ハロウィンパーティー

今日は10発31日。アメリカやイギリス、そして今では日本でもハロウィンが人気のようで、町は子供達の”Trick or treat!”の声で溢れるのでしょうね。

今年のハロウィンは月曜日とあって大人たちのパーティーは先週末に。

今年はいつもの仲良しメンバーで、ハロウィンパーティをミニとマーロン君の家で開催。もちろん、仮装ありですよ。ただ、ミニの”アメリカのように、スーパーマンやシンデレラのような何でもありのコスチュームでなく、昔ながらの怖いオバケでの仮装のみ。”というルールに。

まずはハロウィン用にみんなが食事持ち寄りました。

最初の青色のカップケーキはKちゃんの作ったもので、トッピングにはハリボーのグミが。甘さ控えめのクリームチーズのクリームにグミの甘さがぴったりでした。下のは僕が作ったソーセージのミイラたち。あと、かぼちゃのパンケーキを焼いていきました。主催者のミニとマーロン君は美味しいランチを。野菜のパスタ、じっくりと煮込まれた美味しい豚肉、そしてピリッと辛さのあるバターナッツスクワッシュの煮物。

ハロウィンには必要不可欠のジャコランタンも作りましたよ。手前の顔の部分はマーロン君が。よく見るとジャコランタンの光に照らされて壁にコウモリの影が見えるのわかりますか?裏面にこれは僕が彫ったものです。

この5人で集まったのは本当に久しぶり(あ、kちゃんとAくんの愛犬、ハニーもいたのでプラス一匹。)だったので、正午から始まってミニとマーロンの家を出たのは夜の8時過ぎ。本当に飽きずに喋ったり、時に踊ったり、歌ったりして過ごしました。前回会った時は犬のハニーは人が苦手な感じがあったけど、今回は本当に人懐っこい犬になっていてビックリ。みんなからの愛情を存分に受けていました。

さて、それぞれの仮装写真をここで。

 

ミニとマーロンは双子の骸骨。Kちゃんは殺し屋パンプキン、Aくんはスクリームの死神で、僕は悪魔。

いつまでたっても子供のままで、成長しない僕たち5人組。この感性がけど、お互いに心地が良いと感じるところでもあるんですよね。素敵なハロウィンになりました。

ドイツ語の壁

秋のような空と、涼しい風が吹き抜けるロンドン。”これで、今年の夏も終わりかな?”と思っているのですが、数日前の新聞の記事によれば来週の頭にかけて熱波がくるらしく、火曜日の予想最高気温は32度。だったはずなのに、予報を見てみたら24度と真夏にはなりそうになさそうです。イギリスの天気は本当にその前日くらいまでは予測不可能なんですよね。

イギリスの今までの最高気温が2003年に記録した37度で、もしかしたらそれをも上回る記録が!!とのことだったけど、お預けのようです。

クーラーなどの冷房設備がないイギリスのアパートにとっては恐ろしい話なので、ホッと一安心しているのが本心なのですが。

さて、4月から始めたドイツ語も今、4ヶ月。毎日、20分ほどコツコツとやっています。

ドイツ語と英語は親戚同士だからって言う割には、ドイツ語の難しさの壁にぶち当たっています、、、。

けど、ドイツ語を学んだ人曰く、”ドイツ語は最初の壁が一番高くて、その後はルール通りになるから大丈夫。”その言葉を信じるのみ。

物の名前には男性、女性、中性があり、それによって英語ではthe(その)が違ったり、形容詞や動詞の変化などルールがたくさん。ただ、このルールを覚えてしまえればあまり不規則なものがないからと、慰められながら進めてます。

ドイツ語を勉強するときは基本は英語の脳みそで考えているんですが、ドイツ語の語順を考えるときは日本語を使うようにしてます。言葉の並びでいくと日本語に近いんですよね。

初級者なので進歩が目に見えてわかるところも今は助けになってます。最初は何も意味をなさなかったドイツ語の文章が、単語を習うごとに、文法を習うごとにわかっていく喜び。これはやる気が出ますよね。

