旅のあとで

イギリスは秋を通り越して冬へと突入してしまったかのような朝の冷え込み。10度を切ってしまうかの温度で、身が引き締まる寒さの中を歩くのには勇気がいるほど。この寒いまま、暗い冬へと突き進んでくのでしょうか?

さて、今回がクロアチアの旅のブログの最後です。みなさんにクロアチアのよさが伝わっていたら幸いです。

この写真、他c位の途中で撮ったものなのですが、ジブリの”魔女の宅急便”の中でキキが言う、”海に浮かぶ街”みたいだと思いません?

僕たちの旅はスプリットからまた、ザダルへと戻りそこから車で1時間ほどある渓谷の川をカヤックで下るというアドベンチャーを迎えて、終わりました。この時はカメラが心配だったので持参しなかったんので、残念ながら写真はないんです、、、。

二人乗りのカヤック。後ろに乗る人が先導役で、前の人が力いっぱいに漕ぐ。もちろん、先導役はユリ君。僕も少し試したのですが、川岸の茂みの中に突っ込んだのですぐに諦めました。

ライフジャケットをつけているので途中で川の中に飛び込んで泳いでも浮いていられるし、川の穏やかな流れに時に流されたり、小さな滝を下ったりとカヤッキングの面白さを存分に知ることができました。5時間ほどの川下り、途中で激しい夕立にもあって、雷が鳴る中の川下りもそれはそれで面白いものでしたよ。

この旅で、クロアチアの自然の美しさに触れたことはもちろん。けど、それ以上にユリ君と僕の中が深くなったなって思います。車の運転中にちいさな言い合いをしたり、お互いのことを時に疎ましく思ったり、拗ねてみたり。今までの恋愛ごっこ的なものが少しづついろいろな経験をして、愛情へと変わっていく。そんなかて位に僕たちは立って、そして進んでいるのだなと感じさせてくれた今回の旅でした。

旅の中で写真を撮るのは99パーセント僕なのですが、時にユリ君が僕のカメラを取り上げて僕の写真を撮ることがあるんですよね。その中の一枚がこれ。

 

この写真を見て無邪気に笑い顔の自分の表情があまりに無防備でそして、幸せそうなのを見て嬉しくなりました。そっか、こんな顔をユリ君の前で僕はしているんだなって。これからも、こんな笑顔をユリ君に見せていけたらなって思います。

 

ユリ君、素敵な旅をありがとう。そして、これからもよろしくね。

自然美の国 クロアチア5

今週も週5回とハードなスケジュールですが、毎日が10時間労働でなく、週前半は6時間労働なので余裕を持って過ごせそうです。

けど、早いものでもう10月なのですね。一年があっという間に経ってしまう、本当に歳を増すごとにその加速度が早くなっていくように思います。

10月、日本は秋晴れで空が高く、美味しい食べ物が食卓にならぶ頃ですよね。(今、ヤフーニュースを見たら沖縄に国内最大級の台風がって記事があるので少し不安ですが、、、。)

イギリスも朝夕は冷え込みが厳しくなってきました。イギリスは10月になると一気に冬の感じが出てきます。今日の朝なんて吐く息が白くてびっくり。1週間前まで短パンで過ごしていたのに、、、、。

そんな冬めいてきたのに、僕のブログはまだ真夏のような記事で申し訳ない。

さて、霧の濃さであまり湖の全体像がみえなかったプリトヴィツェ国立公園を後にして車で南下。南に下がるたびに晴れていく空。どうやら天気の運もついてきたようです。

今回、向かったのはこれもまたたきと湖で有名なKrka National Parkです。Krka(と不思議な感じでしょ。発音的にはカラッカって感じでラの音を弱めていう感じかなー。)

プリトヴィツェ国立公園があまりにも有名すぎて、ちょっと影が薄いかもしれないど、ここの国立公園の魅力は滝の前で泳げるという所。ちなみにプリトヴィツェは遊泳禁止です。

