕事がないとちょっと肩身が狭い気もします。ドイツがだめならと、今はオンラインで何かできないかなって仕事を探して、一つ気になるものがあって応募しました。結果やいかに!

さて、仕事と言えば、日本は外国人の労働者を受け入れるか受けないかが国会で話されているみたいですね。日本も移民にやさしくなるのかなって、思います。日本って世界の中でも移民に厳しい国で有名なんですよね、じつは。どうかな、僕は自分が移民としてイギリスやドイツに住んでいるので、移民に寛容な立場にいると思うんです。日本の総人口はこれから減っていく一方、内閣府の発表によれば2060年、僕は80歳ぐらいでまだ生きてるであろう時の日本の総人口は1億人はとうに下回る8600万人。そして60歳以上の人口が15歳から59歳の人口と同じ。ということは、多分このころは大学に行く子供がほとんどだろうから、働く人たちは21歳くらいかな、、、。そうするとね、年金とかって話じゃないなって。日本自体が壊れてしまうのではないんかなって考えちゃいますもんね。

僕の住んできた国はどこも移民が当たり前にある国で、それは長いこと山あり谷ありあったのでしょうが落ち着くところに落ち着いているんかんじです。アメリカとイギリスは英語の国なので、世界共通語という強みがあり移民でも、「英語は喋れて当たり前だよね」という感じ強いんですよね。英語を喋れれば、仕事の幅も広がるし、チャンスも増える。ドイツはここ数年、シリアなどの中東の難民を入れてきました。その前にもイタリアやトルコからの移民を受け入れている、移民国でも実はあるんですけどね。難民と移民は違うので、一緒にするのは問題ですけど、ドイツ政府が生活の面倒を見ています。僕のクラスメイトもほとんどがそうで、ドイツ語の学校も国が払って彼らは勉強をしているんですね、だから出席も厳しいのもそのため。もちろん、その中には一生懸命勉強する子もいれば、何にもしてないような子もいます。だけど、移民にちゃんと基本的なドイツ語、またはドイツに生きていくうえで必要な知識や生活の仕方も学ばせるんです。

日本はどうなるのかなって、考えてみたんですね。まずは言葉の問題。バブル期だとかオーストラリアでも海外で日本語を第二外国語として勉強していた国もあったようですが、今アジアの言葉と言えば中国語。日本語を習っている人もいるとは思うのですが、政府の目指している看護、建設の「単純労働」の労働力確保だそうで。そしたら、大学で日本語を勉強している人はまず来ないですよね。アジアや東南アジアの人々がターゲットなのかな。そうなるとね、もし第二外国語を知っていても英語でしょう。けど、日本で英語をうまく喋れる人はそんなに多くはない。じゃ、移民先が多い国と連携して日本語を第二外国語として定着させるとかしないといけないですよね。ここは日本の移民政策で難しいところだろうなって思います。

そうそう、よく調べてみたら人口減少で困ってる国って日本だけじゃないんですね。ヨーロッパは移民を受け入れることで人口増加へとつながった国もあるのですが、困っているのが意外と身近な韓国。韓国は僕が調べたところによると、政府が移民の管理を行っているみたいなんですね。日本はこの法律が執行されると会社が移民の受け入れ先のよう。ように韓国の場合は、移民100がいたら政府から移民を受け入れている会社に「新しく移民を受け入れませんか?」と持ち掛けるのだそう。なので、ブローカーの入るすきもないのだとか。また、韓国人と同じ最低賃金で、社会保障も認められるとのこと。また、移民の人たちの言語を喋れる人がいる支援センターもあるそうなんですね。けど、どうやら日本にはこれがないみたい、全部企業まかせ。

となると、例えば東南アジアから同じような距離にある日本と韓国、どっちを選ぶってなった時に選ばれるのは韓国だろうなって、単純に思うのは僕だけではないはず。

日本での移民の受け入れは必要となってくるのでしょう、けど今、労働力が必要だからというただの穴埋めで早急にしたところで、日本の息苦しさに疲れて時刻に帰るか、隣国の韓国に流れていくのが落ちかなって。

