ドイツ語シャワー

どうですか、皆さんの周りも春めいてきましたか?東京はあと2週間もすれば桜がきれいに咲くというのを聞きましたが、そんなポカポカ陽気まではまだドイツは遠そうです。それでも、春の気配はあるんですけれどね。クロッカスが沢山咲いてるし、庭の植物も新芽が出ているので、そんなに遠くはない春に僕は思いを寄せるのみです。

さて、先週ブログを書かなかった、というか書けなかったのはロンドンにちょと里帰りをしていたんです。1週間ほどの滞在。今回も電車で旅をしてきましたよ。僕の町から、ロンドンのセントパンクラス駅まで約11時間の旅。

音楽を聴いたり、外を眺めたり、本を読んだり、書き物をしたりしていたらロンドンについたという感じで苦ではありませんでした。今回は特に電車が遅れたとかもなかったし、電車でロンドンに向かうのもこれが2回目だったので心の余裕があったようです。

そんな行きの電車の中で、ドイツ語のシャワーを浴びるとは思ってもいませんでした。ケルンーブリュッセル間のICE、日本でいう新幹線に乗り込んだのですが平日の昼間というのに結構な乗客率。席の予約を取っていなかったので空きを探すも、最初の車両は空きなし。2両目でやっと、ひとつ空いているっぽいところがあったので空きの席の隣に座るおじさんにドイツ語で、「ここあいていますか?」と聞くと空いているという答えが。

重いスーツケースを網棚にあげて、ジャケットを脱いで席に座ると、おじさんが「今日は席があまりあいていないよね。」と言われたので、「そうですね。人が多いですね。」と返したのが始まり、そこからおじちゃんとドイツ語でのおしゃべりスタート。と言ってもほとんどしゃべっていたのはおじちゃんなんですけどね。

なんでもおじちゃん、ニュージーランドに旅行に行って来て今その帰りなのだとか。「ニュージーランド=英語圏」ってことは英語喋れる?って質問を投げたら英語は喋れないとのこと。僕の楽をしようとした作戦はこうして潰されたのでした。こうなったら仕方がない、わからないなりに聞いて理解するしかないなって肝が据わりました。

そうすると面白いことに、なんとなくわかるんですよね。おじちゃんが言っていることが。もちろん僕の稚拙なドイツ語力では全部の文章がわかるはずもなく、聞き取れた単語から何を言っているのか頭に浮かべて何を話しているのかを考え出すというもの。これが初心者のできることなんですよね、っていうかこれしかできない。そこでわかったのは、おじさんは団体でニュージーランドへ行ってバスでみんなで移動して、多分大型のコンテナみたいなのがあってそこで料理も、寝起きも出来るという旅立ったこと。そして2週間でニュージーランドをくまなく回ったこと。かなり高い山にも行ったこと。原住民のマオリの話、気候の話とニュージーランドの名産物の話が語られました。おじさんは次の駅だったのでその間の30分間はひたすらドイツ語のシャワー。途中で話が分からなくなると、おじさんの話を止めて単語を聞いたり、自分で説明してみたりでどうにかわかりました。

これも度ならではの出来事だなっておじさんが去ったとに思ったのと、もう1つ感じたもは勿論、満足感。見ず知らずの人と、何もないところから会話を30分で来たという喜びでした。これが語学学習の一番のうれしさなんですよね。

今回は旅の途中では色々な人と話したという訳ではないのですが、短い出会いがありました。

ブレーメンからケルン迄の道のりは席が結構空いていたのですが、中年の女性がなぜか僕の隣に座って来て座る時に微笑んでくれたので、こっちも笑顔で答えたんですね。その後、言葉をかけるわけでもなかったのですが次の駅までの15分間ほど僕の隣にいて帰り際に「さよなら」と笑顔で電車を降りて行ったし、ケルンの待合所では荷物が多い女性が僕の前に座って、「トイレに行く間、荷物を見ててもらえますか?」と頼まれたり。もちろん快諾しましたよ。

何か、見ず知らずの人に声をかけてもらえるのってびっくりもするけれど嬉しいものですね。

 

週末のお客さん

先週は寒い日々が続いて、毎日がマイナスの日々。ただ、週末に入って温度が上がり最高気温も5度まで上昇。雨も降ったので固まって残っていた雪も土曜の朝までには消えていました。雪がなくなるのはちょっと寂しいけど、気温が上がったのは正直、嬉しいです。日本では菜の花が咲いてるところもあるようで、羨ましい。今のドイツは野外で春を感じることはまだないのですが、近所のスーパーなどでは球根の寄せ植えや、植物の種が芽吹いた時に入れる箱などがもう売られていました。1月ももう終わり。あと2ヶ月もすれば春めいてくるかな。

