恐怖の先にあるもの

部分月食にスーパームーンと重なったドイツ。こんな神秘的な日にユリ君はまた一つ年をとりました。34歳。おめでとう!!英会話のクラスが結構なコマ数入っていたので、朝7時過ぎからスポンジを焼いて冷まし、昼過ぎの空き時間にシロップを作ってスポンジに沁み込ませて、すべてのクラスを終えてから生クリームを泡立てて飾り付け。今回は日本の誕生日ケーキみたいにしようと思っていたのでショートケーキにしました。飾りはイチゴの他にキウィとクルミも加えて。

直径20cmのケーキなので2人で食べるにはかなりの量。ということは夕飯に誕生日のごちそうを作ってもケーキがお腹に入らない。ならば、夕飯は軽めにしてメインをケーキにしようと。なので夕食はスパゲッティーにアボカドとトマトをオリーブオイルと醤油で和えたもの。ただ、パスタに味が馴染まないかもしれないので茹でたパスタに素早く出汁を混ぜました。

ケーキがメインなので、半分食べちゃいました。ユリ君も、「おいしい。おいしい。」って食べてくれて、写真まで撮ってました。こんな些細な言葉や行動が造り手には嬉しいんですよね。

さてさて、スキーの話。どうにか男性限定1日限定スキー旅行を生き延びた僕。

ただ、生き延びたのにどうやら腰を過度に使いすぎたのか、、、、痛い。痛い。痛い。

実はこの日は大みそか。その晩は年越しのパーティーが開かれる予定だけど、僕はとてもそんな状態じゃない。僕はゆっくりベットで休むことにしました。30代後半なのにちょっと無理しすぎたかなー。

となれば元旦をどう過ごしたかと言えば、おわかりですね。ベットで安静にしてました。まさかこんな風に2019年を迎えるとはね。ユリ君はこの日も元気にスキーにいって1日中滑っていました。よく元旦にしたことをその年はするって言いますよね。あれ、これって日本の話だっけ?ヨーロッパだっけ?ってことは」僕はひたすら安静する年になるってこと???困るな―。

ただ、2日目から腰もよくなったのでまたスキーの日々が始まったんですけれどね。

今回のスキーで思ったことは、やっぱり恐怖心との戦いだなって。前は本当に急斜面が怖くて、しかも自分で動いているスキーを制御できなくなったらどうしようということがひたすら頭に湧き上がってきたんです。それが沸き上がると大体において転んでしまっていた。ただ今回は2回目のスキーということもあり、初心者コースでスキーの板に重心をうまく乗せるという練習を自分なりに反復して体に馴染ませて赤い中級コースも下っていたんですね。だから、何とかなるという自信が持てた。これが大事だったようです。

今回は初めてのコースで明らかに、「うわー怖い!!」って思う斜面が出てきたときに、恐怖心とともに、どのコースを取れば楽に下りれるかなって言う考えが一緒に出てきて、あとはその恐怖心を押し込めて自分の感覚に従ってすべる。そうすると怖くなくなるんですよね。それよりも、滑れている自分に酔ってしまうような、高揚感が出てきたんです。これは新発見。

やっとスキーの面白さを味わえて前半戦のオーストリアでのスキー合宿を終えました。

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