都会を離れて田舎の地へ パート1

休暇の後の仕事への復帰はどうしても、疲れますね。本当は月曜日はいつも仕事は休みなのですが、先週に仕事を辞めた人がいて急遽週5のシフトに戻ってしまいました。けど、今日は半日だけだったので、どうにか持ちこたえていますが。

仕事が終わって、家に着いた時のあの安堵のような脱力感が僕は好きだったりするんですよね。自分がいるべき場所、帰るべきところにいるっていう感覚。

さて、話を先週の休暇に戻しましょう。ランダムに選んだ休暇の場所はヨークシャーデールの南西側にある町、Settle(セトル)。ロンドンからはキングスクロス駅からヴァージントレインでLeedsまで行き、次にここからローカル電車でセトル駅まで。乗り換え時間も30分で、ローカル線は特に眺めの良さでも有名です。(セトルーカーライル間が車窓からの眺めがベストだそう。)ロンドンからセトルまでの3時間半ほどでつけます。

ユリ君とは今回はロンドンでの合流ではなくてLeeds駅での待ち合わせ。僕の電車は定刻通りに着いたのですが、ユリ君のマンチェスター行きの飛行機が30分遅れて到着。事前に考えていた電車よりも1つ遅いのに乗ったとメールが。となると、ローカル電車の出発時間とユリ君の到着の時間との猶予は3分。

僕たちがセトル行きの電車は5番ホームで、ユリ君が着くのは12番ホーム。しかもユリ君からの情報だと、”8分遅れで出た、、、。”との恐ろしい内容が。ただし、僕の待つ駅では”定刻通り”の文字が。これは、賭けるしかない。ユリ君に出口のエスカレーターに近い後部車両の左側に陣取る様に伝え、僕も12番プラットフォームへ。すると、ユリ君の電車が定刻よりも30秒遅れで到着。

ユリ君がいるのを確認して僕はエスカレーターを駆け上がり、ユリ君もそれを見て追いかけてきます。ユリ君がちゃんと後ろをついてきているのを確認しながら走る僕。そして、5番線に到着。出発の30秒前。ちょうど出発の合図をしようかと用意をしていた駅員さんに、”この電車、セトルに行きますよね?”と聞くと、そのとうりだとの答え。ユリ君も間に合って、ギリギリセーフ。

本当にラッキーだったねって言って、それから1時間ほど電車に揺られて着いたのがセトル駅。ここ、駅の雰囲気もかわいいんですよ。

そして、ここから歩く事5分。今回の宿に。僕たちはどちらも自炊をするし、その土地に住むという気持ちを持ちたいので、長く滞在するときには台所や、リビングなどがあるホリデーコテッジやホリデーフラットなどを借りる事が多いんです。今回も類にもれず、素敵な場所を予約しました。

ちょっと、高めだったのですが他に良いところがなかったし、町の真ん中にあってハイキングをするにも、食料を買い出しに行くときにも便利だったので僕が決めました。

スタジオ形式で、階段を上がるとこのような眺めに。右側がキッチンで左側にはバーテーブルの様に背の高い椅子とテーブル。中間には薪をくべて暖をとるストーブとソファーが。奥は右側がお風呂とトイレで、左側がベッドルーム。

窓から見える景色は隣の庭の緑の木々で、聞こえるのは小鳥の囀りだけという素晴らしさ。

もちろん備品もしっかりしていて、ネスプレッソのマシーン、洗濯機、ディッシュウォッシャー、オーブンもあり。ウェルカムギフトで、クッキーとワンがボトルで置いてあるのも素敵ですよね。その他にもミルクや、コーヒー、お茶のティーバッグもありました。

旅の初日はお互いに疲れて、ここに着くなりこの広いベッドでお昼寝。夕方過ぎに起き上がって町のスーパーで買い出しをして夕飯。そして、ぐっすりと眠りにつきました。

ちょっと、一休み

最後のブログ記事から、10日くらい時間が空いてしまいました。ご心配おかけしましたが、毎日元気でいましたよ。先週から1週間、休暇を取っていたんです。ユリ君が月曜日にイギリスに到着して、田舎の町でゆったりと都会の忙しさを忘れて過ごしていました。