ここもプリトヴィツェに負けないほどの水の美しさ。この日は晴れていたので、より尚プリトヴィツェよりもよく見えました。

 

ね。素敵な青色でしょ。ここは大きな滝の前の連弾の滝で、ここでは泳げないのですが、泳げる所はここ。

ね、すごい迫力でしょ?所々に、岩場があるのでどこまでも深いというわけでないので泳ぎ疲れても休憩できます。しかも、この湖と川にはたくさんの魚が至る所にいるんですよ。近づくともちろん逃げるのだけれど、じっと立って待っていると20cmくらいの距離まで近づいてきてくれます。

ただ、残念なのが2人旅だと人が多い観光地では泳ぐにも一人が泳いで、選手交代のような感じで一緒に泳げないんが残念ですよね。

ここは自然の美しさも見れて、その中に紛れ込めるというのが一番の魅力だと思います。

 

 

 

 

ゆうるりと

じつはまたちょっと、体調を壊していたんです。

多分、色々な事が詰まっていた所為だと思うんですよね。ユリアンが来て、帰ったと同時に職場のパーティーがあり、次の日にはミニの引っ越しの準備。準備が一段落したら一気に疲れが出たのか、グッタリしてしまって。

だから、昨日と今日でいつもの自分に戻れる様に静養中です。

知らず知らずのうちに自分に無理をしている事ってありません?忙しさが最優先で、自分の体力や精神的な状態も気づかないままに突っ走って、ふと一息ついた時にガックリと落ちてしまうそんな経験。

先日、母とも話していたのですが年齢を重ねてくると、体との会話を上手くしていかないといけないね、と言う話になりました。面白いもので35歳になりましたが、精神的にはまだ20代の様な気持ちである部分もあり。だけど、やっぱり見た目的なものは少しずつ年を重ねているサインが見えてくるこの年頃。

20代のときは徹夜しようが、沢山飲もうが体がどうにかなっていたけれど、それと同じ様な事をしようとすると体の一部がいつもと違った感覚に襲われる事が最近ある様に思います。

そんか体からのサイン。

忙しいときは特に見逃してしまいそうですよね。”ま、大丈夫だろう。明日には治っているだろうし。”ってな具合に。

たしかに翌日とかには治っていたり、気にならない程度に。ただ昔程の短期間で回復出来なくなっただけ。多分そうなのでしょうね。

だとしたら、これから長く生きていくとすると回復はもっと遅くなっていくわけで。そしたら、体を酷使するよりも体がサインを出すその前に、腹8分目で抑えておく事を今の年齢から始めておくのがいいのかもしれませんね。

日本人は長寿の国。平均年齢で僕が生きるとすればあと50年弱はこの体との付き合いになるわけですよね。肉体も、精神も自分の体の一部だけれども自分の中に共存しているパートナーと持って生活していくと少しは上手く付き合っていけるのかな?なんて考えています。

みなさんも自分の体、精神と上手く共存してますか?

疲れたときはこんな所でゆっくりとお昼寝したいですよね。

ちょっとそこまで

先週の木曜日、ちょっと出かけてきました。ユリアン君と一緒に。

本当はある映画を観に行こうと思って調べていたら、、、、。アメリカでは6月の中旬に上映が始まったのに、なぜかイギリスでは一ヶ月も遅い7月29日。なので、どんなに探しても見つからないわけだ、、、。

”じゃ、どうする?”ってな話になって決めたのがこの場所。

ここはロンドン中心地にある劇場、Noel Coward Theatre。ここで上演されているImpossibleを観に行ってきました。

マジックショーなんですよね。僕もユリアンもそこまでマジックには興味が無いのですが、お値段が安くて。3階席の最前列の席で1人13ポンド。(1800円くらい)この値段だと、映画館で映画を鑑賞する方が高いんです。