皆さんはどうお考えですか、移民問題。

手に汗かきながら、呼吸を止めて

週末が終わったまた新しい1週間の始まりですね。皆さんどんな週末を過ごされましたか?ドイツ北西部は気温は最低が2度と寒かったのですが、それは晴れ上がって気持ちの良い週末なりました。

土曜日は片道20分ほどある街中心のスーパーやらユリ君の髪切りやらで散歩に。歩くのは嫌いではないのですが、やっぱり誰かが隣にいてしゃべりながら歩くほうが楽しいですよね。特に僕は歩きながら他人の家の中を想像して、もし自分がそこに住むのならって考えるのが好きなので、その僕なりの考察をユリ君に話すことが多いかな。「もう、いいから。」みたいな思いで聞いているユリ君がいないわけではないのですけれど。これはね、僕の趣味だと思ってもらわないとね。

日曜日は気温が5度以下だったので走りに行くにも少し厚手。いつもは薄手の長袖と短パンなのですが、スパッツを履いて、上もタイトなTシャツをきて寒さ対策ばっちり。少し寒いほうが後で体温が上がってくるので走るのには適しているんですけれどね、走り始めるまでの覚悟が必要かな。特にこれからはもっと寒くなってくるので、心意気が重要になってきますよね。

さてさて、日が暮れるのも早くなると外にいる時間も短くなって、何かと家の中で過ごすことが多くなってきませんか?僕もそうで、家の中で本を読んだり、寒そうな外を見ては温かな紅茶を飲んだり。なんて家の中って幸せなんだろうって感じるのもこの季節。

夕飯を食べを終えてユリ君と一緒にすることと言ったらテレビを見ることなんですよね。最近は僕のドイツ語の勉強もかねて夜の8時から15分間はドイツ語ニュースを見る時間があります。と言ってもニュースを理解できるくらいに僕のドイツ語は発達していないので単語を拾うくらい。そこから映像と合わせて何となくこんなことなんだろうなって考える練習です。

その後は自分たちが好きなドラマを見るのですが、どれを見るかは大体においてユリ君が指導権をもっている感じかな。僕はみたいのがあったら自分の時間があるのでその時に見れるし、自分が選ばないようなもので。とっても面白いものがあったりするので、それはいい発見だなって素直に喜べるのでユリ君任せになっています。

ユリ君、どっからかテレビの情報をちゃんと持ってくるんですよね。「このドラマはかなりのいい評価だし、BBCの製作でこの10年間で最も高い視聴率をとったんだって。」と言われてネットフリックスにあるドラマをチョイス。それが、Bodyguard。日本でも「ボディーガードー守るべきもの-」ってタイトルで見れるようです。今の時代便利ですよね、ドイツにいても、イギリスにいても、日本にいても同じテレビ番組が見れるって。

まだ一話しか見ていないのですが、皆さんにお裾分けと思って予告編を探してみたら、まあまあ、これからまた血みどろ感が増えてきそうな感じ。興味深い。

ただ、最初の1話目からかなり手に汗握る展開で、ソファーの上でただただアワアワしてました。

あらすじは、デービッドとという警察官が主役。子供が二人いますが、奥さんとは別居中。その別居の問題はどうやらアフガニスタンで兵士と戦ったときに心的外傷後ストレス障害を患っているようなのです、だけど彼はそれを認めてはおらず、だましだまし警察官をやっている状況。そんなある日、ある事件がきっかけとなり内務大臣に警備、ボディーガードになることに。この内務大臣は女性で、なかなかの野心家。そしてこのドラマで面白いなと思ったのが、この内務大臣はデービッドが戦ったアフガニスタン戦争強く支持しており、アフガニスタンでトラウマを持ったデービッドとは、彼女に憤りを感じながらも、彼女の命を守らなくてはいけないという立場にあること。もうね、これからの進展が楽しみで仕方ありません。

テレビを見てそのあと一緒に話せる相手がいるっていいですよね。もし一人の人がいたら、僕にでも感想を送ってもらえれば答えますので。見てみてください。

 

 

 

