寒さが厳しいロンドンですが、明日からは気温は回復しそうなので、そこまで完全防寒で臨まなくてもいいのかもしれないなと淡い期待をしています。実は土曜日に外で結婚式の前撮りがあるので、花曇りでそこそこの気温があって欲しいなって願っているんですよね。自称、晴れ男なので、今回もその名に汚点がつかぬように頑張ります。
さて、先週に行ったドイツの話に戻りますね。
毎回ユリ君の家に行くときはブレーメンに飛びます。なぜかというとここが彼の家から一番近いから。この1年でかなりの数、訪れたので親しみも湧いてきているこの都市。ここ、ユリ君にとっても懐かしい場所なんです。彼の出身大学がブレーメンで、ここで一人暮らしをしていたんです。今回は時間があったので彼の過ごしたブレーメンの生活をたどってみました。
ブレーメン、ドイツでは10番目に人口が大きい都市で54万人が住んでいます。日本の広島市的な位置ですかね。(けど、人口の数は広島の方が倍なんですけどね。)昔、学校で習ったハンザ同盟の加盟都市でハンブルクと並んで今でもこの2つの都市がドイツの自由ハンザ都市となっています。
そこまで大きな都市でもなくて、歴史も感じさせる建物が数多くあって素敵な街だなっていうのが僕の感想です。その街のシンボル的建物が並ぶ広場。
ここにはブレーメン大聖堂や市庁舎があり、古きヨーロッパの美しく荘厳な建築物に圧倒されます。
こんな風にユリ君も大学生時代はこの都市の中を颯爽と歩いていたんでしょうね。彼が学生時代に行っていたというピザ屋さんで昼食を食べ、その後、通りの中で濃厚なカカオの匂いがしてユリ君に聞いてみると、”チョコレート工場だあるんだよ。”とのこと。その直売店があったのでそこでお土産を買って、街を散策。ユリ君が歩いていて指をさして教えてくれた大きな建物、よく見ると見慣れたマーク。イギリスでは名の知れたBeck’s Beer。これはブレーメンで作られているのだそうで、驚きました。Beck’sって響きがドイツっぽくない(僕の主観ですが)のでまさか、ドイツ、しかもブレーメンだったとは。世の中には知らないことがまだまだたくさんありますね。
さて、大聖堂。中に無料で入れるんですよ。落ち着いた感じで、天井も高く、まさに神が見守る場所にぴったりの雰囲気でした。パイプオルガンが流れていて、地下にある静寂の間にいても聞こえてくるその音に、昔ここで祈りを捧げていたであろう人々の姿が浮かび上がるように感じました。
教会、そこまで見に行ったりしないんですけど、ここが一番かなって思った場所でした。
ブレーメンは商業都市として発展をしたので有名ですが、その歴史は古く8世紀には商業都市として機能していたようです。ですから、昔の建物、しかもお伽話から飛び出したような可愛らしい建物があちらこちらで見れるのは贅沢だなって思います。
そんなブレーメンで一夜を過ごし、朝7時15分のICEに乗車をしてユリ君、T君、そして僕の3人はドイツの南へと向かったのです。