さて、普段の週末はユリ君とふたりで過ごすことが多いのですが、先週末は3人プラス1匹で。都会に住む一番上のお姉ちゃんが遊びに来てくれたんです。愛犬とともに。僕とユリ君の住む町、何かと何処の大きな都市からも遠くてお姉ちゃんも3時間かけて来てくれました。ユリ君の両親は1度ここへ訪ねてきてくれたけど、兄弟はこれが初めて。

前の日から僕はリコッタチーズを使ったブラックベリー入りのチーズケーキを焼き、お姉ちゃんと一緒に食べる土曜の夕飯には手巻き寿司と、皮から作った餃子でおもてなし。お姉ちゃんのお土産でくれた結構高級なシャンペンとともにいただきました。ユリ君はお姉ちゃんのお土産用に手作りパンを焼いたり、日曜の朝は甘いのと、チーズと生ハムの入ったパンケーキを焼いたり、大忙し。犬も近くの犬専用ビーチに連れていって他の犬たちと飽きることなく走って楽しそうだったので僕たちの出来る最高のおもてなしは出来たかなと。

なにか普段の生活に違った人や犬がいると生活パターンが変わっていいですよね。普段はいかない所に行ったり、いつもよりも夜更かしして一緒に映画を見たり。お姉ちゃんとはもう何回もあっているので、お客さんという感じでもなく友達感覚。英語も上手なので、今回はほとんどの会話が英語だったのも僕には気が楽だった理由の一つ。

また、犬が可愛かった。物凄く人懐こくって、穏やかな犬。そんな流れから、映画Hachikoを見たんですね。知ってるかな?リチャードギアが出ている、あの日本のハチ公を主人公にした映画。びっくりしたのが、ハチって柴犬でなくて秋田犬なんですね。意外と大きいんだなって知りました。そしてまたこの秋田犬が可愛いこと。最初は3人とも、あー可愛いねー。って見てたんですけどご存知の通り飼い主が死ぬところから悲しみは増していきます。その後は段々と悲しみの下り坂。まずはお姉ちゃんが泣き出して、ユリ君も最後のほうはティッシュに手を伸ばすことに。僕もウルって来ました。見終わったら悲しみのどん底。お姉ちゃんもユリ君も、これは悲しすぎて救いようがないから、もう見ないって言ってました。けど、犬の飼い主に対する無償の愛を感じることは出来る映画でもあります。

そうそう。もう2月も終わるのでスキー旅行の話もこれでおしまいにしようと。

腰を痛めたフランスでのスキー初日。次の日はユリ君を見送って、僕は1日安静を取ることに。なんでも無理はいけませんからね。その次の日は半日休んで午後滑りに。ちょっとまだ腰に違和感があったけど滑ることはできました。次の日はユリ君と最後に一緒に滑りに行ったのですが途中でユリから提案が。ここから赤のコースを降りると次のリフトがコース終わりにあるんだよね。ただ、赤でなくこのまま青だと違うリフトに乗り換えて、また違った青を通ってそのリフトに行くかなりの遠回りになるンけど、どっちがいい?

実はフランスのスキーコース青、赤、黒の3色分けでなく、緑、青、赤、黒の4段階に分かれているんです。緑がある分その難しさが黒寄りになっていてオーストリアの青に比べてフランスの青は赤の要素が強い。なので、フランスでは緑と青だけしか滑ってなかったんですよね。ここで赤が来るとは。

頑張るしかないと思い、赤をチョイス。では、赤コース自分でコースを取りながら滑ってごらんと言われ進んでみると。おーーーー。素晴らしいほど急斜面。雪だるまのように滑ったらあっという間に下までという感じの斜面なんですね。高所恐怖症と自分の中で芽生える恐怖との戦い。これがね、本当に自分を信じる力が大事だなって思いました。大丈夫!出来る!!ゆっくりと習ったように大きく、自分のペースでいけば出来る!!って言い聞かせながら一つのターン、一つのターン繰り返していたら、ちゃんとリフト迄たどり着くことが出来ました。30代で始めるスキーは、もちろん体力や体の動きが上手くいかないって言うのもあるけれど一番難しいのは自分の中で芽生える恐怖心との戦いだって思います。

