寂しいぐらいに灰色の空のドイツ北西部。太陽の存在も感じないという空はどうも苦手です。せめて、あの雲の向こうに太陽があるっぽいねって雰囲気がほしいですよね。そう考えると日本は晴れが多いなって僕の思い出の中ではあります。冬でも寒いけど、晴れ間が見れるし、太陽を数週間みてないなって会話もしたことがない気がするから、、、。だから、日本に行くとつくづく太陽に愛されている国だなって思ってしまうんですよね。
けどこれって日本に住む人には、”そう?”って思われてしまう事なんでしょうけど。そうなんですよ。なので、日本への一時帰国が楽しみで、まいにち日本の長期天気予報を見ています。ユリ君にとっては初めての日本、どんなカルチャーショックがあるのかな。
色々な違って、国が違えばそうですが、育った環境がちがっても”カルチャーショック”的な事ってありますよね。例えば、目玉焼きに何のソースをかけるのかとか、洗濯の干し方の違いだとか。それで、ケンカになったりもしたりするでしょ?
同じ国の人同士だったら、同じ国で生きているから例えばテレビとかお笑いとかの番組を一緒に見たり、食べてきた食べ物もほとんどは理解出来たりしますよね。それが違う国の人が相方だと、友情の場合は、”分からないだろうな。説明しなきゃな。”から始まるんですね。なので、面倒だといえばそうなのですが、利点もあるんです。
だって、相手に共通の知識があると思っていないところか始まるから。
日本でだと箸を使えるのが当たり前で、日本人の彼が箸の持ち方が物凄く悪かったりしたら、”え?どんな育ちを、、、。”なんて思ったりしちゃうけど、ユリ君がギコチナイ持ち方でかなりの掴んだもののほとんどがまた皿の上に戻っていくという永遠の行動を見ても、微笑ましくおもえること。
洗濯を干すときに僕は自分の母親に教わった、しわを伸ばすために一度洗った服をパンパンと叩いて干すのですが、ユリ君はしわくちゃのまま。けど、”ドイツは多分これが普通なんだろうな。”って気持ちがそこにあるから気にならず、”パンパン”いいよって教えてあげよって気になるだけで許せる。そんなところが異文化カップルのはあるんじゃないかなって。
自分のあたりまえが、たにんのあたりまえではないんだなって。またそれを強制せずに、相手の意見を聞いてどこまでお互いが歩み寄れるかを決めるのも面白いなって思います。
ドイツってベットはダブルで3人が寝れそうな感じなのに、布団は小さかったりするんですよね。けど、その小さな(シングル}が2つあるんです。1つが僕様で。もうひとつがユリ君様みたいな。これってイギリスやアメリカではなかった発想で、カップルだったら、1つのベッドを1つの大きな布団でシェアってうのがイギリス、アメリカ流。なので、最初別々の布団を見たときは、”ロマンチックじゃないな、、、。”なんて思っていたのですが、”だって、人それぞれ快適な温度って違うでしょ、その温度って布団の羽毛に暑さによっても違うから別々のほうが機能的でしょ。”といわれ、さすが理論大国ドイツと思い別々の布団になったんです。
確かにこれで良かったなって今は思います。だってね。僕が使っていたのはユリ君が冬の寒い時期にしか使わない羽毛布団で、ユリ君は夏はタオルケットっぽい薄い布団。室内の気温は15度くらい。普通に寒いんですそこでタオルケットで眠れるってすごいですよね。だけど、体を触って納得。全身ホッカイロみたいな温かさなんですよ。西洋人って体温が高いって聞くけど、ミニもこんなには高くなかったし、ヨーロッパ大陸型男性はこうなのかなって考えてみたり。
と考えても仕方がないので調べてみたら、ヨーロッパの平均は37度で38度を超えないと発熱と言わないという記事も。38!!日本人にしたらもう、病気の真っただ中ですよね。この原因の一つは筋肉量のちがいなのだそう。確かに、ヨーロッパの人って少し筋トレしただけで筋肉量増えるのがはやいですもんね。それに比べてアジア人は細さは保てても筋肉はつきにく。
こんな、今まで自分が当たり前だったことが実はあたりまえでないってなったりするところが国際カップルの面白いところでしょうか。けど、関西と関東で違うように日本の中でも違ったものややり方があるから、まずは相手が自分と同じ考え方や行動をしないと思えば、ケンカも減りそうですよね。