ではと言う事で乗り込んだこのショー。席も舞台全体を見渡せて高さもかなりあり、高所恐怖症の僕としてはちょっと怖かったです。

高い席でもちゃんとマジックが見える様に大きなカメラスクリーンもありましたよ。

こんな感じで前に身を乗り出しての楽しい鑑賞。

7人のマジシャンが自分の得意とする分野を披露してくれるのですが、クロスボーの人のパフォーマンスが圧巻でした。

こんな感じで時にふらりと来れるのがロンドンの劇場の魅力ですよね。

皆には秘密で、、、

みなさん、夏風邪を引いたままブログを数日間休んでしまってご迷惑おかけしました。“もしかして、悪化して寝込んでいるの?”と心配までしていただいている人々もいる様で、、、。本人至って元気です。ただ、最近の日常を忙しく過ごしていてブログを書けなかったという理由なんです。ごめんなさい。

風邪の方は完治ではないですが、回復に向かっているようで一安心です。

実は今週の始めからユリアンがロンドンへと遊びに来ていたのです。それもあって忙しくしていたんですけどね。今日の午前中にロンドンから電車に乗って帰っていきました。

ユリアンがロンドンに来るのは今年でこれが6回目くらいなのかな?だけど、いつも近所の散歩なんかで終わってしまうのでちょっと、出かけてきました。

この前、友達とハイキングに出かけたこと覚えてます?実はその続きを2人でしてきちゃったんです。この時点で友達にバレてしまうので先に謝っておきます。ごめんなさい。

青空に暑い日差しがどうしても僕を誘惑して仕方なかったと言い訳しても駄目かな?

実はねドイツで買ったハイキングシューズをユリアンが持ってきてくれてその試し履きも兼ねての今回のハイキング。

時間は遅めで午後の4時。イギリスって緯度が高いのとサマータイムの為に午後の9時でもまだ明るいんですよね。それに真昼は日差しが強いし、気温も高いので少し涼しくなった午後4時をチョイス。

電車でこの前の駅まで戻って第2弾スタート。

前回は人の家の裏庭の後ろとか、高速道路の隣とか、夏草の茂りまくった小道など,アドベンチャー感が強かったのですが、、、、。今回は素敵な景色ばかりで、前回との景色の良さの格差に驚かされました。

この夏雲に、この緑。イギリスの夏の風景ですよね。ここから急な坂道を降りてハイキングコースへ。やっぱり、田舎って人も優しい。道行く人が挨拶してくれるし、時間の流れも穏やかで今までの日常の自分の生活はなんなのだろうって思ってしまいます。世界は一つで、同じ様に24時間があるのに、時にある場所では緩やかにそして平和的に時間が過ぎてるなって感じるこの時。そう思うと、”今の自分のこの忙しいペースの生活は意味があるのかな?”なんて考えてしまう自分がいたりして。

この道も面白くて時には牛が戯れる中を横切ったり、森のトンネルをくぐったり、雷で打たれてもなおも立ち続ける木の横を過ぎたり。景色が結構変わるので飽きもせずにズンズン前に進めます。

そして1時間半ほど歩いた所でみつけた素敵な場所。

ここ後ろにはウォータークレスを育ててる水田があり、清らかな水が流れているんです。疲れた足を冷たい水につけて一休み。まるで小学生の様に2人で列んでただ座ってくもの流れをみながらたわいもない話をする僕達2人。疲れた足もこれで回復。どことなくくまのプーさんの一場面みたいじゃないですか?

今回は全部で15kmを3時間40分程かけて歩きました。今度は他のハイキング仲間も連れてこなくちゃ。

ユリアン、おしゃれにまったく無頓着。短パンなのにヨット柄の長いソックスをはく所が可愛いなって思います。

週末と夏風邪

ロンドンは夏日が続いていて、僕のフラットはロフトの様な所にあるので窓全開で風を吹き流しています。幸運にも高い建物が周りにないので涼しい風が常に吹き込んでくれるのですが、それでも暑さを感じるこの頃。