最後の日はユリ君は自分の好きなコースを思いっきり滑りたいと言事なので、僕も一人で自分のいけるコースを考えて滑ってきました。最終日を終える頃にはスキーに楽しさを感じる自分がいました。

こうやって無事に僕の2週間に及ぶスキー合宿は幕を下ろしました。

フランススキー旅 リフトの悪夢再び

雪は解けることもなく、地面に残って真っ白のドイツ。夜から変わらず昼を迎えた今でもマイナス4度。それなら溶けることはないですよね。寒いけれど、いつもと違った景色の雪景色もいいもんですね。

さて、2週間前から始まった僕の新しい仕事。英会話講師。楽しくしています。と言っても準備や、どのようなレッスンプランなどを考えるので忙しいのですが。自分が理解していることや、今までした勉強法がみんなに当てはまるという訳ではないので、ひとりひとりの個性や将来の夢を聞きながら少しずつ手探りで模索している感じかな。けど、その感じも楽しいかな。2週間目も半ばを過ぎて、リピーターの人も多いし、毎日結構の予約数もはいるのようになっているので養子たーとが切れたかなと。あとは、これからも一緒に学んでいける生徒がついて来てくれたらなって思ってます。

さて、昨日のフランスのスキーリフトの話。

実はね、頭にリフトのガードが当たったりと書いたんですが、もう一つ問題が。スキーの手袋って首元をキュッと縛れる紐がついているんですね。二人乗りのリフトに乗ったのですが、これがまあ昔風。今のリフトってソファーのような感じなんです。ただ、このリフトはなんているんだろう。ベンチ状。間がスカスカ空いてる感じなんですね。こんなリフトに乗るのも初めてで、降りようとしたら体は降りたのに右手だけがリストに置いてけぼり。そう右手だけが後ろの方へ残っている感じ。このままでは僕は宙ぶらりんのままリフトとともに降りていくのかと思ったら、パチーーーーンとともに何かがはじけて右手が僕の体に戻ってきました。

最初は何が起きたのかわからなくて、どこも破れてもいないし、ケガもしていない。ただ、よく見てみると手袋が何か違う。右の手袋の紐がない。それに紐の先についていた調節用のプラスチックも。

たぶんだけど、この推測しか考えようがないのが、リフトのベンチ状の隙間にその小さなプラスチックが何かの拍子に挟まって運悪く降りるときに引っかかったままだったので最大限迄ゴムが伸びで切れたとかと。けどまあ、ゴムが切れるだけど終わったのでよかったのかな。

初日が少し最悪なスキー日となったのですがその後が。腰が痛い。そう再発。あわあわあわ。って状態で横になっておくしかないそんな状態。まだ初日のフランスでのスキー旅行。あと6日どうなるんでしょうね。

雪国のリフト恐怖体験

国境の長いトンネルを抜けると雪国だった。とは川端康成の小説、雪国の冒頭文。皆さんもご存知かなと。素敵な始まりですよね。真っ暗なトンネルを抜けたら、見えた世界は真っ白な世界。今までのいた世界から、何か違った世界に飛び込んでしまったような思いにさせるこの弁のすばらしさ。すごいですよね。

雪の日って確かに今まで見ていた景色が非日常として現れますよね。あれは不思議。僕達が眠る時は電動シャッターを閉めるので真っ暗の中で眠るんですよ。そして朝シャッターをあげると朝の景色と対面をするわけなのですが、今日の景色がまさに雪国。

シャッターを開けるとそこは雪国でした。

 

うわー、雪が夜のうちに積もったんだね。ユリ君、まだ誰の足跡も車の跡もついていないよ。ユリ君が車で出かけるのが一番最初なんだね。運転は大丈夫?ってきいたら。「オーストリアに比べればこれくらいの雪は大丈夫だよ。」そう言われればたしかに。オーストリアでのスキー旅行中、ほとんどが雪が降っていたんですよね。時には横殴りでいたいぐらいの雪とも小さな氷ともつかないものがリフトに乗る僕たちの顔を容赦なく打つことも。けど、殆どはふわりとした雪が降る感じでした。僕たちがオーストリアを後にする日はラッキーなことに雪が前の晩から止んでいて、除雪車も出たのでチェーンを着けずに無事に運転できて、オーストリアから抜け出すことができたのです。なぜこんなに大げさな書き方かと言うとその後かなりの寒波、そして大雪がオーストリアにきて、いくつかの街は孤立状態になり、スキー場も大雪すぎで閉鎖になったとか。本当に運がいい。