移民のお手本

少しずつ回復に向かっている僕の肩。あともう少し、もう少し。あとちょっとだけ肩の奥が痛い感じ。けど、痛みもなく眠れるし、鎮痛剤や痛み止めクリームも必要なし。最近毎日している肩と、目への温かなタオルが効果が効いている模様。これから毎日していこうと思います。ユリ君も誘ったのですが、断られました。残念。

今日は久しぶりの青空がのぞいているドイツ北西部。このまま週末も晴れてくれたらいいな。最近、夏時間が終わって日暮れの時間も早いし、お昼の間もグレーの空で何となく気分も塞ぎ気味になりがち。だから、こんな秋の空は気持ちが軽い。

さてさて、仕事探しをしているのです。この田舎の町で。2週間前に2つの仕事に応募したんですよね。ひとつは病院を訪ねて、生まれたばかりの赤ちゃんの写真を撮る仕事。もう一つは近くの写真館。だけど、残念な結果。やっぱり大都市のロンドンとは違いますよね。ロンドンは移民の人もたくさんいるし、仕事も数がある。ただ、ドイツの片田舎では外国人は少ないし、片言ドイツ語の状態ではね、難しいのかも。何となく寂しくもなりますが、これも現実しょうがないですね。ドイツでのフリーランスの仕事用のウェブサイトを作っているのと、何か家で仕事ができないかと模索中。ね、頑張ろっと。

最近ね、そんな自分を慰めてくれる映画を見ちゃいました。もうね、これこそ海外に住む外国人のお手本バイブル。それは、、、、

パディントン2!!

タイトルでわかるように、続編なんです。どうだろう。日本でも少しは有名じゃないかな、パディントン。

原作はイギリスの小説家マイケル・ボンドの「くまのパディントン」。くまのパディントン、目印は赤い帽子と青いダッフルコート。マーマレードが大好きなのでも有名ですよね。けど、パディントン、実は移民だったって知ってました?完璧なイギリス英語を喋るのですが、それはイギリスのレコードを聴いて英語を勉強したから。彼の地元はペルー。意外と南米出身なんですね。

この最初の映画も好きなんですが、2作目はもう最高。お話し的にはかわいい、なんとなく先が見える展開なのですが、そこはねファミリー向けなのでしょうがない。この映画でいいなと思ったのは、パディントンの移民としての在り方とその心意気。ま、パディントンは見た目が熊なので明らかにロンドン街でわかりやすく、目立つ。その中で自信をもって、しかもみんなと戯れて楽しそうに生き抜いているんですよね。うらやましい。

これこそ自国でない人間が生きていく術だなと、深く納得できる映画です。海外に住んでいる人はぜひ、見てくださいね。

 

 

 

フランスからルクセンブルクを抜けて 

肩の調子が日々回復傾向にあることは喜ばしいのですが、やっぱり出来ることなら早く完治したいというのが本音。こんな時ですよね、健康であることがなんて素晴らしいかと実感できるとき。何も気にせずに首だけで振り返る動作がどんなに生活の中で役に立つかとか。ね、ちゃんと機能する体を持つということは有難い。といいつつ、健康体に戻ってしばらくするとこのありがたみ忘れちゃうんですよね、、、。

そうそう。なんでこんなことになるのかなって調べてみて、もしかしたら眼精疲労もあるのかもっておもい、ホットタオルを目にのせてあたためてパソコンや読書で疲れた目を優しい蒸気で包んであげることに。今日はオレンジの香りで。匂いってどうしてこうも人を引き付けるんでしょうね。

さて、3週間の旅もこれがラストの投稿です。長々と続かせてごめんなさい。

フランスのプロヴァンス地方から一気に変えるのは無理なので、途中で一泊することに。しかも、どこかと言うとルクセンブルクという国。どうだろう?みんな知っていますか、ルクセンブルク?フランス、ドイツ、ベルギーの囲まれた内陸国。公用語がドイツ語とフランス語。人口は58万にいない。ということは、何かと話題になる鳥取県の人口よりも少ないってこと。面積が佐賀県よりももう少し大きい感じ。想像していただけましたでしょうか?ただ、国民一人当たりのGDPは25年ほど世界ナンバー1。小国だけど、ひとりひとりはお金によ通があるってことですね。だからか、物価も少し高め。