明日の火曜日は気温が30度近くまで上がるとの事で、これはイギリスの猛暑。

そしてどうやらこんな暑いにもかかわらず夏風邪をひいてしまった様です。

異変に気がついたのが昨日の日曜日。

喉がガラガラするなって思って起きあがり、どことなく倦怠感。暑さの所為かな?っておもったけどその感覚が1日中消えなくて、おまけに鼻水も。熱は今の所なさそうですが、少し咳も出てもしかしたらこれから悪化してしまうのでは、、、、との一抹の不安を感じています。

何事も初期段階での対応が大事だと思う僕。葛根湯、ビタミン剤を飲んで、昨日は早めに就寝。なるべく無理せずに今日を過ごしたいと思います。実は今日からユリアンも来るので、彼に風邪をうつしてもいけないので、、、。

週末、夜の冷え込みがあってその時に薄着だったのがいけなかったのかもしれませんね。

そんな週末、土曜日はミニの家に。早いと今月末には新しい家に引っ越しになるので、その前に庭の整理を手伝ってきました。この家に、ミニと僕がまだ一緒だった時に買った家。色々な家具を買って、この家に、そして僕達のライフスタイルに合う様に色々な事をしてきました。

ミニと別れたあともよく、遊びに来ていたし。帰ってくる度に、”あー、家に帰って来た。”って思えたこの場所。そこが無くなってしまうのは寂しいものですが、これも人生。

あともう一回訪れるチャンスがあるかなー。その時にはお礼をこの思いでの詰まった家に言うつもりです。

不透明な未来、イギリス

イギリスがEUを離れると国民投票で決まったのが6月の終わり。それからポンドの価値は下がり、経済不安がイギリス国内だけでなく世界中に広がっている、そんなご時世。

EUを離脱する事は僕としては本望ではないんだけれど、決まった事をぶつぶつと言っても仕方ないので、決めたのならその中でのベストな国としてのあり方を模索すべきだと思うんですけれど、これがね、、、。イギリス大問題なんです。

というのもEU離脱派のリーダー的存在であったのが前ロンドン市長で時期の首相の座を目指していたのではと言われるボリスジョンソン。そしてちょっと人種差別的で右翼的なイギリス独立党(UKIP)の党首であるナイジェルファーラージ。ファーラージなんてこのイギリス独立党を自ら旗揚げして過去20年間に渡ってEU離脱を推進していた人物。

かなりの熱を帯びてEU離脱が今後のイギリスを良くする!と言っていたのに、、、、。

まずはボリスジョンソンが自分が所属する保守党の党首選に出ない事を発表。そして、ファーラージは党首である役職を辞任。理由がヤバくて、”今は自分の生活を取り戻したい。”との理由。(いやいや、あなた、イギリスがこの状態の時に、しかも自分が離脱を率いて来たのに、ここになって自分の生活って、、、。)

この離脱リーダー2人がいなくなって、一体誰がこの国を引っ張っていくんだ?そんな雰囲気が国中に流れている感じがします。ボリスにしてもファーラージにしても本当はEUの独立をそこまで推してはいなかったのかもしれませんね。国民投票になれば、多分EUに残る事になるだろう。だけど労働者階級の不満も多いのも確か。それならば離脱派にまわって国民総選挙で僅差で負けて、政府に対抗するヒーロ的な存在でいる事が出来るだろう。そんな風に思ったのかもしれません。

ところがふたを開けて見るとまさかの離脱派の勝利。

では、ここで慌てふためいたんでそうね。”あれ、勝っちゃった。どうしよう。離脱と言ってもね、、、。”みたいな。じゃ、党首になる事を辞めよう。

あくまでもこれは僕の空想なんですけど、どうしてもそんな思いになってしまいそうなこの騒動。

彼らのリーダーシップで離脱に投票した人達の熱もかなりの冷め気味で、、、、。

そんな今を必死に救おうとしているのが保守党の党首選に立候補している女性2人、テリーザ メイとアンドレア レッドサム。メイは表沙汰にはあまり言ってはいなかったけどEU残留派。レッドサムは離脱派。レッドサムにおいては当初は党首選の最終には残らないだろうと思われていた候補なのに急浮上。

これでマーガレットサッチャー以来の女性の総理大臣がイギリスに誕生する予定です。

何かと不透明なイギリスの未来にジャンヌダルクの様に皆を率いてくれるのでしょうか?

