オーストリア ハイキング旅行 その4

秋の日は景色がなんでも絵になるなって思うのは僕だけでしょうか?ユリ君が郵便局に小包に行く用事もあり、ジャガイモや玉ねぎなどの大きな包みを買うのもあって車で駅の近くのスーパーまで足を延ばした土曜日の午前11時。青空市場が毎週土曜日に行われる街の駐車スペースはたくさんの車。郵便局の近くには停められなかったのですが、歩いて数分のところに駐車スペースを発見。ちょうど、うるまがそのスペースから出てくるところだったんです。「運良かったね。」と言って車を出ようとすると先ほどこのスペースに停まっていた車の人が来て一枚の紙きれを渡してこう言います。「これまだ使えるから使ってよ。」ここ、駐車料金がかかる所でいったん車を停めたらおりて近くにあるチケットマシーンでお金を入れて買うのですが、その額に応じていつまで停めたいかを決めるんですよね。どうやらこの人は小銭がなかったらしくて1時間ほどを残したチケットがもったいないからせっかくなら見ず知らずの人にでも使ってもらおうという心遣いでくれたのでした。やさしい。

僕は車の中にその後は残って前に広がる貢献の景色を見ていたのですが、本当にきれい。右斜めから差し込む光は木々の多いために公園の全てには光を当てるとことなく陽だまりとして輝いていて。その中を自転車や散歩の人がゆったりと動いていく。黄色の風で吹かれた葉っぱとともに。秋は少し物悲しくてだけど、暖かで美しいなって。

オーストリアのハイキング旅行は先月だったのですが、夏のように気温も高く、といってもヨーロッパの夏なので25度くらい。それでもね、3000m級の山々があるので秋の気配が何となく感じられもしたのです。

3日目で足は痛いし、疲れているし。ユリ君に。、「たまにはゆっくりした日も必要だよ。」と言うと、穏やかなプランを作ってくれました。もちろん、ハイキングはありですよ。笑 けど20kmとか、僕の苦手な高所の場所がないところのハイキングを3-4時間。

まずは車での移動。隣町のTaxenbachという所に。なんでもかなりの観光客が来て素敵な写真が撮れるってよとユリ君からの情報。じゃ行くか!!とついてびっくり、入場料。これがねひ一人6ユーロ。800円ぐらい?ちょっと高いねって思いながら入ると、、、、、。え?????

見てください。この木でできた人が離合できないようなこの道が。どこに続いているかを。高い高い崖の上。しかもこの写真はそこからではなくて登っている途中。写真では高さというものが伝わりずらいのですが、垂直に見上げる感じでこの道があります。

いや、、、、。高所恐怖症なんですけど、、、、。ユリ君も知らなかったようで、「ごめん。こんなところだとは知らなかった。。。。」入場料もはらったし、行くしかない!もちろん手放しで歩くことなんてできないので右手で右の手すりを、左手で左の手すりをしっかり持って歩くんです。そこまで遅いペースで歩いてはいないのですが、ラッキーなことに僕の後ろへ続く人はおらず。ひたすら上を見て歩き続けました。もうね、怖すぎる。しかもね、この崖ではなくて隣にある黒々とした恐ろしい崖があるんですがそこは、ロッククライミングの人がいました。それ見るのだけでも高所恐怖症は怖いんですよね。

けどきれいな水が流れているんですよ。多分源流は昨日ブログで紹介した滝の山からだと思われます。

怖いのであんまり写真も撮れず、、、、。しかもね、つり橋があってその近くに石碑が。なんとある時にここを訪れた小学生が全員が橋の上に乗ったら重みでその橋が落ちてその中の数人が亡くなった。そのための石碑。もちろんその後は強化されたとのことですが、、、、。ね。

その後はハイキング スタート。どんどん木々が増えると崖の見晴らしも悪くなって僕としては好都合。ほとんどの人がこの崖を登って帰るようで、ハイキングコースは僕たちだけのものに。

青い空、白い雲、緑の大地。そこには牛がいて、花で飾られた家が建って、生活の営みがある。

ここが今日の昼食場所。 昼食はハイキングの時は持参します。フランスパンにチーズやハム、玉ねぎにトマトなどを入れたシンプルなもの。あとは、時に茹で卵だったり、リンゴだったり。なので結構な距離を歩く割にはそんなにも食べないんですよね。

オーストリアで面白いなと思ったのがあまりに標高が上がったり下がったりするものだから自分がどこにいるかわからなくなる感じ。ここから見える下ったところが谷の底みたいに見えるでしょ?だけどね、そこに到着するとまたそこから深い谷があるんですよ。それが面白くって。だまし絵みたいな感じかな。

今回は3時間という短いハイキングだったのでホリデーアパートで僕が皮から作る餃子を作ることに。皮を寝かせている間にこのアパートにある室内プールへユリ君と。あまり大きなプールではないのですが誰もいなくて二人だけの貸し切り。疲れた体を水の中に浮かべるのはなんて気持ちがいいのだろうと思いながら泳ぎました。

そして、次の日はまたまた、長いハイキングの始まりです。高所恐怖症の僕はどうなったのでしょうか、こうご期待。

 

 

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