しかも面白いことに、ドイツ語とフランス語、どちらも公用語だけど看板とかではどちらか一つの言葉でしか書いてない面白さ。あ、これはフランス語なのに、こっちはドイツ語みたいな。じゃ、みんな2か国語喋るのかと思ったけど、レストランの時はフランス語か、英語だったし。詳しく知りたいなと思ったけど、泊まるだけの滞在なので詳しくはわからず。興味深いですよね、公用語が2つ以上ある国の役所は何語なのかとか。

そうそう。ドイツからフランスに行ったときにちょっと怖いホテルに泊まったでしょ。今回はねその逆。おしゃれなデザイナーズホテル。

シャワーも天井から降り注いで、全面ガラス張り。お風呂とベッドルームには間仕切りみたいなものが無いからシャワー浴びてるのも見られまくるという構造。朝ごはんもバイキング式で美味しいし、サウナ施設もあり、快適な空間でした。たまには贅沢してもね。

けどやっぱり家に帰り着くと、自分の家が一番と思ったのは言うまでもありません。帰るために旅をしているのかもね。

歴史の中を散策 フランス プロヴァンス 5

首がまだ痛い、、、。痛みは薄くはなってきてはいるんですけど、体全体を向けて左右を見なくてはいけないので不便。けど、昨夜はその前の夜の教訓をいかして痛み止めの薬と沈痛クリームを塗って、首はタオルで固定して眠りました。多分その甲斐あって回復に向かっているのではないかと。あと眼精疲労もあるのかなって。本読んだり、パソコンする時間が長いので目にもよくないですよね。なので、昨日からお湯にタオルを浸して蒸しタオルを使って目を休めています。これするだけで、かなりの気持ちよさ。しかもアロマオイル、昨日はローズマリーをいれたので深呼吸もできて一石二鳥。あるには痛みが引いているといいんだけど。

さて今日は10月最後の日ですね。ドイツ休みなんです。祝日。「え!!ハロウィンだから!!」って思われそうですが、これ去年からできた祝日で宗教改革記念日の日。社会の教科書にでも出てきたマーチンルターが宗教改革を始めた日がこの日だったのだそう。ただどうやら、ドイツ全部がお休みではないよう。ほらドイツって各地域の力が強いので、祝日も地域によって違うんです。この祝日が多いのはプロテスタント系のキススト教信者が多い地域なのだとか。ちなみに大体でなんですが、ドイツは南がカトリック系で、着たがプロテスタントなんですよね。けどね。ハロウィンとかぶっちゃうのはね。ドイツでは日本と同じで最近になって慣例化されつつ行事。イギリスもそう。ただ年々その勢力を伸ばしているので、将来的にはハロウィンの休日だと皆が思ってしまわないのかなという一抹の不安も。お休みの今日はユリ君は走りに出かけていきました。

さて、フランス日記もそろそろ終わりにしましょうか。

ユリ君の両親とフランスで滞在したのは1週間。到着した日、出発の日を除いた5日間は結局毎日がハイキングン三昧で終わりました。だけど、オーストリアと違った風景だし、そこまで長くないし、昼ご飯には白ワインも飲めるので飽きもせずに楽しめました。そんなハイキングの景色を最後にお裾分け。

いったいいつ作られたのでしょうね。古い石橋。もちろん車も交通可能です。歩いて渡ったのですが縁石が低いので何かの拍子に落ちる可能性もあるなって考えてひやひや渡りました。

ある日は川沿いをひたすら歩くハイキングに。面白い形状の岩場でしょ?長い時間をかけて雨や川の流れが作り出した自然建造美。この川の深さが深い!!しかもかなりの深さまで見える透明度。たくさんの小魚が泳いでいるのが日の光をあびた水面に見えます。

ちょっと気を付けないと滑って川に落ちてしまうという所も。この中の岩にも浴槽のように真ん丸の削られた岩もあって面白かったです。もしかしたらずっと昔ここは洞窟だったのかな?

