現実味を帯びてきた未来

金曜日。家に帰り着いたて、ご飯を食べてソファーに横になって、、、。

そこで記憶はなく、気がついたら午前1時。疲れと満腹感から眠ってしまったようで。そこからまだ半分眠った頭で起き上がってベッドへ。今朝は8時半までぐっすりと眠って土曜日の朝を迎えています。

素敵な週末がやってきましたよー。特に何をするわけでもないことが、幸せで。(と言いつつも、今日はミニの家の庭の草抜きをするのですが。先週もしたんですが終わらず、今週もすることに。)

最近、新しい子が職場に入ってきて、何でも1995年生まれの21歳らしいんです。21歳ってことにはさほど驚かないんですが、生まれた年を聞くとビックリしますよね。僕が81年だから14歳も違うんだなって。TRFとか知らないんだろうなー、ビックリマンの存在は知ってるのかな?なんて考えてしまいます。

やっぱり、ゲイであると結婚して自分の子供を持つということが物理的には無理なのであんまり自分が年齢を重ねているという実感がないんですよね。僕も気分は20代後半くらいで、時に自分が30代も半ばなんだということに驚かされます。

例えば、ドイツの保険についてユリ君と話していた時に、”Takは35歳だからプライベートの保険でも高くなるから、国の保険に入ったがいいよ。”みたいなことを言われ、自分が社会的には、”健康優良児的年代”ではないんだなって意識させられるという、、、、。

 

先日みた映画が、それに近いというか、”こんなことも近い将来起こるのかもしれないな。”なんて思って見てたらかなり泣けてきて。涙ながらに見たその映画が、ドリューバリモアとトニーコレットが出ている”Miss You Already”

ミリーとジェスの女二人の友情の物語。二人の友情はジェスがアメリカからイギリスの学校へと転校する時から始まります。お互いを必要として、育っていきミリーは妊娠をきっかけに結婚。子供2人の母親になり、仕事もチャキチャキとこなす女性に。ジェスは長年付き合っているヤーゴが。ジェスは二人の間に子供が欲しいと願っているのですが、妊娠できずにいる状態。お互いの生活環境は違えども、二人の友情は変わらず。

そんなある日、ミリーは乳癌であることがわかります。キモセラピー、乳房の摘出手術など様々な治療を試すミリー。胸がなくなったり、嘔吐を繰り返したり、髪の毛が抜けたり、そんな苦しい日々の中にでもいつでも隣にはジェスが。ただ、そんな時にジェスが妊娠。”自分の幸せを、今を苦しんでいるミリーに伝えるべきなのか、、、、。”このことが後に大きな問題に。

こんな風に書いていると美しい友情と、感動的な闘病生活みたいな感じですけど、かなりぶっ飛んでいる感じもあるんですよ。胸をなくしたミリーが、”自分本名としての魅力がなくなってしまったのではないか、、、。”との不安から、一夜だけの関係を持ってみたり、夫の企画したサプライズパーティーで来ている人に喧嘩を売ったり。だけど、そんなミリーの自分に素直な行動が心に響いてくるんですよね。”もしも自分がミリーだったり、またはジェスの立場だったら自分は一体どうするのだろう、、、”と考えさせられます。

ユリ君は僕のパートナーだから、ミリーとジェスの関係ではないから。そしたらミニだなって。そう思いながら見てたら、もうね切なくて。泣きましたよ。やっぱり、こんな風に自分の人生に置き換えて映画やドラマを見て感情移入してしまうのは年を取ってしまった証拠なんでしょうね。

残念ながら日本での公開は、、、、と思っていたら、来月から日本で、”マイ ベスト フレンド”というタイトルで上映されるそうですよね。もし、よければ足を運んでくださいね。

物忘れの魚

最近は暑いので朝の早い時間に走るのですが、ちょっと寝坊気味で10時過ぎに走りに。日陰は涼しのですが、最後の日差しを全身に浴びて進む道路沿いが暑くて、暑くて。

帰り着くなりランニングウェアーを脱ぎ捨てて涼しめの温度のお風呂で汗を流しました。だから、今はスッキリ。水風呂っていうのもいいですね、夏は。

お風呂の中で横になって顔だけ出して耳まではお湯につけていると水を通しての音が不思議な感じで聞こえてきて、海の中に深く沈んだような気分になるだけなのは僕だけでしょうか?