ロンドンに帰って来たのは先週の木曜日の夕方。それからかなり前からこのブログでも話していた映画、Boss Babyを見て、金曜日にはミュージカルのライオンキングを鑑賞。土曜日にはミニの家でガーデニング&Euro Visoinパーティーに参加してと、大忙し。今が朝の6時半なのですが、ユリ君は朝早い飛行機で帰るために今朝は3時半に起きて出発しました。

そんなこんなで、気がついたら今日までブログがおろそかに、、、。休暇の記事などもあるので、これからはちゃんと書いていきますね。

さて、僕たちがどこの田舎町で休暇を取ったのか、、、。それは、ここです。

白っぽいグレーの石で作られた垣根、穏やかな丘。本当に牧歌的ってこんな所を言うんだろうなって思える写真じゃないですか?これが僕たちの訪れたヨークシャーにあるSettleという町なんです。

”10月の日本の休暇の前にもう一つ休暇を取りたい!!”というユリ君の願いを叶えるべく、行われたこの休暇。イギリス国内でと言うことでスコットランドのハイランドや、イギリスの南西部のコーンウォール、デボンなども考えていたのですが、最終的に決まったのがヨークシャーデール地方。ここはイングランドの中でも山らしい山があるんですよね。だから、ハイキングが好きな僕らにもぴったりだと思って。なぜこの町にしたかというのは、直感的なもので、、、。地図を見て何となく気になったので調べたら宿も、ハイキングコースもロンドンからの交通の便も良くて確定となったのです。

これから数日間は美し風景の写真とともに僕たちの休暇を書いていきますので、お楽しみに。

ここは魔法の国なのか?

寒さがちょっと緩んできたかなと思える今日この頃。”もうすぐ春かなー。”なんてのん気に考えていたのですが新聞では2月の中旬にかなりの寒さが戻ってくるということ。まだまだ春へのカウントダウンとはいきそうにないようです。

さて、ドイツ旅の話に戻ります。ミュンヘンのBMWワールドに来て、車を受け取った僕たち4人。ここから始まるのが900kmの長旅です。900kmって言ってもピンとこないですよね。グーグルマップで調べたら東京から函館、西に向かうならば東京から山口くらいの距離だそう。

高速道路をつくと早いのですが、車に詳しいD君曰く、”新車はいろいろなスピードで走ったり、ブレーキなどを使えるような一般道をまずは走って、車を慣らすべき。”との指導があり、一般道進みます。

南ドイツは北と違って丘陵があり山育ちの僕としては懐かしい眺め。途中で、”ここあたりは夏場はビールのホップがたくさん育つ。”とか、”この地方は要塞として発達したお城が多くある。”などドイツ人3人からいろいろなことを教えられながらロードトリップは続きます。

ちょうど半分過ぎたところでストップ。D君の家がドイツの中間あたりにあって、そこで僕たちは止めてもらうことになっていたんです。新婚さんのD君。本当は僕も彼の結婚式に参加をする予定だったのですが、ぎっくり腰で参加できず。やっと、奥さんにも会えました。馬と愛犬をこよなく愛する奥さんのパスタでディナーを。最後にはお手製のチョコレートムースがデザートに。

D君が住む街、Marburgには薬学や医療の分野の学校が多い大学都市。しかもその歴史も古く、1番古い大学は1527年に設立されたのだそうで、もうあと10年もすれば500年という長い歴史を持つ街です。だからなのか、雰囲気がものすごく魔法学校の感じがあるんですよね。そうイギリスが誇るハリーポッターの世界のように。

D君たちが結婚したのはこの街の小高い丘の上にあるお城。”夜の景色が綺麗だから、行こうよ。”と誘われて夜のお城へと。そこからはこの街の一棒が美しく見渡せます。

 

ここから見える景色が、現代っぽくないですよね。ものすごい細小道や昔ながらの建物がタイムスリップをしたような感覚に陥らせてくれます。

お城も、綺麗というよりかはどっしりとした力強い感じでした。特に夜のライトアップで見たのでそのように感じたのかもしれませんね。

 

そのお城から下って行くと旧市街のメインストリートに。ここにはお土産やさんだったり、本屋さんだったり、レストランが。D君と奥さんが結婚式の後で開いたカクテルパーティーの会場となったバーへ。ここで一杯飲んで帰ることに。ここのカクテルが本当に美味しくて、しかもそこまで高くない良心的なプライス。