そしてまたある時は山へ。小高い山の上には今は風化していくお城の跡が。昔はここで人が生活していたと思うと興味深い。これから時間がたつにつれてこの建物も少しづつ崩れおち、いつかは何もなくなってしまうんですよね。

フランスでの日々はおいしい日々でした。昼や夜のワイン、食前酒と食後酒、ムール貝、生ガキ、ウサギの煮込み、エビなど。プロヴァンスの魅力をたっぷりと楽しめた休暇となりました。

本当にこんな経験をくれた僕のドイツの家族に感謝です。

中世にタイムスリップ? フランスの田舎町 4

どうしたのか、僕の首というか、肩なのか。昨日の昼頃に何かちょっと違和感がって感じだったんですが夕飯を食べて、ユリ君とテレビを見ていると時に痛みが。寝違えた時のような痛み。だけど、お昼寝をしたわけでもないし、、、。ちょっとストレッチをして就寝。あまり首を動かしてもいけないなとタオルを首に巻いて寝たのですが、午前3時半に痛みで起きる僕。激痛ではないのですが、角度が悪いと「痛っ!!」ってなってせっかく眠りにつけそうなのに、また目が覚めてしまうという悪循環。

そういえば、腰痛の時に買った痛み止めクリームがあったと思い、リビングルームに。塗って、ほっとして少し落ち着かせようとカモミール茶にミルクと蜂蜜を入れて飲むことに。それでも痛みがまだあるのでこれも腰痛時に買った鎮痛剤をのんでベッドに戻りました。結局、ウトウト感しか感じない眠りで朝が来た感じです。どうしたのかな、、、。今まで元気だったのに、突然痛みや病気に見舞われると落ち込んでしまいますよね。今日は安静にして、少しでも直りを早くしたいと思います。

やっぱり、健康体は大事だなー。

この体でまだあと40年以上は生きなくてはいけないですからね。ちゃんとメンテナンスをしておかなくちゃ。

さて、メンテナンスと言えば僕がフランスで感じたことにもつながるんです。

パリって、世界有数の観光都市でもありその景観を守るために建物への規制がとても厳しいことでも有名ですよね。イギリスもこのルールがあります。例えばミニちゃんが住んでいるそんなに大きくない地区でもある地域は町が決めた条例があって新しい建物でも、増築でも町の許可が下りないと施行できないし、条例も厳しいんですね。ドイツもあるらしくて、例えば家に使われる素材の指定とか、垣根の種類だとか、前庭は芝生庭だけど、砂利を敷くのは禁止だとか。日本って本当に全体的な景観を気にせずに好き勝手にいろいろな建物が乱立しているイメージが僕の中にあるんですよね。確かに自然災害が多いので、昔の建物をいつまでもキープできないっていうのもあるでしょうし、昔ながらの武家屋敷風の家って完成までにかなりのお金がかかるし、その維持にかかる税金も高いって聞くからしょうがないのかも。だけどね、なんとなくもったいないなって思うんです。

その思いをまた強くしたのがフランスの田舎町。フランスの田舎の建物って外から見ると、古くて飾り気もなくてまるで中世時代の世界からタイムスリップしてきたような感じなんですよね。

ね。ちょっとお化けが出てきてもおかしくない感じ。木の雨戸や年季の入った石造りの建物。外側からはわからないのですが、どうやら中は近代風にリフォームされているようなんです。天井が吹き抜けになっていたり、2重窓になっていたり。そとは質素な感じなのに中は居心地よく仕上げているところに何となくフランス人気質を感じました。

この雰囲気がこの一部じゃなくて本当に町全体に広がっていて調和されているんですよね。中には新築の家もあるんですが、昔ながらの建物と似たつくり。

そして、街のシンボルとなる教会。本当にフランスもオーストリアもそうですが、どの町も背が高いのは教会の屋根。宗教の力がどれだけ強かったのかが伺えます。またそれに対抗して高い建物が作れないようになっているのか、町のどこからも見えて迷子にならなくてすむ役割も。

この写真の右の石垣に見えますか、犬が遊んでほしそうに顔だけ出してるんです。垣根から飛び出すこともなく、吠えることもなく、ただ近寄って来て通り過ぎる僕たちを上目遣いで眺めてました。

街の景観が一致していると本当に素敵だなと思えますよね。