頂き物から何をしよう

自分が年をとったなって、最近思うことが多いんですよね。まあ、僕の40になるのが数年先なので、いつまでも若々しくは入れないというのはわかってはいるのですが、時に自分の姿に愕然としてしまう事も。どうなんでしょうね。子供がいるか、いないかで30代の時間の流れの気づきって違うのかなって思います。

子供がいるのその子が成長するたびに時間の流れを確認できるけれども、僕のように子供がいないといつまでたっても気持ちは20代のままで、なんとなく年を取っていない錯覚に陥ってしまうんですよね。もちろん鏡で自分の姿を見ているのでわかることもあるのですが、写真で見ると「うわ。年取ったな。」って思ってみたり。実はこれ自分の声を録音した時に感じる違和感と同じなんだそうです。

鏡の中の自分は反転したイメージでいつもその顔に見慣れることによって、自分の顔に愛着を持つようになるのだとか。だけど、写真で写る自分は反転をしていないので、見慣れていないから「自分でない。」と思ったり、「いつもより不細工。」って思うのだそうです。面白いですね。もちろんカメラのレンズによって顔が大きくなったり小さくなることもあるので、どれが本当の自分かと言うと難しいのですが。

ともあれ、自分の年齢を受け入れていくしかないですよね。老いた分だけ知恵もつく。悪いことばかりではないですもんね。ってわかっていながらそれを受けい入れるのってかなりの勇気もいりますが。

さてさて、アヒルの日にユリ君の両親を訪れた時にお土産をもらっていたんです。

ユリ君の両親の庭にあるリンゴの木。この木にたくさんのリンゴが生るので、そのお裾分け。ドイツの庭では結構、リンゴの木を植えている家が多くてしかも小ぶりのリンゴがたわわに生っているんですよね。御覧の通り、そこまで綺麗な感じではないんですけれどね。

それでクリスマスはユリ君の両親の家に行くし、その後はスキー旅行もあるので絶対にそれまでに腐れてしまう。どうしようっと迷って考え付きました。

そうだジャムだ!!

こうして僕の初めてのジャムづくりは始まりました。

まずはリンゴの皮をむいて、細かく切る。僕は包丁では皮むきができないので皮むき器で。

種、芯、傷んだ部分も取り除いて、これに砂糖を入れて弱火でひたすらに煮詰めます。

リンゴの量の半分の量の砂糖で煮詰めました。最後にはわいムジュースを絞り混ぜ合わせます。本当は甘みがあまり多くないほうがよかったのですが、砂糖が少ないと長持ちがしないそうなので多めの砂糖。煮沸した瓶に詰めて出来上がり。こうすると1年間も持つのだそう。

初めてにしてはなかなかの出来ではないかと自負しています。

ウォッカを飲まずに、さてどうする

月曜日ですね。先週の終わりからドイツ北西部には夏が戻ってきました。今日は最高気温が22度まであがり、空は綺麗な青。心躍る天候です。明日から数日も天気はいいのですが気温は20度を下回りそう。

そんないいお天気の日は走るに限る。ただ、日本の夏を2006年を最後に味わっていないので日中の22度の中を走る気にはなれず。最近は早朝に走るようにしています。今日は7時半に家を出て海辺をふくむ10kmのコースを走ってきました。前回の時とほぼ同じ時間だったので、通り過ぎる人たちもほぼ一緒。勝手に仲間意識を持つのは僕だけでしょうか。

シャワーの後にドイツ語の勉強をして午前11時に一休み。そのテラスで日記を書き、本を読んでいると誰かが呼ぶ声が。どうやら僕に声をかけているよう。振り向くと一気にドイツ語の嵐。もちろん何が何なのかわかないので、聞き返すと外にある何かに入りたいとのこと。その何かがわからず、、、、頭の中で推測する僕。この人たちは道具を持っているから何かのメカニックの人たち、そして外にある建物、、、、、!!!そっか、24時間換気システムの小屋がアパートの個別の納屋の奥にある!それだ!!

”ここに入りたいの?”とその建物を指すと、イエスの回答。ただ僕はこの鍵は持ってないよと伝えて、おしまい。

その後彼はどこかに電話をしてその5分後に戻ってきて、手招きを。どうやら入りたかったのはその換気システムではなくて、僕たちのアパートの納屋?もの置き場。それでよく聞けば、電気の配線を変えに来たとのこと。

これには聞き覚えが。ユリ君がどうやら僕たちにあてがわれた物置の電気ケーブルが間違って隣の家の電気メーターとつながっているから、電気自動車を充電できないな、って話していたんですよね。これは大家さんを呼んで直してもらわなきゃって。

その人は何やら配線を変えて終了。めでたし。だけど、全くをもってネイティブのドイツ語は聞き取れる気がしない、、、、。いいお灸になりました。もっと頑張って勉強しなくちゃなー。