僕たちは一度ドイツに戻って一泊。その次の日にはスイスを抜けてフランスへ。フランスはイタリアとの境のアルプス山脈にある町。

ユリ君曰く、ここはだいぶ前からあるスキーリゾートだからびっくりしないでね。と言われたのですが。まずは道すがらびっくり。オーストリアのスキー場に行く道はお土産屋さんがあったり、スーパーがあったり、明るい感じ。ただフランスのこのスキー場は真っ暗な山の中を物凄い蛇行した道を上ったり下りたり。何回も道を間違ったんじゃないのって所にあるんですよね。ついた時には本当にほっとしました。

どうやら今まで僕が訪れたオーストリアのスキー場って出来たのが結構最近で設備がかなり良いのだそう。確かにリフトもほとんどが雪が降った時にするカバー付きだったり、座る所にヒーターがあって快適。それに比べてこのフランスのリフト、殺人マシーン。オーストリアの乗る前にスピードが緩まるリフトにしか乗っていない僕には本当にそうしか見えないんですよ。ゆっくり座り込もうと思ったらもう、間違い。なぜか安全バーみたいのも僕の頭の位置でまず頭をぶつけてびっくりしてると、今度は足元をすくう位の恐ろしいスピードでリフトがアキレス腱の少し上ぐらいを思いっきり当ててくるんですよ。いじわる。心拍数あげながらどうにか乗って、寒さに触れながら山の上に。今度は降りる時の恐怖。だって、スピードが遅くならないんですよ。物凄く焦りながら降りる準備。「よし、降りれた。」僕の知ってるリフトって大体スーッと前に行けば広がったスペースがあって進んでいけるのですが、このリフトは降りたらすぐに左に行かなきゃいけない。僕は残念ながら右側に座っているので一番距離が遠い。降りれて、ほっとしてさ左に左にとゆっくりしてたのがいけなかった。

何か叫ぶ声が聞こえるなと思って声の聞こえた後方をみたら今座っていたリフトが僕の目の前に。うわーーーーーー。しゃがんで倒れ込んだので直撃ヒットは避けられましたが、びっくり。

苦笑いのユリ君。ちゃんと降りなきゃねって言われてしましました。

こんな始まりのフランススキー旅行。

 

恐怖の先にあるもの

部分月食にスーパームーンと重なったドイツ。こんな神秘的な日にユリ君はまた一つ年をとりました。34歳。おめでとう!!英会話のクラスが結構なコマ数入っていたので、朝7時過ぎからスポンジを焼いて冷まし、昼過ぎの空き時間にシロップを作ってスポンジに沁み込ませて、すべてのクラスを終えてから生クリームを泡立てて飾り付け。今回は日本の誕生日ケーキみたいにしようと思っていたのでショートケーキにしました。飾りはイチゴの他にキウィとクルミも加えて。

直径20cmのケーキなので2人で食べるにはかなりの量。ということは夕飯に誕生日のごちそうを作ってもケーキがお腹に入らない。ならば、夕飯は軽めにしてメインをケーキにしようと。なので夕食はスパゲッティーにアボカドとトマトをオリーブオイルと醤油で和えたもの。ただ、パスタに味が馴染まないかもしれないので茹でたパスタに素早く出汁を混ぜました。

ケーキがメインなので、半分食べちゃいました。ユリ君も、「おいしい。おいしい。」って食べてくれて、写真まで撮ってました。こんな些細な言葉や行動が造り手には嬉しいんですよね。

さてさて、スキーの話。どうにか男性限定1日限定スキー旅行を生き延びた僕。

ただ、生き延びたのにどうやら腰を過度に使いすぎたのか、、、、痛い。痛い。痛い。

実はこの日は大みそか。その晩は年越しのパーティーが開かれる予定だけど、僕はとてもそんな状態じゃない。僕はゆっくりベットで休むことにしました。30代後半なのにちょっと無理しすぎたかなー。

となれば元旦をどう過ごしたかと言えば、おわかりですね。ベットで安静にしてました。まさかこんな風に2019年を迎えるとはね。ユリ君はこの日も元気にスキーにいって1日中滑っていました。よく元旦にしたことをその年はするって言いますよね。あれ、これって日本の話だっけ?ヨーロッパだっけ?ってことは」僕はひたすら安静する年になるってこと???困るな―。