みてください、この旧市街の街並み。ハリーポッタの街に迷い込みたいのならここがオススメですよ。

実はこのためだったんです

今日はミニちゃんの家に出かけていました。ちょっと昔のご近所さんに用事があって、2人で出かけてきました。その後、ミニの家でマーロン君と合流して夕飯を食べて帰ってきました。今週末は撮影にお出かけといろいろすることがあって疲れたというのが正直な感想なんですよね。来週は毎日仕事なので、ちょっと疲れが残っている感じなのですが頑張ります。

さて、この前のドイツ旅行はユリ君の誕生日をお祝いするためだったのですが。では、なぜわざわざ来たドイツからはるばる南のミュンヘンまで来たのか。

それはここです。

 

この写真で何処かわかりましたか?ここBMWワールドなんです。実はユリ君の誕生日のこの日、ユリ君の車が納車の日とたまたま重なったんですよね。それではるばるBMWの本社があるミュンヘンへと赴いたわけなんです。

ユリ君初めての自分の車で、かなり前からテンションが高くて自分が買う車のユーチューブのビデオなんかを僕に送ってくれたりとかしてました。確か注文したのが2ヶ月前だったのかな?自分の好きなオプションをつけてお気に入りの一台となったようです。

僕が驚いたのはこのBMWワールドの豪華さ。1階は最新のBMW傘下の車達がずらり。(BMWはミニやロールスロイスも持っているんですよ。)ここではいろいろな体験コーナーやショップもあり誰でも入れます。2階部分は納車のスペース。陸上競技場のような円形の回周コースがあってその縁の中には納車される車が一台ごとモーターショーの様な回転する円形の中に駐車されています。そして3階が、車を取りに来たお客さん専用のラウンジ。ここがね、凄すぎました。

お客さん専用エレベーターで着くとそこはまるでホテルのロビーの様。右側は高級感のある家具で商談ブースが並んでいて、右側は無料のビュッフェ。飲み物の種類も恐ろしいほど豊富。その奥はまるで高級アパートのリンビングのような空間が何箇所もあり、そこでゆっくりと過ごせるようになっているんですよ。これは、頑張ってミュンヘンに来た甲斐があったなって思いました。

これは3階からの眺めで、一番奥に見えるのが1階部分。手前のところが納車スペース。その前に見える階段を降りて自分の車を見に行きます。

納車スペースもこんなにお洒落で、ゆったり。ユリ君が担当の人から説明を受けていたのですが、ドイツ語でしかも40分ぐらいかかったので僕は1人でうろうろとしてました。

そんなユリ君の車がこれ。

ドイツ人らしくハイブリッド車。しかも色々なオプションがついてるので、どのボタンを触ればいいのかわかりはしないんですよね、僕には。コンピューターが得意なユリ君は問題なさそうですが。

この素敵な車に乗って北たドイツへ違い旅路が始まったのでした。その話はまた次の機会に。

マイナス12度の世界

寒い日は家の中で過ごすのに限りますよね。朝起きるのが最近は本当に苦手で、いつまでも暖かな毛布に包まれていたい衝動と、起きなきゃ間に合わないよという感情のはざまで毎朝、戦いが起きています。

そんな寒い寒いと言ってばかりですが、気温的にはマイナス1−2度。北国の人に笑われちゃいますよね。

さてドイツ、意外とね南の方が寒いんですよ。面白いでしょ?北は海面とほとんど変わらない高さの平地なのでそこまで寒くなく、南に行くと山々が増え標高が上がってくるのでマイナス10ぐらいになることも。

ブレーメンから高速列車で向かったのがドイツで人口が3番目に多いミュンヘン。1970年代にはオリンピックも開催されました。電車の中でユリ君が、”ミュンヘンはマイナス10だから、寒いよ。”との言葉にドキドキ。優しいユリ君、僕ようにヒートッテックなインナーを上下用意してくれてました。これが温かいこと。

それでも、乾燥した冷たい風には長時間耐えられるのは無理ですよね。途中で、”寒い寒い寒い。”と念仏のように唱えていました。

だって、見てこれ。街中の噴水がこんなにも凍ってるんですよ。

どことなくこの彫刻も不機嫌そうな表情で水を吐き出していると思いませんか?