けど、何の連絡もなかったので留守だったときはどうしたのかな?もしかしてユリ君に連絡が言っていて、僕に言い忘れたのか?どちらにしろいい経験でした。

ユリ君はかなりのグリーンな人間。車もハイブリッドだし、歩いて7分ぐらいのスーパーで1週間の買い出しをするときも歩き。環境にやさしくが彼の根っこにあるらしく、感心してしまうほど。それと気にするのがオーガニック。有機栽培の野菜とか卵も。僕はそんなにも気にしないのですが、値段があまりにかわらないときは僕も有機野菜に手を伸ばしますが、ユリ君は庭の鉢植えの土までオーガニックにするという、、、。そこまで?と僕は思ってしまうのですが。

そのユリ君の影響なのか、僕も自然に優しいもので生活するのも悪くないかもなと思うように。それで何が変えれるかなと考えて、、、。掃除の洗剤!!だと気が付きました。特にお風呂場の洗剤ってにおいがきつくないですか?呼吸が難しそうになるあの匂いが前から嫌だなって思っていたんですよね。それでそれに代わるものはないかとネットで調べていると、見つけたんです。万能お掃除クリーナーの作り方。

用意するのはこれ。

有機栽培のオレンジ。実ではなくて必要なのはこの皮。これをちぎります。

そして密封できる瓶に入れ込みます。瓶の横の青いステッカーのボトルわかります?ウォッカなんです。このアルコールで皮を漬け込みます。

イギリスではウォッカがそんなに安くはないのですが、ドイツは有難いことにこの750mlが700円ほどなので気軽にこのクリーナーが作れるというわけ。

あとは直射日光の当たらない暗いところで2週間寝かせます。

そして2週間後に濾過して、スプレーボトルに入れれば出来上がり。お好みでアロマオイルを入れてもいいのだとか。なくてもオレンジの香りがちゃんとします。これ、殺菌効果もあるそうなので除菌スプレーとしても使えるそうです。ただ、ガラスや窓磨きにはあんまり向いていないみたい。

皆さんも試してみてはいかがでしょうか?

思い出を閉じ込めてみました

月曜日から雨雲が覆う天気で何となく心静かな日々だったのですが、今日火曜日は午後から太陽が出て朝方の雨でぬれたパティオの植物たちも嬉しそうに風にそよいでいます。もうすぐ太陽の出ている時間が1番長い夏至の日もやってくるから、こうでないとね。そして僕の誕生日も明日に。37歳になるんですね。30代も後半戦へと入るわけですが、いつまでたっても子供な性格でユリ君に、”何歳?”って聞かれるほどの行動ぶり。そこは永遠の少年ピーターパンと同じでいようと開き直っているんですが。誕生日を迎えるということは、このブログの年数もまた増えるというわけです。

ブログを始めたのが29歳の誕生日からなんですよね。30歳になるまであと1年。何か新しいことを始めようとおもって書き始めたブログ。8年間書き続けているんです。その中でいろいろな人に出会えて。本当に良かったなって思います。実際にはまだ会ったことはないのだけれどブログからフェイスブックやインスタグラムの友達になって、アップデートがあるたびにメッセージを書く人もいてネットの中でのつながりも素敵だなって思っています。もちろん、本当は顔と顔を合わせて話してみたいんですけれどね。それは時が着次第、おいおい。ドイツ遊びに来てくれる分は拒みませんので。

さて、今日はちょっと新しいブログのカテゴリーを広げようかなと思って。カリスマ主夫ってカテゴリーを作ってみました。

最近ね、エコのユリ君のせいか、物を無駄にせずに何かに使えないか?みたいなことを考えることがあって。けど、そこは芸術家の端くれ、想像力をもって何かを作りたい衝動に駆られているんです。

最初に目を付けたのがこれ。

これね、プリンが入っている容器なんですね。ヨーロッパではよく見かけるんです、このガラス容器に入っているムースやプリン。プラスチックだったら捨ててしまうけれども、ガラスだから何か使えそうと思って捨てずにとってあるのですが、結局気が付くとその数だけが増えている状態に。ムースを作ってまた使えばいいのだけれども、そんなにムースやプリンは作らないし、食器にするには小さすぎる。これが2つ重なったくらいならいい大きさなのにな、、、、、。

そっか!!

閃いてしまったんです。これで作れるものがあると。

容器の一つに貝殻と小さな玩具のクリスタルの粒を入れます。この貝殻はこの前ユリ君と海岸を散歩していた時にあまりにもシンプルな色合いと、縞模様がそれぞれに濃さが違って面白いと思って拾ったもの。”何に使うの?”って言われながらも、”何かに使えそうだから。”と答えともいえない返答をして集めた6枚のうちの3枚。そしてこの玩具のクリスタルは引っ越しの作業中にスワロブスキーの箱が出てきて中に小さな巾着が。開けてみるとこれが入っていたんです。ユリ君曰く元カレがプレゼントで誰かにスワロブスキーの商品を買ってそのおまけでついてきたのだとか。光に当たるとものすごく綺麗だったので、ぼくが捨てずにとっておいたんです。そのクリスタルも入れて。

この貝殻とクリスタルが1段目で、2段目はガラスをそのままのせて接着剤でつなげたら完成。

あとは上の段にティーキャンドルを入れれば、キャンドルホルダーになるんですね。僕はいくつかロウソク立てを持ってはいるのですが、外用のがなかったんですよね。なので、これで外用のが2つできました。自分たちの思い出も詰め込んだキャンドルホルダー。いいアイデアだと思いませんか?