春が来た、現在完了形こそがぴったり

春がドイツにも来たようです。今回は本当に。土曜日に晴れ間が午前中に覗いていたのでユリ君の走りに行くことに。一歩外に出ると、今までとは違った空気が漂っていました。谷化の本で読んだことがあるフレーズ、”空気が甘い。”っていう物があって、本当のその表現がぴったり。

空気が甘くて、太陽の光は穏やか、というか全体を包み込んでいる暖かさに変わったんですよね。太陽の光のビーム的な暖かさではなくて、流れている感じ。これに気がつけて、ビックリ。Spring has comeって表現が英語ではあるんですが、本当にその通りの表現がぴったり。

has come の現在完了形と言う事は、ある物事がいつの間にか、ある点ではなくて流れの中で変わったと言う事を表しますよね。現在の地点から見て過去のどこと特定することなく、何かが変わった、起きた時に使えるものですね。どうなのかな、日本語にはこのニュアンスが無駄に言葉を足さずに表せるのかな、、、。誰か知っていたら教えてください。

この現座完了形が本当にぴったりだったんですよね。朝起きて、外に出たら春になっていた。まるで物語の始まりみたいでしょ?しかもその春は僕が気が付かないときにスッきて、目覚めてともにそこにいたという訳ですから。走りながらそんなことを考えてました。

走る時って僕は音楽を聴かずに走るので結構考えることが多いんですよね。本当に雑念の塊なので、色々な事を考えるのですが。その中には歌を歌うって言うことも含まれます。ハミングしたりとか、人がいないときには少し大きな声でも歌います。またその選曲がびっくりだったり.”よし、この歌を歌おう!”って思って歌い始めると言うよりかは気が付いたら歌ってた感じで、時にはその曲が何の歌かもわからなかったり。そして途中である程度歌って、”あー。90年代後半にいたあのグループの曲か!”ってなることが。ジャンルも幅広くて、線路は続くよなどの童謡から山口百恵さんの秋桜だったり、僕の青春時代のTKメドレーだったり。そんな歌も歌ったりするんですが、けどやっぱり考え事をしながら走ることの方が多いかも。しかも考えるのは大体において中盤当たり。後半は最後のスピードダッシュを1.5km程するので、考えるどころじゃないからなんですけど。

けど。本当に色々な事を考えられていい時間ですよ。悩み事とかも、”なんで悩んでいるのかな?”って考えて走っていたりして、車に潰されたトカゲとか見たら、”あー。このトカゲが車に轢かれるときの思いに比べれば、僕の悩みって小さいな。”とか、色々なものを見ることによって意外な解決策が出てくるもので。

どうです、春ですし。日本は桜もきれいな季節、走り始めてみませんか?その時には音楽を聴かないことをお勧めします。そして、走り始めてみて何が自分の頭の中に去来するのか、結構面白いゲームになると思いますよ。ちなみに、走っているとかなり体温が上がるので、ジャージの長袖ジャージはお勧めできません。けど、ユリ君はこの格好をやめないんですけどね

 

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