茜さす空に

昨日で4日間の撮影が終了。毎年、お世話になっている会社で、仕事をする人達とも気心知れていて撮影もスムーズに。写真の編集も半分以上が終わっていて、あと少し頑張れば完成です。

ホッと一息できる事。これって大事ですよね。

写真の仕事のときは同じ様な仕事でも、撮影場所に行くまではある種の不安がいつも付いてまわるんです。フリーの仕事をして長い事なるのに。ライティングは上手くいくかな、とか時間配分がこの時間はキツキツだけど間に合うかな、、、。とか。

特に初日は結構心音が早い気が。だけど不思議なもので会場に着くとこれが消えちゃうんですよね。肝がすわるって言うんでしょうか。”やってやるぞ!!”ってそんな気持ちで戦闘モード全快。

フォトグラファーって、もちろん写真を撮るのが仕事なんですがそれ以上の仕事もあるなって思うんですよね。

特に人物を撮るフォトグラファーに言えるんですけど、僕達はエンターテイナーでも無くてはいけないなって。サーカスのピエロとか遊園地のマスコットの様な感じかな。

会った事も無い人から突然に写真を撮られても、”誰、この人?” ”いや、笑顔は無理。”とか思ちゃうのが普通だと思うんですよね。初対面の人にはどの人で模そうと思うのですが薄かれ厚かれ氷の壁みたいなのがありますよね。

人物を撮る写真家はこの壁をいかに早く溶かすか、もしくは壊すかが大事だなって思います。相手の懐に入る、そんな感じかな。

例えば、遊園地のマスコットとかピエロって、ちょっと厚かましい感じで土足で心に入ってきません?子ども達に、”ほら、ピエロだよ。写真を一緒に撮ってもらうよ。”みたいな。あんな感じを僕は目指しているんですよね。

”何か分からないけど、普通とは違った感じの人間が来たぞ、、、。ま、面白そうだから写真を撮ってもらうか。”みたいな。

僕も人との関わり合いは好きなので楽しくやれるので苦ではまったくないし、今まで知らなかった人達とであって、その人の価値観や歩んだ人生について話を聞く事も出来て、それは本当に貴重な経験だな、この仕事をしていてラッキーだなって思える事なんですよね。

けど、ふと家に帰った時にそのエンターテイナーのスイッチが切れるときがあって、その時に疲れがドッと押し寄せてくるんですよね。”今日も頑張ったな。”って。自分に戻るその瞬間が、何処か刹那的なんですよね。

悲しい様な、寂しい様なそんな感情が疲れとともに体中を駆け巡る感じ。

特にベッドに寝転がって窓から見た空がこんなに素敵な茜色の日には。

赤いブーツがもたらす未来は

僕の誕生日の週であった先週は月曜日にユリ君とミュージカルを観に行って、その週の土曜日には友達が別のミュージカルに誘ってくれました。

普段、その友達に英語を教えているのですが、”そのお礼も兼ねて。”との事。嬉しいですね。

そして今回はKinky Bootsを観てきましたよ。

もともとは映画から始まって、アメリカでミュージカル化され、イギリスでは2015年の4月が上映。だからまだ、1年ちょっとなんですねイギリスのプロダクションは。

お話はイギリスの地方にある老舗の靴工場が舞台。父親がこの靴工場の持ち主であるチャーリーは子どもの頃から工場の仲間達と共に育ちます。次第に成長したチャーリーは恋人と共にロンドンへ。工場の事をも忘れてのロンドンでの楽しい日々。そんな時に1本の電話が。父が他界した事を知らされます。しかも高級靴で売っているこの会社の製品は実は売り上げが良くないという事もこの時発覚。”では、この工場はどうする?”となり、工場を閉鎖してしまおうと考えていたチャーリーですが、踏み留まって何か言い案を考えます。