日常生活を問題なく喋れるようになるには気が遠くなるような遠い道のりですが、千里の道も一歩から。地道に、気長にやっていこうと思います。

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都会の夜

早いもので、最近のロンドンの夜や朝には秋の気配が漂っていて、しかも日を追うごとに強くなっている。そんな印象を受けます。

お盆も過ぎていない日本ではまだ夏まっ盛りの日々で秋の気配はないのでしょうけど、季節は一日置きに変わっているのですね。

開け離れた窓から入ってくるひんやりとした風がどこか少しだけ寂しさを含んでいる、夏の終わりはだからどこか物悲しいのかもしれませんね。今まで自分の手の中にあったものが、不意に気がつくと失ってしまっているそんな喪失感。

長いことロンドンに住んでいるけれど苦手なものが人混み。

自分のペースで歩くことができないし、人が多過ぎて、圧倒的な数の他人が疎ましく、まるで自分の敵であるかのように感じてしまうから。だから、歩く時もなるべく裏通りを歩くし、道路もすぐに方向が変えれるような道の端っこを歩く癖があるのかも。まるで野良猫のように。

だから、ゴミゴミ感が出る都会の喧騒や雰囲気は苦手なのかも。

だけど、都会の夜は特別だなって思います。

昼間よりも空気の密度が高くなって、深呼吸をしてもいっぱい酸素が肺にまで入ってくる気がして。

それに人工的な光が綺麗なのにどこか寂しげで、そこも好き。暗闇の中を頑張って照らしているようなそんな懸命さが。夜は昼間と違って全てを闇の中に隠そうとする、そこに一部分的に明かりを灯す光は少しだけ浮世離れしているし、現実を照らし出している気もする。

そんなあやふや感があるのも、都会の夜だと思う。

 

ドイツ国鉄無料の旅が、、、

日本は参議院選の開票結果が伝えられていた日曜日の夜、ヨーロッパはサッカーのEURO2016で盛り上がっていました。

僕は、、、。サッカーというものにあまり面白みを感じないのでいつもは気にもしていないんです、実は。何故苦手なのかな?って考えてみました。まずは自分がサッカーがあまり得意ではないと言う事。あとは、結構接触プレーが多いでしょ、サッカーって。それで良くテレビで映るのが足が当たっていないの大袈裟に転けて見たり、痛がったり。(だってその後何事も無かったかの様に走ってたりするでしょ?)それがサッカーの面白い所だって言う人もいるんでしょうが、僕はそこが理解し難くて、、、。何となくサッカーとは距離を置いている気がします。

そんな僕が今回の決勝戦は観戦しましたよ。勿論テレビですけど。みると、やっぱり手にあせ握って応援したくなりますよね。僕は今回はフランスを最初から応援していたんです。

何故イングランドでもなく、ユリアンの母国ドイツでもないかって?それは姑息な理由なんです、、、恥ずかしながら。

ユリアンの住むドイツ、サッカーが強い国でもあるんですね。今回も優勝候補の一つに上がっていて、この前にドイツを訪れたときもこのヨーロピアンカップの準備で大賑わいと言った感じでした。

そんな国だからその催しに便乗して色々なビジネスが作られるなんです。そんな一つをユリアンがゴリ推し。それがDeutsche Bahn(ドイツ国営鉄道)が打ち出したユーロ2016の優勝国当て。19ユーロで3ヶ月有効のバーンカードを購入して、自分が優勝する国を決めてその国がもし勝ったら8月中の高速電車ICEが無料で乗り放題というもの凄い企画。もちろんこのカード他にも特典があってその3ヶ月間は通常料金の25パーセント割引で乗れるんです。だから自分の予想国が負けてもそこまで損しない感じに。

上の文章からお気づきの様に僕が選んだ国はフランス。

こんな感じでカードに自分の予想した国の国旗が付いてきます。

では何故、フランスか?と言う所ですよね。

これはユリアンの案。この話を聞いた時に、“じゃ、ドイツにしよう!!”って僕が言うと、、、。”うーん。ドイツは選ばない方がいいよ。”との返答。愛国心は何処に?と思っていると。

ユリアンの解説はこのようなもの。ドイツは強くて優勝をするかもしれない。だけど、バーンカードはドイツだけで実施されているから愛国心と、チームの強さから言って沢山の人がドイツを選んでいるはず。そうすると休暇シーズンでもある8月の電車の旅は人の波で地獄になるから賢明な選択ではない。では、他の優勝候補ではというと地元開催の強みもあるフランス。これがベストだと。(因にユリアンもサッカーには疎いのでサッカー好きの友達に聞いた情報らしいです、フランスが強い事は。)