ホテルに戻って仮眠をとってほっと一息。そして、最後の参加者D君が仕事が終わって僕たちに合流。バイエルンに来たからには、その土地の美味しいものを食べないとね。ビールが有名なドイツ。特にバイエルン地方はビールの種類が豊富。なんでのこの地方だけで700ぐらいの醸造所があり、これは世界で1番の密集度なんだそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みてください、このビールジョッキの大きさ。これは1リットルサイズ。さすが、ドイツ人ビールの消費量がハンパない。僕はこれとローストされた豚肉と黒ビールベースのソース、ジャガイモのぷりぷりとしたダンプリングにサワークラウトとどれも絶品。ドイツ料理は美味しいですねー。だからビールも進んで、もう一杯この大きいジョッキのを頼みました。

”いやー。飲むの好きだね。”って言われそうですが、上には上がいますよ。これがその証拠。

綺麗な夕日を撮ったように見せかけてとった証拠写真。地面は雪というか氷で、気温はマイナス12度。それなのに、この人たちのテーブルの上にあるのは冷たいビール!!ドイツ人、ハードコアですね。

真夜中のユリ君の誕生日になるまで4人でホテルのロビーで待って、12時とともに”お誕生日おめでとう!!”って言って小さなお祝いを。(ティーンエージャーみたいですよねー。)

そしてその次の日がこの度の本当の目的なのですが、それ次回のお楽しみに。

思い出の都市、ブレーメン

寒さが厳しいロンドンですが、明日からは気温は回復しそうなので、そこまで完全防寒で臨まなくてもいいのかもしれないなと淡い期待をしています。実は土曜日に外で結婚式の前撮りがあるので、花曇りでそこそこの気温があって欲しいなって願っているんですよね。自称、晴れ男なので、今回もその名に汚点がつかぬように頑張ります。

さて、先週に行ったドイツの話に戻りますね。

毎回ユリ君の家に行くときはブレーメンに飛びます。なぜかというとここが彼の家から一番近いから。この1年でかなりの数、訪れたので親しみも湧いてきているこの都市。ここ、ユリ君にとっても懐かしい場所なんです。彼の出身大学がブレーメンで、ここで一人暮らしをしていたんです。今回は時間があったので彼の過ごしたブレーメンの生活をたどってみました。

ブレーメン、ドイツでは10番目に人口が大きい都市で54万人が住んでいます。日本の広島市的な位置ですかね。(けど、人口の数は広島の方が倍なんですけどね。)昔、学校で習ったハンザ同盟の加盟都市でハンブルクと並んで今でもこの2つの都市がドイツの自由ハンザ都市となっています。

そこまで大きな都市でもなくて、歴史も感じさせる建物が数多くあって素敵な街だなっていうのが僕の感想です。その街のシンボル的建物が並ぶ広場。

 

ここにはブレーメン大聖堂や市庁舎があり、古きヨーロッパの美しく荘厳な建築物に圧倒されます。

 

こんな風にユリ君も大学生時代はこの都市の中を颯爽と歩いていたんでしょうね。彼が学生時代に行っていたというピザ屋さんで昼食を食べ、その後、通りの中で濃厚なカカオの匂いがしてユリ君に聞いてみると、”チョコレート工場だあるんだよ。”とのこと。その直売店があったのでそこでお土産を買って、街を散策。ユリ君が歩いていて指をさして教えてくれた大きな建物、よく見ると見慣れたマーク。イギリスでは名の知れたBeck’s Beer。これはブレーメンで作られているのだそうで、驚きました。Beck’sって響きがドイツっぽくない(僕の主観ですが)のでまさか、ドイツ、しかもブレーメンだったとは。世の中には知らないことがまだまだたくさんありますね。

さて、大聖堂。中に無料で入れるんですよ。落ち着いた感じで、天井も高く、まさに神が見守る場所にぴったりの雰囲気でした。パイプオルガンが流れていて、地下にある静寂の間にいても聞こえてくるその音に、昔ここで祈りを捧げていたであろう人々の姿が浮かび上がるように感じました。

 

教会、そこまで見に行ったりしないんですけど、ここが一番かなって思った場所でした。

ブレーメンは商業都市として発展をしたので有名ですが、その歴史は古く8世紀には商業都市として機能していたようです。ですから、昔の建物、しかもお伽話から飛び出したような可愛らしい建物があちらこちらで見れるのは贅沢だなって思います。

そんなブレーメンで一夜を過ごし、朝7時15分のICEに乗車をしてユリ君、T君、そして僕の3人はドイツの南へと向かったのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