ただ、2日目から腰もよくなったのでまたスキーの日々が始まったんですけれどね。

今回のスキーで思ったことは、やっぱり恐怖心との戦いだなって。前は本当に急斜面が怖くて、しかも自分で動いているスキーを制御できなくなったらどうしようということがひたすら頭に湧き上がってきたんです。それが沸き上がると大体において転んでしまっていた。ただ今回は2回目のスキーということもあり、初心者コースでスキーの板に重心をうまく乗せるという練習を自分なりに反復して体に馴染ませて赤い中級コースも下っていたんですね。だから、何とかなるという自信が持てた。これが大事だったようです。

今回は初めてのコースで明らかに、「うわー怖い!!」って思う斜面が出てきたときに、恐怖心とともに、どのコースを取れば楽に下りれるかなって言う考えが一緒に出てきて、あとはその恐怖心を押し込めて自分の感覚に従ってすべる。そうすると怖くなくなるんですよね。それよりも、滑れている自分に酔ってしまうような、高揚感が出てきたんです。これは新発見。

やっとスキーの面白さを味わえて前半戦のオーストリアでのスキー合宿を終えました。

混沌と喧騒、そして子供たち

金曜日。久しぶりに、「おー。週末来たな。」って思える今日。そう、火曜日から英会話の先生を初めて今日で4日目。週末は授業をしないので、ちょっとブレイクタイム。初日に7レッスンの予約、次の日は1件、そして昨日が4で今日が5レッスン。今はまだレッスンの準備とか、働いている会社への報告とかでたくさんの時間を授業以外でも費やしていますが、その時間も楽しいなって思ってます。

何よりも楽しいのは生徒がみんな一生懸命で、年上の人も多いのでこの言い方はだめかもしれないけど、かわいい。宿題を頑張っていますというメッセージがきたり、将来の目標を話し合ったり、本当に一生懸命な姿が見えて、かわいいなと思うし、僕が頑張って楽しい英語学習を提供しようって思えるんです。本当にどの生徒もいい人で次回合うのが今から楽しみです。

もし興味がある人がいたら、ワールドトークという会社です。僕はTakという講師名で登録しているのでウェブで探してみてくださいね。

さてスキー旅行。

今回のオーストリアでのスキーは60人の大所帯。青年の家のようなスタイルの宿で基本は2段ベッドが3から4つ入って部屋にはトイレとシャワーがある造り。ただ、ユリ君が僕に気を使って二人部屋をとっていてくれたんです。これは本当にありがたかった。スキーに参加した人たちは本当にいい人ばかりなのですが、ドイツ語がままならない僕にとっては夕飯の後ぐらいは一人でゆっくりとしたいって言うのが本当の気持ち。本当にありがとう、ユリ君。

朝ご飯と夕飯はみんなで一緒に食べます。この施設には僕たちの他に、他の団体も入っていて多分150人くらい収容できるようです。朝ごはんは時間差があるようですが、夕飯はみんな一緒。初日、その賑やかさにびっくりしました。子供はたくさんいるし、大皿に乗ったスープやメインがテーブルに並べられ、サラダバーには長い列。みんなでワイワイ食べる夕飯なって何年振りなんだろう?最初はかなり面食らったのが本音。子供は泣いていたり、大声で話していたり、食べるのに飽きてうろうろとしていたり。混沌としか言えない状態が。

混沌とか言ったら、小さなお子さんを持つ人たちからは怒られそうだけど、びっくりしたのは本当。うわー!!親になるってたいへんだなっても思いました。子育てって大変ですね。僕とユリ君は静かな2人暮らしだし、ミニたちもKちゃんたちも子供がいないので、子供のいる生活に出会う機会が少ないんですよね。そんな状態でたくさんの子供たちに囲まれて生活することになってそのパワーに圧倒されました。

そんな喧騒に慣れてきた時にある人から声をかけられます。しかも英語で。「明日、スキー旅行主催者のピーターが毎年恒例の男性だけの1日スキーツアーに行くんだけど、一緒に来る?」と誘われたんです。なんでも初心者の50代の男性もいくとのことで、僕でも大丈夫だよと言われたので承諾をしました。

そのツアーがね、、、、。それはまた次回に。

スキーとドイツ語の日々

今週から、英会話の先生をオンラインで始めまして忙しい年明けになっています。初日のレッスンが7コマと、多く結構焦ったりもしたのですが昨日は1コマ。今日は4コマと余裕をもって授業に臨めているように思います。

