日本はもう桜の花が咲いているところがあるようだし、ロンドンの友達のインスタグラムにもコブシの花が満開の写真が載っていました。もう春なんだなって、最近感じることがここドイツ北西部でも目に見えて、やっぱりヨーロッパの長い灰色の冬を過ごした後のこの春の目印は嬉しいものです。
今日も青空が広がっていて、太陽が降り注いでいるのですが気温は最高9度と寒め。春とは言えないのですが、太陽が出ていれば心も軽い。英会話を教える前にちょっと散歩を兼ねて食料品を買いにお出かけ。
天気がいいし、気温も朝でも5度以上なのでコートでも、厚手のジャケットでもなくオリーブ色のざっくりニットのカーデガンでお出かけ。このニット太目の毛糸でできているので寒すぎず、ただ、ざっくり感があるので風が通り抜けて気持ちがいいんですよね。春の風を体に浸透させるには完璧なチョイス。しかも買い物なので、あとで食料品を運ぶころには汗も出てくるから少し涼しめのほうがいいんですよね。
ロンドンのコブシが咲いていたからドイツもと思って探してみましたが、まだドイツ北西部のコブシは少しだけ蕾が開こうかと考えているような状態。ほとんどの木も素っ裸のままだし、今はレンギョウと本当に小ぶりの白い花が木の中では花を咲かせているだけ。
けどね、どうやらドイツは地面の近くから春が訪れてくるようで。少し前のブログではスノードロップやクロッカスが咲いているって書いたでしょ?今はもっと、たくさんの花が土の中から顔を出して花を咲かせていました。ヒヤシンス!!僕って水上のヒヤシンスしか今まで見たことがなかったのである人に庭に何本も出てそこまで背の高くないヒヤシンスが花を咲かせていたのは驚きました。あとはブルーベルに近い、だけどもっと小ぶりな青い花。また花だけでなく緑色の草も元気よく育っていて緑のカーペットから突き出して咲く花々のコントラストが美しい。青空もあってすべての景色が輝いて見えて、本当に幸せ。こんな季節の変化に気が付くことができる生活スタイルを送れて僕は幸せ者だなって重い食料品を運ぶ帰り道。
家の中も、少しだけ変わったんです。別に何か新しい家具を買ったわけでも模様替えをしたわけでもないのですが。
僕のアパート、窓の全部に全自動のシャッターがついているんですね。なので、寝るときとかはこれを閉めるので完全なる暗闇の中。もちろん休暇中なども閉めるので防犯対策にも。
そんな僕たちのアパートのリビング、結構窓が多いんですね。それで東側はそのシャッターを全部開けていたんですが、南側のシャッターは下半分しかいつも開けていなかったんです。なぜかというとこの南側に小さなアパート住居人用の通路と空調設備室兼、ごみ箱が置いてあってそれがリビングから丸見えだから。この通路を通るのは1時間に1回ぐらいの割合。だけど、窓の隣に机があるので何となく目が合うのも気まずいでしょ。なので座った時に目が合わないくらいまでしかシャッターを開けていなかったんです。
けど、この春の陽気。もっと光を入れたいねってユリ君と話し合って出した解決策が、ウィンドーフィルム。なんているのかな、簡単に貼って剥がせる摺りガラスシールと言えばいいのかな?それで、出来栄えがこんな感じ。
今回のは透け感がすこし強いものを。なので、向こう側はみようと思えば見えるけどもチラ見では中で何が起きてるうのかわかりにくい感じ。
このフィルムを貼った後にシャッターを全開にして、その光の入り込んでくる量の多さに僕もユリ君も驚き。なんて明るんだー!!って大喜び。
しかも机に座って窓の上部を見ると青空と今は木の枝しか見えないなんとも抽象画的な景色が見えるだけ。
日常のちょっとした所を変えただけなのに、その効果の大きさにびっくりです!!