またしても、、、

あれ、最近またブログが上がってないぞ、、、、サボってるのかな?って思っていらっしゃる方がいるのかも、、、。

サボっていたんでなくて、また出かけていました。昨日の夜中に帰ってきて、朝6時半位起きて仕事を終えてやっと、一息で今ブログを書いているところです。

また出かけるということは、、、。大体の皆さんが僕がどこへ行ったか察しがついているのではないかと思います。そう、その通り。

 

この大聖堂が目印で、動物4匹が仲良く音楽隊を目指して、結局は着かなかったブレーメンですね。

今回もユリ君を訪ねたのですが、今回はいつもとちょっと違う理由なんです。それは1月21日に関係があって、この日はユリ君の誕生日だったんです。まだスカイプでしか知らなかった去年の誕生日とは違って、その場で”おめでとう”を言える幸せを味わおうと行ってきましたよ。ユリ君もある一大イベントがあるのでそれに僕を参加させたくて、呼ばれたのもあるんですけどね。それは後ほど。

まずは、”ただいま” 程度のご挨拶で。

長めの週末を

ちょっとブログがおろそかに。

実は先週の木曜日から昨日の月曜日の夜までドイツへと出かけていたんです。

水曜日に仕事が終わったのが7時。そこから友達の友達がアメリカのビザ申請が必要だけど英語が難しいので助けて欲しいとの要請があり、ネット環境がうまく合わず四苦八苦して終わったのが夜の11時。そこから友達と夕飯を食べて喋っていたら朝の2時半。僕は朝の4時半おきだったのでそのまま眠らないことに。

さて今回のドイツへの旅は理由が。

それはガチョウ、カモ、そしてイノシシを食べに行くこと。というと何か食い意地がはった感じですが、ユリ君の両親がクリスマスの数週間前に家族を呼んでこのような晩餐会を開くのがユリ君の家では定番なんだとか。そこで今回は僕も呼ばれて行ってきました。

ユリ君の家は家族が多いので、今までは3人いる中の1人のお姉ちゃんと、末っ子の妹家族とは会っていたのですが、今回はデンマークに住む残りの2人のお姉ちゃん家族も参加。合計14人での食事会に。

料理も鴨とガチョウはオーブン焼きで、イノシシはスープに。デザートはお父さん特製の焼き林檎と、手作りアイスクリーム。(そうなんです。お母さんが料理担当で、お父さんがデザート。素敵に分担されているんですよ。)

会話はほとんどがドイツ語で行われるのでドイツ語が超初心者の僕はひたすらわかる単語を拾っては何を言っているんだろうと推測することしかできず、なかなかの勉強量でした。アメリカやイギリスでも、このアウェー感ってあったのであまり苦ではないんですよね。ただ、もっとわかったら、もっと喋れたらいいのになってはいつも思うんですけれどね。この悔しさが僕の言語学習の言動力のように思います。

けど、やっぱりフルに脳みそを回転させているのでベッドなどに入ったり、ドイツから帰ってくるとものすごく疲れが襲ってくるのも事実。”結構自分を追い詰めていたんだな。”って実感させられます。

まだ旅の疲れが残っているようで、眠気が僕を度々襲うので休むことにします。おやすみなさい。

旅のあとで

イギリスは秋を通り越して冬へと突入してしまったかのような朝の冷え込み。10度を切ってしまうかの温度で、身が引き締まる寒さの中を歩くのには勇気がいるほど。この寒いまま、暗い冬へと突き進んでくのでしょうか?

さて、今回がクロアチアの旅のブログの最後です。みなさんにクロアチアのよさが伝わっていたら幸いです。

この写真、他c位の途中で撮ったものなのですが、ジブリの”魔女の宅急便”の中でキキが言う、”海に浮かぶ街”みたいだと思いません?

僕たちの旅はスプリットからまた、ザダルへと戻りそこから車で1時間ほどある渓谷の川をカヤックで下るというアドベンチャーを迎えて、終わりました。この時はカメラが心配だったので持参しなかったんので、残念ながら写真はないんです、、、。

二人乗りのカヤック。後ろに乗る人が先導役で、前の人が力いっぱいに漕ぐ。もちろん、先導役はユリ君。僕も少し試したのですが、川岸の茂みの中に突っ込んだのですぐに諦めました。