フランスは好調に予選もトップ、準決勝で強豪ドイツも破り、”これは優勝間違いなし”モードに。それに比べてポルトガルはギリギリ予選通過、ポーランドに危うく負けそうになりながらも決勝にコマを進めた感じ、それプラスポルトガルサッカー界のスターであるクリスチアンロナウドが前半早々に怪我で欠場。

僕とユリアンの中では8月の無料鉄道の旅が繰り広げられていたのですが、、、、、。フランスがチャンスがあったのに決められず、延長戦でまさかのゴールを許して試合終了。僕らの夢も砕け散りました、、、、。

けど、今回はダークホース的な国が頑張りましたよね。ポルトガルもユーロを制するのは初めてだし、小さなくにであるアイスランドとこれまた小さなウェールズが準々決勝、準決勝とそれぞれに駒を進めて各個人の頑張りよりも、チームとしての団結が勝るのかなと思わせてくれるユーロ2016でした。

試合後はここがイギリスにも関わらずポルトガルを応援していた人達が多かった様で花火は上がるは、大声で喜びを分かち合う人、車のクラクションなどで賑わっていました。

好き嫌いな子ども

そういえばドイツのユリ君の実家を訪ねている時にお母さんが、”ユリは、好き嫌いが多いからねー。と言う事をいっていて。その時は、”そうかな?”何て思っていたのですが、、。

どうやら、本当の様です。

ユリアン、ご飯を本当に綺麗に食べるんですよね。日本人ってお米の一粒も残さずに食べましょうという精神が強いでしょ?僕も出された物はちゃんと残さず食べるを突き通しているのですが、時に小さな野菜片とかが残っている事も。そんな小さなものも含めて、綺麗にお皿から無くしてしまえるのがユリの食べ方。

そんな子がまさか、好き嫌い王だったとは、、、、。

事件は今回、ユリアンが僕の家にいる時に起きました。

せっかくユリアンがいるんだから料理に腕をふるおうとレシピ本を見てメニューを決め買い出しに。

イタリアンでまとめて、牛肉を黒オリーブ、ケーパー、アンチョビのソースで焼いたもの。そして,次の日はほうれん草入りのカーリーパスタを茹でほうれん草とゴルゴンゾーラチーズで和えた物に決定。ユリアンが来る前に買い物も終えて準備万端。

そして夕飯となり、”今日は何が夕飯?”と聞くユリ君に牛肉のメニューを伝えると眉間に皺が。オーリーブは駄目なんだよね。あと、アンチョビとケーパーは好きじゃないかも。

”それなら、パスタがあるよ。”と提案すると、”ゴルゴンゾーラが好きじゃないの、、、。”(あんなにチーズが好きなユリが、まさかゴルゴンゾーラが駄目だとは、、、、。)

じゃ、冷蔵庫の中にある物で何かを作ろうと考えた僕。材料を冷蔵庫から出そうとしたその時に。”あー。あと、あれなんだっけ。一つ嫌いな野菜がある、、、、。うーん。茄子。’

勿論、僕の手元にあるのは茄子、、、、。

話を聞くと、今は野菜を結構取るユリアン。昔は偏食で野菜も数種類しか食べてなかったのだとか。そして,”最近はズッキーニを食べれる様になった。”とのこと。

これを聞き逃す僕ではありません。”じゃ、茄子を好きになるおいしい料理、作ってあげると。”と半ば強制的に茄子を使う事に。途中途中で、”茄子アレルギーなんだ。”と言ってくるユリアンを無視して夕飯が完成。

dinner (1 of 1)

左はユリアンが茄子の1品が食べれなあった時のために、牛肉の薄切り肉をオリーブオイル、醤油、ニンニクでマリネしてパクチョイと炒めたもの。そして右側は、大豆で出来たミンチ肉(最近僕の流行なんです)をほうれん草と茄子で混ぜ合わせ、インドカレーペースト、醤油、をいれて味を見てコーンフラワーでトロミをつけた僕の創作レシピ。

ユリアン、おずおずと食べて、、、、。”食べれない事は無い。”との感想。

これから少しずつ彼の好き嫌いの深さを知っていくのかなー?