今日の宿題はドイツ音楽

また新しい週が始まりましたね。月曜日どうでしたか?素敵な週の始まりとなったのでしょうか?

ドイツはまだ暑い日が続いています。僕の住んでいる町はドイツのほかの町よりも海風が強いためか、2-3度低めなんですよね。それでも今日は29度とドイツにしては半端ない暑さ。内陸地のベルリンは34度とかなりの暑さ。

わかるんです。日本の暑さに比べればなんってことないよって。けどね、緯度で考えてもらうと僕たちの住んでいるところって北方領土よりもまだ北のサハリンの真ん中あたりに位置しているんです。だから例年の夏の平均気温は20度いくかいかないあか。そんな土地で30度越えは結構、堪えます。今年は北、西ヨーロッパは例年にないほどの異常気象。そしてまだまだこの暑さ、続きそうです。

そして今日から僕のドイツ語学校が再び始まりました。久しぶりにクラスメート。わいわいと楽しく4時間の授業を受けてきました。やっぱり学ぶ仲間がいるっていいですよね。夏休み期間中も一人で勉強はしていたのですが、誰かと学ぶのはやっぱり楽しいなって、今日の授業の後にあらためて実感しました。このクラス実はあと4週間で終了するので、その後が寂しくなってしまうなって今から考えている僕がいたり。

そんなクラスの初日は暑さのためかいつもの3分の2ほどの出席率。学校は朝の8時からと早い始まりなのですが、すでに暑い。もちろん普段は20度ほどの夏の気温なのでクーラーなんてものは皆無。窓を開け過ぎると熱波が入るので、少しだけ開けてあとはブラインドで太陽光線をカット。薄暗い中での授業となりました。

そして今日の宿題が、自分の好きな歌を明日もってきて皆に披露しましょう。というもの。もちろんどの国の歌でもいいのですが、僕はあえてドイツ語の歌をチョイス。

ユリ君と車で出かける時って、かなりの長旅の時なんですよね。車で4-5時間とか。その車中でラジオを聴くことが多く、ラジオ局から流れるのは大体において英語の曲。面白いでしょ?ドイツのポップ音楽ってドイツ国内でもそこまで数がないんですよね。だから強いのは英語圏の歌。僕が思うに7割英語圏2.5ドイツ、0.5フランス、またはスペインのポップ。

僕が思うに今のポップ音楽のテンポにドイツ語の音がのりにくいってのが最大の理由じゃないかと。ちょっと、字余り的な感じで響いて心地よさにかけてしまう、そんな感じがするんです。こんなこと勝手に言っていいのかって話なんですけど。これはあくまでも僕の意見です。

それが、ある曲がラジオから流れた時に、物凄くそのメロディーに魅かれたんですよね。王道ポップスの音でもなくて、すこしフォークのような感じもするしだけど、現代的でもあるその曲。しかもドイツ語の曲!!歌詞の中にフランス語が少し混ざっているのは大目に見てくださいね。なんだろう、イギリスの歌手、Didoを彷彿させるのは僕だけではないはず。ダイドの声は物悲しい湿り気を帯びた感じですが、そこに除湿機を置いて湿気を取り除いたら、こうなりましたって感じかな。

歌手の名前が日本人ぽくって覚えやすかったのも助かりました。その名前がNamika、で曲のタイトルがフランス語で難しいのですが Je ne parle pas francais ”フランス語は話せないけど”。

宿題のためにこの曲の歌詞を見たら、これもまた素敵。それも含めて、日本のタイトルを”フランス語話せない”じゃなくて、”フランス語は話せないけど”に。

これ恋の歌なんですよね。フランスのパリに来たドイツ人女性。フランス語を喋れるわけでもないし、特に何をしたくてここに来たわけでもない。ただ、そこで出会ったフランス人と意気投合。その人が何をフランス語で言っているのか全く理解できなけれど、その心地よい響き、その人の雰囲気や、しぐさに、”どうぞ、もっと喋って。”と促します。言葉を超えた二人の会話はずっとずっと続いていく。

なにか、ドイツ語教室と似てるなって。僕たちもお互いに完ぺきではないドイツ語をしゃべってお互いの生活や国、習慣を理解しようとしているんですね。もちろん100%通じているわけではない、だけどそこには一種の強い関係性が生まれて、お互いだけがわかる、例えば言葉を交わさなくても。

皆さんにもその素敵な曲をお裾分け。

ね、くせになるメロディーと、ドイツ語の響きも硬すぎず、かわいい。あと、フランス語の響きもいいなって。

そうそう。先週末に作ったティラミス。おいしかった!!3日間に分けて食べたのですが、冷蔵庫に長く置いておいたほうが美味しさが増すように思います。最後の日が一番、”おいしい!!”って思える味でした。

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