生徒さん、みんな英会話力、英語力を上げようと頑張っている人が多く、教える僕にもその気持ちが伝わって来て嬉しいものです。生徒さんと接して思うのが、「日本人は英語が苦手、下手。」っていうのがあるけれど、本当は違うんだなって思います。基礎力はみんな持っていて文法も語彙もしっかりしている。ただその頭の中の情報を上手く言葉に乗せるのが苦手、または自分の意見を言うのが苦手というだけなのではと。

僕の生徒さん、どの人も伸びしろがかなりありそうなので楽しみです。

さてさて、スキーのお話。僕もスキーは初心者ですので、伸びしろ無限大ですからね。笑

オーストリアでスキーをするのはこれが2回目。本当に景色がきれいなんですよね。ザルツブルクからそんなにも遠くないところにあるスキー場。ここに着いたのが午後だったので、スキーはせずにリフトに乗ってスキー場見学に。

綺麗でしょ。夕日に照らされて、、、、って言っても午後3時半なんですけどね。

今回のオーストリアでのスキーはもう、合宿のようなもの。ユリ君の地元の人たち60人ぐらいがバスを貸し切ってきているんですよね。それで青年の家のような施設で寝泊まりを共にしてスキーをするというもの。クラスも分かれていて、スキー初心者、スキー中級者、インストラクタ―コース、スノーボード初心者、スノーボード中級、スノーボードインストラクターコースの6つ。もちろん僕はスキー初心者コースです。

実はかなり不安だったんです。だって、みんなドイツ人だしこのグループで朝の8時半から午後3時までは行動を共にするわけで、つたないドイツ語の僕がどうやって生き延びれるのだろう、、、、とか、スキーの先生の言っていることがわからなかったらどうしようとか。

幸運にも初心者の先生がユリ君だった時の僕の安堵感と言ったら、あらわしようがないほど。僕のグループは全部で8人。年齢も11歳から50歳と幅広いのですが、20歳以上は僕と50過ぎの男性の2人。

スキー初日、ユリ君が教えてくれるものとおもいきや、インストラクターになりたいコースの子たちが個別で教えてくれるというのです。僕は50歳の人とともに、17歳の子に教えてもらいました。これが2回目だったので何を指示されているのかわかるので一安心。午後はユリくんが初心者全員を指導。やったーと思っていましたが、すべてドイツ語で必死に次に何をしなければいけないかなどを理解して、頑張りました。

色々とあるんですよ。滑るやり方とかはね、わかるんだけど。じゃ、上から順番に5mほど滑って、次の人はその下5mほどに行く。そうすると長くなっていく列。それをジグザグジグザグで進んでいって、永遠につながる直線で下まで滑っていくというもの。

ドイツ語力上がったんじゃないかなって自負してます。けどやっぱりもっと喋れれたらいいなーって気持ちも日に日に増していったのも事実なんですけどね。頑張らなきゃな―。

6時間のスキー、そしてその間もドイツ語にまみれるから、家に帰り着くともう疲労感が半端ない。ご飯を食べてユリ君はゲームなどをしに他の人と談話室のようなところに。僕は、もうドイツ語はいらないとリラックスタイム。やっぱり自分の時間って大事ですもんね。

そんな数日が過ぎて、ある日お誘いが。それがね、まさかまさかの旅になったんです。

フランスからルクセンブルクを抜けて 

肩の調子が日々回復傾向にあることは喜ばしいのですが、やっぱり出来ることなら早く完治したいというのが本音。こんな時ですよね、健康であることがなんて素晴らしいかと実感できるとき。何も気にせずに首だけで振り返る動作がどんなに生活の中で役に立つかとか。ね、ちゃんと機能する体を持つということは有難い。といいつつ、健康体に戻ってしばらくするとこのありがたみ忘れちゃうんですよね、、、。

そうそう。なんでこんなことになるのかなって調べてみて、もしかしたら眼精疲労もあるのかもっておもい、ホットタオルを目にのせてあたためてパソコンや読書で疲れた目を優しい蒸気で包んであげることに。今日はオレンジの香りで。匂いってどうしてこうも人を引き付けるんでしょうね。