ロンドンへ戻ったチャーリー。そんなとき、路上で男性2人に絡まれる女性を助けようとした所、、、、。実は女性と思っていたのはドラッグクイーン、ローラ。彼のショーを観てそこで、ドラッグクイーンが履いている靴が男性の体重を支えるには無理をしている事に気がつきます。

ローラをデザイナーにして新しい靴、kinky bootsを作り上げる事に。そして、目標はミラノでのファッションショー。

ただ、奇抜で思った事をストレートに言うローラと、男性工員との衝突。似た者同士の様で、似ていないチャーリーとローラ。彼らの間にはいつの間にかに溝が。はたして、こんな状態で老舗の靴工場は再生出来るのか?ミラノのショーは成功出来るのか?

そんなストーリーラインです。

この土曜日がロンドンはちょうどLGBT Prideの日でロンドンの中心地を沢山の人がパレードしていたんですよね。それもあって午後7時のこの回はパレード終わりの人も沢山。お客とステージの一体感が半端無かったです。

見終わって、”あー、気持ちよかった!!”って思える1作ですよ。

ドラッグクイーンとしての苦労、孤独感、父親と息子の葛藤、アルファメールでいなくては行けないと思うストレート男性の心情などいろいろと価値観が違う人間が同じ場所に集って、それが故に歪みあい、ぶつかりあう。そのぶつかりの中からも自分と相手との共通項をみつけてはお互いを認めあう歩み寄り。

これって日常生活でも言える事ですよね。”自分とは全く合わない人間だ。”って決めつけて距離を置いてみるけど、もしかしたら何らかの同じものが実はあるのかもしれない。また、自分の価値観を頭ごなしに押し付けるのではなく、まずは相手の思いや考えをオープンな心で聞いてみてそこから、判断する。それでも遅くはないのかもしれませんね。

世界の縮図の様な舞台がそこには広がっていました。

音楽もシンディーローパーが手がけて、時に感動的なバラードあり、アップテンポで踊りたくナンバーもありでいいバランスです。また、ドラッグクイーンのピンヒールを履きながらの踊りがもう、過ごすぎ。あとは笑いのネタがもう、山の様にあってメッセージ性がでしゃばり過ぎてヘンに感傷的になり過ぎずお笑いの緩急が心地よくドライな感じも気に入りました。

どうやら日本でもこのミュージカルある様ですね。もし機会があったらぜひ。歌を口ずさんで、スッキプしながら帰り道を帰る事間違いなしです。

 

おへそのゴマ

突然ですが、おへその穴のなかって今どうなっています?

ゴマいりな状態な人が多いんじゃないのかなー?

僕も何時もズーッとゴマ入りだったんですよね。だって子ども時代によく母親や祖母に、”おへそのゴマは取っちゃだね。お腹が痛くなるからね。”って言われていたので。

それから大きくなっておへそは母親とへその緒をで繋がっていたと知り、僕が考えて辿り着いた答えが、”このゴマはへその緒を切った時に残った血のあと。”と言う事に。だから取り除いてしまうとお腹の中に通じる可能性がある。

という子どもながらの発想で、それがそのまま大人になるまで続いていたんですよね。

だけど、海外に出て色々な人のおへそを見る機会があったのですが、”ゴマがない。”しかも穴もぽっかりあいている感じで綺麗な穴なんですよね。

”何故?”と思っていたのですが、、、、。

そこで最近調べてみたら、”おへそのゴマは垢。”という事実を知ってビックリした僕。

しかも掃除の仕方もみつけました。オリーブオイルをおへそに入れて綿棒で綺麗にすると良いとのこと。ただ、この穴は繊細だから優しく掃除をしなさいとの事。

これ、本当に効きますねー。いまはゴマなしのおへそになりました。

 

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