昨日はあんなにも夏のような気温だったのに、今朝は雨の始まり。気温も肌寒いし、外の木々も赤みを帯びてきていてヨーロッパは少しづつですが秋の色を濃くしてきているようです。よく考えてみればまだ、8月なのに、、、。国によって季節の感覚も少し違ってきますよね。
その国によって違う感覚で、ひとつ発見がありました。
ユリ君が仕事で僕は1日家の中に予定だったのですが、ユリ君が出かける前に”外の気温が暑くなってきたら窓閉めてね。”との事を言ってきたんです。一瞬、耳を疑いました。暑いからこそ窓を開けて、風通しをトよくするんじゃないの?涼しい風を入れようよ。と聞くと、”暑い熱が入り込んできてその熱が室内の温度を上げて寝れなくなるでしょ。”との反論が。
ヨーロッパの建物は気密性がいいので、一度温度が上昇するとそれを下げるのにも時間がかかるのだとか。だから、無駄に入ってくる太陽光や生ぬるい風は遮断するのが1番だとの事。風は夕方に温度が下がってから入れればいいとの御達しが。
郷に入れば郷に従え。まずはブツブツ言わすにやるか。と決めた僕。外の温度とともに家の中も暑くなって過ごせなくなったらどうしようと一抹の不安もあったのですが、結果ここちよく過ごせることがわかりました。そういえば気温が日本のように上がるスペインやイタリアはその強い日差しを遮る窓のシャッターがあるし、無駄に熱を取り込まないというのがヨーロッパの夏を涼しく過ごせるコツなのかもしれませんね。目からうろこでした。
さて、話をハンブルクに戻しまして、、、。ハンブルクで有名な観光場所はたくさんあるのですが、そのなかでも毎日たくさんの人が訪れるのがMiniatur Wunderland ミニチュアワンダーランド。ドイツ、アメリカなどの世界の風景をミニチュアサイズにしたジオラマパークなんです。ウェブサイトで調べてみるとこれ、まだまだ拡張をするそうです。僕たちがみたのはアメリカ、北欧、ドイツのハンブルク、中部ドイツ、そして今途中までできているイタリアーポンペイ、ローマ。ここにはミニチュア空港もあって、いろいろな飛行機が離発着するんですよ。これからも、残りのイタリア、ヴェニスなどの後フランス、イギリスが出来て2019年に全てが完成するらしいですよ。
実はね、ハンブルクに数回ほど僕は行っているのですがここ行ったことなかったんですよね。だって。人が多いっていうし、ミニチュアの国に正直ひかれなかったんですよね。
なので、行くつもりもなかったんですが、、、。”ミニチュアの国行ったことある?”って聞かれ、”ないよ。どうだろ、面白いのかな?”って適当な返事をしたら、”うんうん。おもしろい。たくさんの電車が同時に動いてるし、飛行機も飛ぶし、いろいろな国のジオラマがあるし、朝が来たと思ったら夜になるし!!”と目を子犬の様に輝かせていうので一緒にお供することに。ちなみにユリ君は以前にここを訪れているんですよ。
3時の予約が取れて、いざ!!と入り込んだら、、、人人人。もうね、どうしようかなってぐらいの人で、人込み苦手な僕はここでひるんだのですが、同じく人込み嫌いのユリ君はとみると、、、、ちゃっかり人波をかき分けてジオラマの前にうまく位置取りを。さすが、、、、。
最初は人込みばかりが気になっていたのですが、徐々にその小さな世界のとりこに。たくさんの車や電車がコンピューター制御で走っているんですが、ちゃんと信号で止まったり。見るところには小さなボタンもあって、おすとジオラマのどこかが動くようにもなっていてそれを探すのも楽しみ。
それに昼と夜がちゃんと交互に来るんですよ、昼間の風景と、夜の風景でまた違って見えます。とくに夜のラスベガスはおすすめ。
ね。クオリティーがすごいでしょ?よく見てみるとちゃんと人もいます。カジノの前にもたくさんの人がいますが、カジノの横の小さなダイナーの中にだってちゃんと人がいるんですよ。
これがまた、ここの魅力。いろいろなユーモアやドラマが本当に数えきれないくらいにちりばめられているんですよね。その事件の大きさも様々。
大きな事件でいえば、家事。これ、いつでも燃えているわけではありませんよ。火事になるとサイレンが鳴り近くの消防署から消防車がきて消防士の水かけが。鎮火すると赤いランプも消え、いつも通りの普段の生活に。ただ、このような大事件はかなりの時間を持っておかないと起きないので根気の良さと運の良さが必要かと。
もちろん、大きな事件を見れなくても色々なところに小さな事件があるので、それを楽しむのも悪くありません。こちらはどちらかというとユーモラスなものが多いです。思わずクスってわらちゃいます。
かぼちゃの収穫時期に収穫したかぼちゃが勢い余ってオムスビころりん状態に!!そして勢いよく飛び出して道路で破裂!!アイディアがかわいいですよね。
気が付いたら2時間半ほどいて、最後のほうまでゆっくりできなくて、後半部分は駆け足状態に。なぜなら、ユリ君の両親が夕飯を作って待っていてくれているためなんです。帰り際ユリ君が、”時間が最後の方はなかったからまた、こなきゃね。”と。それに素直に、”そうだね、来ようね。”と言っている自分がいて驚きました。