さて、3週間の旅もこれがラストの投稿です。長々と続かせてごめんなさい。

フランスのプロヴァンス地方から一気に変えるのは無理なので、途中で一泊することに。しかも、どこかと言うとルクセンブルクという国。どうだろう?みんな知っていますか、ルクセンブルク?フランス、ドイツ、ベルギーの囲まれた内陸国。公用語がドイツ語とフランス語。人口は58万にいない。ということは、何かと話題になる鳥取県の人口よりも少ないってこと。面積が佐賀県よりももう少し大きい感じ。想像していただけましたでしょうか?ただ、国民一人当たりのGDPは25年ほど世界ナンバー1。小国だけど、ひとりひとりはお金によ通があるってことですね。だからか、物価も少し高め。

しかも面白いことに、ドイツ語とフランス語、どちらも公用語だけど看板とかではどちらか一つの言葉でしか書いてない面白さ。あ、これはフランス語なのに、こっちはドイツ語みたいな。じゃ、みんな2か国語喋るのかと思ったけど、レストランの時はフランス語か、英語だったし。詳しく知りたいなと思ったけど、泊まるだけの滞在なので詳しくはわからず。興味深いですよね、公用語が2つ以上ある国の役所は何語なのかとか。

そうそう。ドイツからフランスに行ったときにちょっと怖いホテルに泊まったでしょ。今回はねその逆。おしゃれなデザイナーズホテル。

シャワーも天井から降り注いで、全面ガラス張り。お風呂とベッドルームには間仕切りみたいなものが無いからシャワー浴びてるのも見られまくるという構造。朝ごはんもバイキング式で美味しいし、サウナ施設もあり、快適な空間でした。たまには贅沢してもね。

けどやっぱり家に帰り着くと、自分の家が一番と思ったのは言うまでもありません。帰るために旅をしているのかもね。

歴史の中を散策 フランス プロヴァンス 5

首がまだ痛い、、、。痛みは薄くはなってきてはいるんですけど、体全体を向けて左右を見なくてはいけないので不便。けど、昨夜はその前の夜の教訓をいかして痛み止めの薬と沈痛クリームを塗って、首はタオルで固定して眠りました。多分その甲斐あって回復に向かっているのではないかと。あと眼精疲労もあるのかなって。本読んだり、パソコンする時間が長いので目にもよくないですよね。なので、昨日からお湯にタオルを浸して蒸しタオルを使って目を休めています。これするだけで、かなりの気持ちよさ。しかもアロマオイル、昨日はローズマリーをいれたので深呼吸もできて一石二鳥。あるには痛みが引いているといいんだけど。

さて今日は10月最後の日ですね。ドイツ休みなんです。祝日。「え!!ハロウィンだから!!」って思われそうですが、これ去年からできた祝日で宗教改革記念日の日。社会の教科書にでも出てきたマーチンルターが宗教改革を始めた日がこの日だったのだそう。ただどうやら、ドイツ全部がお休みではないよう。ほらドイツって各地域の力が強いので、祝日も地域によって違うんです。この祝日が多いのはプロテスタント系のキススト教信者が多い地域なのだとか。ちなみに大体でなんですが、ドイツは南がカトリック系で、着たがプロテスタントなんですよね。けどね。ハロウィンとかぶっちゃうのはね。ドイツでは日本と同じで最近になって慣例化されつつ行事。イギリスもそう。ただ年々その勢力を伸ばしているので、将来的にはハロウィンの休日だと皆が思ってしまわないのかなという一抹の不安も。お休みの今日はユリ君は走りに出かけていきました。

さて、フランス日記もそろそろ終わりにしましょうか。

ユリ君の両親とフランスで滞在したのは1週間。到着した日、出発の日を除いた5日間は結局毎日がハイキングン三昧で終わりました。だけど、オーストリアと違った風景だし、そこまで長くないし、昼ご飯には白ワインも飲めるので飽きもせずに楽しめました。そんなハイキングの景色を最後にお裾分け。

いったいいつ作られたのでしょうね。古い石橋。もちろん車も交通可能です。歩いて渡ったのですが縁石が低いので何かの拍子に落ちる可能性もあるなって考えてひやひや渡りました。

ある日は川沿いをひたすら歩くハイキングに。面白い形状の岩場でしょ?長い時間をかけて雨や川の流れが作り出した自然建造美。この川の深さが深い!!しかもかなりの深さまで見える透明度。たくさんの小魚が泳いでいるのが日の光をあびた水面に見えます。

ちょっと気を付けないと滑って川に落ちてしまうという所も。この中の岩にも浴槽のように真ん丸の削られた岩もあって面白かったです。もしかしたらずっと昔ここは洞窟だったのかな?

