今日の昼間は本当に暖かく、太陽も顔を出していて、春。ちょっと間違えれば夏かなっていう天気で太陽を外でたくさん浴びてきました。
今日は電車を乗り継いでロンドンの西部に。あんまりこの地区は訪れたことがなくて、初めて使う駅に、車窓から見えるいつもとは違った景色。初めての場所を訪れる時はちょっとドキドキと、高揚感が一緒に混じってあの感覚が好きだったりします。
今回は友達の一人が日本へと帰ってしまうので、最後の集まりだったんです。海外に住むと、同じ国からということもあって日本人の友達ができやすいんですよね。ただ、イギリスにいる子は勉強をしている子や、ワーキングホリデーできている子なので一定の期間を過ごしたら日本へと帰ってしまうのが常。今回もせっかく仲良くなった子でなのに、2年間のワーキングホリデーを終えて明後日日本へと帰ることに。寂しいものです。
さて、そんな彼女が最後の集合に選んだ場所がこちら。
この写真だけでわかった人は流石、、、。どこかわかります?ここはロンドンを代表するビールの醸造所なんです。今回はここで醸造所ツアーに参加してきました。
まずぱ醸造所の一角にあるパブでツアー参加者は待ちます。僕たちが参加したのは午後1時。12人ぐらいの人が参加。僕たちを案内してくれたのはジルさん。ここで長年ガイドをしていて、昔は週5くらいでしてたけど、今は週1でしかしていないとのこと。彼女から本当にいろいろなことを教えてもらいました。彼女のビールに関する知識が本当に広くて、僕の問い掛ける素朴質問にも丁寧に、しかも詳しく教えてくれてツワーが終わる頃にはかなりの知識が僕の頭の中に。本当にありがたいものです。
ジルさんと僕。僕、最近髪が伸びすぎて収まりがつかなくて困ってます、、、、。
醸造所の見学はまずは何を使ってフラーズのエールビールは作られているのかというものから、この配合の度合いによって違った銘柄のエールビールになることも教えてもらいました。オレンジピールを入れたもの、蜂蜜を入れたものなどもあるんですよ。
これはと糖分が出たバーリー(穀物)を香りと苦味を出すホップを入れて水とともに沸騰させているところ。かなりの熱さになります。後ろのポスターをこの醸造所で制裁医療が半分以上を誇るLondon Pride。
これは今使われていて、勝手に掃除もしてくれる優れもの。ただ、この工場には昔使われていたものも展示されているんですよ。
これが昔のもの。この当時は銅で出来ていて石炭で温めていたそうなんです。その頃は沸騰作業が終わり、この銅釜の中の温度が40度に下がったら2時間かけて人が入り込んで掃除をしていたとのこと。掃除をするのはお金は出るけれどもボランティアで、中には率先してした人も痛んだとか。なぜだかわかります?この釜の中40度もあって、そこで作業をしていたら終わる頃には脱水状態。そのままでは家に帰せないので、ビールを上げていたんだそうです。ビール好きにはたまらない、プレゼントですよね。飲む人は8パイント(4リットルぐらい)飲んで帰ったそうですよ。そうそう、見学中はこのフラー社のロゴの入った安全ベストを着て工場内を回ります。
樽詰めの作業は全て機械化されていて、このオレンジのマシーンが自分で何をすればいいか考えて作業を進めているんだそう。テクノロジーってすごいですね。
そして詰められたものはイギリスのパブに配達されます。
そしてツアー最後のお楽しみは試飲。
特別のパブカウンターがあって、そこで15種類ほどのビールが飲み放題。一つ一つ個性があって、どれがいいか迷ってしまうのですが、ここでは全部試したいなら全て試せるので迷う必要がないんですよ。
僕が気に入ったのはMontana Red。ライ麦が入ったエールで、香りがものすごく素敵なんです。
楽しい大人の社会科見学となりました。