週末、ドイツは真夏のような暑さでした。と言っても日本の温かな春の気温でしかないんですが、20度を超えました。夏時間を採用しいているという事と、あとは緯度が高いのも関係するのか1日の最高気温が大体午後3、4時なんですよね。なので日本とちょっと違った感覚が面白いです。
土曜日には買い物にユリ君と出かけたのですが、いつもの道ではなくて違う道を歩くユリ君。”ちょっと寄り道。”とたどり着いたのはアイスクリーム屋さん。バニラとヘーゼルナッツのアイスを1スクープずつ。Takもどう?って言われたのですが、気温18度で風がかなり強くて正直いってアイスを食べるには寒すぎるので断りました。たまに見せるユリ君の子供らしさがかわいいなって思います。
けどね、周りを見てみると本当に沢山の人がアイスクリームを食べていたんです。子供はもちろん、大人も沢山。ユリ君曰く、”今日こそがアイスクリームにふさわしい日。”なんだとか。僕はもう少し熱くならないとアイスクリームはいらないかな。
週が明けて、学校の日々が始まりました。
僕のドイツ語の教室って普通の学校とはちょっと違うんですよね。僕はアメリカにいる時に語学学校に行って英語を習っていました。大学の付属の学校で授業料を払って、英語を学びたいから学校に通う。そして、周りにいるクラスメートも同じような理由。アメリカの西海岸だったので、アジアン人の比率が多かったですね、日本人、台湾人、韓国人、東南アジアが数名、ヨーロッパ地域が数名、アラブ圏が数名だったかな。
今回のドイツ語学校は、国が面倒を見ているんですよね。ドイツ語を学ぶことはもちろん、授業を通してドイツに生きていくにはどうしたらよいのか、という事をも学びます。主に生徒は移民の人で、ここでドイツの生活習慣や言葉を学んでドイツという国の社会の一員になれるように勉強をしましょうと言う感じでしょうか。
僕のブログを読んでくれている人はご存知の様に、僕のクラスの90%はアラビア語圏の人々なんですね。ここがちょっと難しいところ、日本語=日本人となりますがアラビア語=1つの国とはならないところ。なので、どこの国から来てるのかがはっきりとわからなかったんです。わかるのはブラジル人のおじちゃんと、ロシア人のおばちゃん、そして僕。
そんな今日、自分の国での礼儀作法というものがあって、例えば家で靴を脱ぐ必要性があるか、出された食べ物はすべて食べるのがいい事か、少し残すほうがいいのかとか、パーティーの時間を言われたら時間通りに行けばいいのか、それとも遅れたがいいのかなど。国によって違うんですよね、面白い事に。
そこで先生が、”シリア以外の人は手をあげて”と言われてわかったのがほどんとの人がシリアからだという事。今までわかっていた人以外ではあと数人が北アフリカからの移民だと言う事がわかりました。
そのなかでカルチャーショックだったのが、妻の数。
もちろんイスラム圏では重婚が許されているとは知ってはいましたが、実際に目にすると驚きが。そもそも始まりは、”義理のお母さん”と言う単語があって、ある一人の生徒が義理のお母さんが数にいるときは名前は変わるのかと質問した時。もちろん、同じですよと答える先生。ただ、これはドイツの生活を教えるクラスでもあるので、ただし、ドイツでは重婚は出来ないので義理のお母さんは1人しかいません。”と言いう事も忘れずに教えてくれます。
それで思ったのが前に結婚の話をした時の事。”結婚したことありますか?”と言うものに、ミニの事があったので”はい。だけど今はありません。”と答えたときに、”あー。このドイツの国ではないんだね。”ってな意味で取られていたんですアラブ圏の人たちに。不思議な納得だなって思っていたのですが、今日の義理の両親の話で先生が、”皆さんは義理の両親がいますか?”と言う問いに、”みんないるにきまってるでしょ。”みたいな返事が返ってきたのでアラブ圏は婚約するのがかなり早いのかと、、、。ここは定かではないのですが。
このクラスで、本当に色々な事を学べていつもびっくりしています。明日はいったい何を学べるのかな。
さて、出された宿題に取りかかろっと。