そんな海の世界を最近ピクサーがまた、映画にしましたよね。2003年の時は赤い魚、ニモを探して父親のマーリンが旅に出ましたが、今回は青い魚、ドリーが主人公。タイトルもあまり変わらずFinding Dory。(邦題もファインディング ドリー)

ユリアンと職場の友達3人でロンドン中心街の映画館に見に行ってきましたよ。ここの映画館、中心部にあるのに月曜から木曜日は前日大人7ポンド。(日本円で900円ぐらい)とお得な映画館なんです。

近くのPureというヘルシー志向のカフェでまずは腹ごしらえ。タイレッドカレーと7種の穀物のホットポッドにしたのですが、この7種の穀物が美味しすぎて、、、。これはリピート率がかなり増えそうです。値段としては他のところよりかは少し高めですが、健康のことに気を使っているし、美味しいしで問題ないかと。

さて、映画館に入って真ん中のスクリーンが大きく見える席をゲット。もちろん、ポップコーンをお供に。友達のCちゃんは塩味が良いというし、ユリアンは甘いのが良いというので2つとも買うことに。

僕、ピクサーはトイストーリーからの大ファンでよく見ているんですよね。けど、ほとんどがDVDで見るので映画館でピクサー映画を見るのは多分、モンスターズインクをアメリカで観た時だから10年以上も前。

やっぱり映画館って良いですね。スクリーンが大きいのもそうだけれど、全く他人の他の観客の人たちとも同じところで笑って、時に悲しんで。その一体感が好きだなって思います。

映画はもう、面白すぎ。かなり声を上げて笑ってました。だけど、もの語りの流れも素敵で即はさすがピクサー。シンミリさせてくれます。

あらすじを語っても仕方ないので、少しでも興味があるならば映画館で!後、この映画の本編の前にあるショートフィルムが面白い!!しかもアニメ?かと思うほどの実写感が半端ないですよ。

あとアニメで僕がするのが、僕の人生の登場人物でどのキャラクターがどの人かなって考えること、今回はユリアンはラッコ。アダムはマーリン、だっていう結論に達しました。

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=UGWv91YZua4

流石だね、ミシェル オバマ

僕、1番最初に海外を訪れた国はアメリカだったんです。19歳になったばっかりで、1人で太平洋を渡ってオレゴン州に。初めての海外がアメリカに住むというある意味無謀さ。だって、一度としてその時までに日本以外の国何て過ごした事もないのに、旅するのでなくて住む事に決めちゃったんですからね。若さってこんな大胆な事が出来るから、凄いなって今は思います。

そんな僕の海外生活も気がつけば僕の人生の3分の1以上。だから、今日本に帰っても僕は日本人として生きていけるって自信はそこまで無いんですよね。

幸運な事に最初に住んだ国アメリカは僕の肌にあっていました。自分自身のアイデンティティーを探す日々で、その中で色々な人に会い、色々な価値観に触れて、自分の中に無いものを取り込んで消化吸収して。それがアメリカでの日々でした。

エンターテイメント性が高いアメリカ。その少しだけ地に足がついていない感じが良かったですね。それは僕がアメリカでは学生だった事も大きく関わってくるのかもしれませんが。

それでもあの国を支えているアメリカンドリーム的なおとぎの国の遊園地的な感じは他の国には無い様に思います。

そのエンターテインメント性は政治の部分でも色濃くありますね。

イギリス人のJames Cordenが司会を務めるアメリカのTVショー、The Late Late Show。その名物コーナーが Carpool Karaoke。カープールって車社会のアメリカで1人で車に乗ると車の数も増えて交通渋滞も多くなるし、自然環境にも良くない。だから2人以上で相乗りしましょうというもの。その特典として高速にはカープールレーンっていうのがあって、2人以上のひとしかそこは運転出来ない特別区間がもうけられているんです。

このコーナーは司会者のジェームスがゲストを車に乗せて音楽をかけながら歌い、踊るというもの。ゲストも豪華で、アデル、ジャスティンビーバー、レッチリ、グウェンステファーニ、ジェニファーロペスなど。

YouTubeでかなりの頻度で更新されていて良く観ているのですが、今回のゲストがビックリ。

僕のブログのタイトルにある様にアメリカ大統領の妻、ファーストレディーのミシェルオバマ!!