ライフジャケットをつけているので途中で川の中に飛び込んで泳いでも浮いていられるし、川の穏やかな流れに時に流されたり、小さな滝を下ったりとカヤッキングの面白さを存分に知ることができました。5時間ほどの川下り、途中で激しい夕立にもあって、雷が鳴る中の川下りもそれはそれで面白いものでしたよ。

この旅で、クロアチアの自然の美しさに触れたことはもちろん。けど、それ以上にユリ君と僕の中が深くなったなって思います。車の運転中にちいさな言い合いをしたり、お互いのことを時に疎ましく思ったり、拗ねてみたり。今までの恋愛ごっこ的なものが少しづついろいろな経験をして、愛情へと変わっていく。そんなかて位に僕たちは立って、そして進んでいるのだなと感じさせてくれた今回の旅でした。

旅の中で写真を撮るのは99パーセント僕なのですが、時にユリ君が僕のカメラを取り上げて僕の写真を撮ることがあるんですよね。その中の一枚がこれ。

 

この写真を見て無邪気に笑い顔の自分の表情があまりに無防備でそして、幸せそうなのを見て嬉しくなりました。そっか、こんな顔をユリ君の前で僕はしているんだなって。これからも、こんな笑顔をユリ君に見せていけたらなって思います。

 

ユリ君、素敵な旅をありがとう。そして、これからもよろしくね。

自然美の国、クロアチア 6

国立公園からまた南に移動して、アドレア海の海岸線にあるとし、スプリットへ。ここはローマの古代都市がそのまま今の都市とブレンドされていることで有名なところ。ローマ皇帝の宮殿跡があり、世界遺産にも登録されています。だから、人も多いんですよね。

そんなにも大きな街でもないし、観光客でものすごく混んでそうだね。との理由から昼間は避けて、港からフェリーで。スプリットからは色々な島へとフェリーが出ているんです。ヨーロッパで一番美しいビーチがあるブラチ島でもなく、ワイン用のぶどう畑で有名なヴィス島でもなく。選んだのは、ソルタ島。フェリーで1時間ほどで行ける、この島。何冊かの観光ガイドブックを読んでも、あまり詳しことが書いていなそんな島。

では、なぜそんな島にしたのかといえば、、、、。

人間が少なそう。ただ、それだけ。他に何の理由もなく、島に到着。

島の中心地が急な坂を登負ったところという情報を持っていたのでまずは登ることに。登ると言っても車道の横を歩くだけなんですけどね。けどね、この島、まるで時間が流れていないかのような風情があるんです。車も今の世の中では消えてしまったような車が当たり前に走っているんですよ。

上の写真は登って来た坂道で、港のフェリーが着いた時にこのおじさん、後ろのカートに荷物を積んで配達をしてました。多分その帰り道。下の赤いトラックなんて最近あんまり見ないですよね。こんな車がこの島にはたくさん。

島の中心地に来たけど、特に何もなく。じゃ、どうしよう、、、、。どうやら小さな集落があって、そこに海(運よくばビーチがある)にたどり着く道があるらしいとユリ君が携帯でチェック。さすが現代っ子。

それから誰も歩いていない田舎道を歩くこと2時間。ようやく小さな集落へ到着。そこの海の色がまるでエメラルドを溶かしたような色なんです。けど、人が3−4人くらいいて日光浴。

他にないかと集落を後に海岸沿いを5分ほど歩く、目の前が開けて、この景色が。

 

人が誰もいない、まるでプライベートビーチのような浜辺。2時間歩いた甲斐がありました。もちろん、水着に着替えて泳ぎましたよ。ここに滞在したのが2時間半ほどだったのですが犬の散歩のおばちゃんが終わりの方できただけで誰かと一緒に泳ぐこともなく、ユリ君と二人で気長に泳いで遊んでいました。

ね、水着。今回はユリ君曰く、”ゲイすぎるよね。”ってな水着です。みなさんお待たせしました。

”さて、頑張って2時間歩いて帰るか。”と集落を後にして、次の集落にたどり着いた時、一台の車が僕たちの傍に泊まりました。真っ黒に焼けたクロアチア人のおじいさんが、”今からどこに行くんだ?”と聞いてきたので、”フェリーです。”と答えると、”今から息子を迎えに行くから乗りなさい。”との嬉しいオファーが。言葉に甘えて、フェリー乗り場まで乗せてってもらいました。

前に、クロアチアのサービス業の人は感じが悪いって書いたけど、個人的なつながりがあると温かで親切な人が多いんだなって気がつかされた出来事でした。