ザルツブルクで日向ぼっことお茶の時間 8-2

今日はどんより曇り空のドイツ北西部。温度もそこまで上がらずで、秋の穏やかな気候ではなく、肌寒さが前面にでき来ている感じで。木曜日は掃除の日なのでモップ掛けや、水回りの掃除なんかをしてても、外が寒くて曇り空だとなんか気分がのりませんよね、、、。今日は前に住んでいた町にユリ君と行かなくてはいけないので、後程40分かけてユリ君の仕事場まで出かけてきます。いい運動になりそう。

さてさて、ザルツブルクでのお話。昨日は街についた雰囲気をお伝えしたのですが、あまりにも観光客が多いので人ごみ嫌いの僕たちは人間の少ないほうへと足を進めていきます。

かなり長い石階段を発見。ね、雰囲気あるでしょ。なにか不思議なところへと連れて行ってくれそうな気配。町の中央にある小高い丘の部分に昨日写真で乗せたお城はあるんですけど、どうやらこの小高い丘はここだけではないようで。

視界もかなり広がって、雨雲も遠のいて太陽を感じるいいお天気に。この坂道、住宅地に入っていくのですが、どの家も昔から立っているような風情で、しかも大きい。由緒正しき家の人とか、お金持ちしかここは住めなさそうな雰囲気が。

実はこの道、あの丘の上のお城につながっていて、急な坂の上にある入口の門まで歩きましたが、人間が多いのでそこへは行かず。ただ、かなりの急降下のケーブルカーがあったので鑑賞。ユリ君、こういう乗り物好きなんですよね。このケーブルカーが動きます迄、待ってました。

ここはね中継地点の駅みたいなところで、これから同じくらいの距離また下がっていくわけなのですが。御覧の通りケーブルカーでお城の中へと直行します。たぶん1分ぐらいの乗車時間。ただしジェットコースターのような急斜面を上っていきます。

僕たちはその後、お城とは反対側へと歩みを進めます。すると人もほとんどいない、だけどいろいろな所に歴史があるであろう建物とかが見えてくるんですよね。ここは穴場の観光スポットです。しかもあのお城がきれいにここからだと撮れました。昨日の写真のようにね。

またその反対側も遠くに山をたたえて素敵な景色。ここにベンチがあって僕たちは30分ほど休憩。足元にどんぐりが落ちていたのでお土産に。今はね、プランターに植えてます。来年にでも芽が出てくれないかな。

お気づきのとおりザルツブルクに来たというのに僕たちは観光名所を訪ねるでもなく、人のいない場所を探して、挙句の果てにベンチで日向ぼっこというね、独自のスタイルを貫いていたわけですが、、、。

オーストリアに来て、おいしいケーキを食べて帰らないなんてもったいない!!そう、歴所の教科書の出てきたハプスブルク家の栄華を極めた時にお菓子文化も花開いたんですねー。ドイツではケーキを表す言葉に2種類あって、バームクーヘンで有名なクーヘンとトーテ(日本語表記だとトルテ)。何が違うんだろうなって思ってたんですが、クーヘンは本当にシンプルな感じのもの。ね、バームクーヘンって物凄くシンプルな見た目じゃないですか。でトーテはクリームがあったり、スポンジの間に果物のがあったりと豪華な感じ。たぶんね、そんなちがい、だと僕は思っています。だから日本のケーキってドイツ語的にはほとんどがトーテなんじゃないかと。ユリ君に説明を求めましたが、説明のしようがない。感覚的なものだからって言われました。

ユリ君、お酒も飲まない、タバコも吸わない、普段の飲み物は炭酸水、毎日8時間以上の睡眠という健康優良児なのですが、甘いもの好きなんです。もちろん僕も。なので、せっかくだからトーテを食べようということに。

ここでユリ君の本領発揮。ホテルやレストラン、末は映画やテレビドラマに至るまでカスタマーレビューを気にするユリ君。そうと決まったら携帯を取り出して検索。「今日は残念ながら評価1番の店は店休日。だけど、2番のところは開いてるからそこにしよう。」と即決。僕はケーキさえ食べれればどこでもいいのでついていくことに。

おー!可愛らしいお店。まるでジブリ映画に出てきそうですよね。御覧の写真が実はこのケーキ屋さんのお店全部。そう。食べるスペースは店全体の3分の1強。テーブルも小さなものが7隻くらいかな?それで僕たちが付いた時には2組の人が待っていました。

待つのか、、、、。実は僕待つのがそんなに好きではないので、「他のところにする?」と言おうとしたのですがユリ君の心はどうやらここに決まったようでワクワク顔。じゃ、と思って待つこと20分。中に入れました。

そしてユリ君はラズベリーたくさんのトーテを。ぼくはこれ。

まー。プロの写真家なのにピンボケ、、、、。右はこれも小さいころから聞いたことがある生クリーム入りのコーヒー、ウィンナーコーヒー。子供のころはなぜ、ソーセージ?って思ってたんですけど、今となればね、ウィーン流コーヒーってことが理解できます。そして左の何かわかります?これね、モンブラン。ちょっと日本の感じとは違いますよね。タルトの底のような記事のお皿に栗のクリームはしっとり感はありますがポロポロとこぼれます。そしてね、この栗クリームに囲まれた中心には生クリームが。そしてそろそろ下のタルト生地だなっていう所にラズベリーの半固形ソースが。甘すぎず、季節感あふれるこの見た目は素朴なモンブラン。僕は気に入りました。

もしオーストリアに行く機会があったらぜひ、ケーキを食べることおすすめします。

 

 

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