そしてまたある時は山へ。小高い山の上には今は風化していくお城の跡が。昔はここで人が生活していたと思うと興味深い。これから時間がたつにつれてこの建物も少しづつ崩れおち、いつかは何もなくなってしまうんですよね。

フランスでの日々はおいしい日々でした。昼や夜のワイン、食前酒と食後酒、ムール貝、生ガキ、ウサギの煮込み、エビなど。プロヴァンスの魅力をたっぷりと楽しめた休暇となりました。

本当にこんな経験をくれた僕のドイツの家族に感謝です。

中世にタイムスリップ? フランスの田舎町 4

どうしたのか、僕の首というか、肩なのか。昨日の昼頃に何かちょっと違和感がって感じだったんですが夕飯を食べて、ユリ君とテレビを見ていると時に痛みが。寝違えた時のような痛み。だけど、お昼寝をしたわけでもないし、、、。ちょっとストレッチをして就寝。あまり首を動かしてもいけないなとタオルを首に巻いて寝たのですが、午前3時半に痛みで起きる僕。激痛ではないのですが、角度が悪いと「痛っ!!」ってなってせっかく眠りにつけそうなのに、また目が覚めてしまうという悪循環。

そういえば、腰痛の時に買った痛み止めクリームがあったと思い、リビングルームに。塗って、ほっとして少し落ち着かせようとカモミール茶にミルクと蜂蜜を入れて飲むことに。それでも痛みがまだあるのでこれも腰痛時に買った鎮痛剤をのんでベッドに戻りました。結局、ウトウト感しか感じない眠りで朝が来た感じです。どうしたのかな、、、。今まで元気だったのに、突然痛みや病気に見舞われると落ち込んでしまいますよね。今日は安静にして、少しでも直りを早くしたいと思います。

やっぱり、健康体は大事だなー。

この体でまだあと40年以上は生きなくてはいけないですからね。ちゃんとメンテナンスをしておかなくちゃ。

さて、メンテナンスと言えば僕がフランスで感じたことにもつながるんです。

パリって、世界有数の観光都市でもありその景観を守るために建物への規制がとても厳しいことでも有名ですよね。イギリスもこのルールがあります。例えばミニちゃんが住んでいるそんなに大きくない地区でもある地域は町が決めた条例があって新しい建物でも、増築でも町の許可が下りないと施行できないし、条例も厳しいんですね。ドイツもあるらしくて、例えば家に使われる素材の指定とか、垣根の種類だとか、前庭は芝生庭だけど、砂利を敷くのは禁止だとか。日本って本当に全体的な景観を気にせずに好き勝手にいろいろな建物が乱立しているイメージが僕の中にあるんですよね。確かに自然災害が多いので、昔の建物をいつまでもキープできないっていうのもあるでしょうし、昔ながらの武家屋敷風の家って完成までにかなりのお金がかかるし、その維持にかかる税金も高いって聞くからしょうがないのかも。だけどね、なんとなくもったいないなって思うんです。

その思いをまた強くしたのがフランスの田舎町。フランスの田舎の建物って外から見ると、古くて飾り気もなくてまるで中世時代の世界からタイムスリップしてきたような感じなんですよね。

ね。ちょっとお化けが出てきてもおかしくない感じ。木の雨戸や年季の入った石造りの建物。外側からはわからないのですが、どうやら中は近代風にリフォームされているようなんです。天井が吹き抜けになっていたり、2重窓になっていたり。そとは質素な感じなのに中は居心地よく仕上げているところに何となくフランス人気質を感じました。

この雰囲気がこの一部じゃなくて本当に町全体に広がっていて調和されているんですよね。中には新築の家もあるんですが、昔ながらの建物と似たつくり。

そして、街のシンボルとなる教会。本当にフランスもオーストリアもそうですが、どの町も背が高いのは教会の屋根。宗教の力がどれだけ強かったのかが伺えます。またそれに対抗して高い建物が作れないようになっているのか、町のどこからも見えて迷子にならなくてすむ役割も。

この写真の右の石垣に見えますか、犬が遊んでほしそうに顔だけ出してるんです。垣根から飛び出すこともなく、吠えることもなく、ただ近寄って来て通り過ぎる僕たちを上目遣いで眺めてました。

街の景観が一致していると本当に素敵だなと思えますよね。