ホワイトハウス内を音楽掛けながら歌を歌う2人が最高。勿論、彼女のメッセージ的なもの『世界の女性にもっと教育の場を!』っということも軽く言いますが、ビヨンセのシングルレディーを振り付けで歌ったりとなんでもありな感じ。

このサービス精神がアメリカだなって思います。だってね、安倍さんの奥さんはこんな事しないですもんね。

この底抜けに明るい感じのアメリカが僕は好きだなって思います。

 

みればわかりますよ。

夢の工場へようこそ!!

ユリアンとの最後の1日を過ごしている今。特に何をする訳でもなく、穏やかな午後の時間を過ごしています。“何もしない日、万歳!!”ってこんな気分なのかも知れませんね。

さて、ユリアンからのもう1つの誕生日プレゼントがあったんです。それが、僕のオリジナルのブログのウェブサイト。コンピューターに強い彼ならではのプレゼントだなって思いました。

なので、これからはこのウェブに直接書くのではなく、僕のサイトからブログを書いてそのリンクを貼って全文を読める様に変えようと。それなので読者のみなさん、お手数ですが僕のブログ更新のごとにそこに貼られているリンクにとんでいただくと有り難いです。(全てが上手くいったらの話なのですがね、、、。僕、あまり器用じゃないので上手く動かないかも、、、、。)

 

charlie (1 of 1)

 

さて、ブログは僕の誕生日に見に行ったミュージカルについて。

今回、観に行ったのは Charlie and the Chocolate Factory。もともとは同タイトルで1964年に出版された本が原作。その後、1971年、2005年に映画になり(ジョニーデップをウィリーウォンカに迎えての映画は2005年版、)2013年にロンドンでミュージカル版が初演。残念ながらロンドンでの公演は今年が最後。ただ、ショー自体が終わってしまうのではなく、来年からはニューヨークで上演されるそうです。

お話はみなさん、知ってますよね。だから、軽く。貧しい家庭に育ったチャーリー。お菓子を食べれるのなんて1年に1回の誕生日だけ。そんな彼の街には素敵なチョコレートを作る工場が。ただ、この工場誰も中に入れず、また従業員らしき人も出てこない、謎に満ちた工場なのです。その工場について分っている事と言えばウィリーウォンカがその工場の持ち主で、そのチョコレートは病み付きになる美味しさという事ぐらい。そんな謎に満ちた工場が、一般公開される日が。ただ、誰でも入れる訳ではなくチョコレートバーの中にあるゴールデンチケットを手に入れる事が出来た選ばれし5人の子どもだけ。チャーリーも運良く、最後の5人目となりその不思議な工場へと足を踏み入れますが、そこは普通の工場とは訳が違った奇想天外な世界が、、、、。

”このミュージカル、どうせ子ども向きでしょ。”なんて思って最初は観る候補に入ってなかったんですよね。けど、予告版の映像を見て感動したのが舞台装置のの美しさ。本当は違うミュージカルを見る予定だったんですが、予定変更。そして、その決断が正解だったなって見終わって実感しました。

まずは舞台装置。もうね、驚きっぱなしです。”アーアの家に住みたいな。”とか、”セットの上に立ってみたいな。”って本当に思う程、子供心も大人心もくすぐる素晴らしさ。舞台の上なのに本当は違う世界を覗き見ているのではないかと錯覚する程の素敵な出来映えに。

子役の無邪気で、真っ直ぐな演技。ミニと付き合っていた時は小さな赤ちゃんがミニによく見えたけど、最近はちょっと控えめで真っ直ぐな子どもを見るとユリアンに思えるんですよね。なんでだろう?このチャーリー役の子が貧しいながらも夢をひたすら追い求める感じが心に響きます。

あと、脇役の人達全てが一癖も二癖もあって素敵ですよ。チャーリーとウォンカのただの引き立て役になっているだけじゃない傍役達の存在感がこの舞台を一層輝かせている様に思います。

見終わって。”貧しくてもその中で、夢を追いかけて行くのって悪くないな。”って思えるそんなミュージカル。現代社会の忙しさやルールに支配されている大人こそが見るミュージカルだなって思いました。

みなさん、機会があったらぜひこのミュージカルを。英語がわからなくても問題ありません。あなたを魔法の世界へといざなってくれますよ。