フランス プロヴァンス地方 その1

秋の終わりがドイツの北西部には訪れたようです。これから週末にかけて天気は下り坂。気温も今日は最高気温が14度まで上がるものの、その後は10度から12度で推移する予報が出ています。朝の始まりも遅いので、なんとなく1日が薄い暗闇の中にはじまる感じがあってスッキリできないそんな気分です。

さて、スイスの国境に近いフランスで一夜を過ごし、いざ目指すはユリ君の両親の待つプロヴァンス地方。

日本でもプロヴァンス地方、有名かと思いますが、フランスに南に位置し、昔はローマ教皇も住んだことのある城壁の町アヴィニョンや、ゴッホが晩年を過ごしたアルルもここに含まれます。僕は今までフランスは2回訪れたことがあったのですが、どちらもパリだったので都会でないフランスはこれが初めて。

そして僕たちは高速はほとんど使わずに田舎道ばっかりを走るのでその地域の特徴が見えて窓からの景色に飽きることがありません。

昔、地理の勉強でフランスは食料に自給率が先進国の中でいいと聞いてたのを思い出すくらいに、畑が多い。ちょっと気になってネットで調べてみるとフランスは人口に対して130%。ちなみに、僕が最初に住んだアメリカ、大喜部農業の恩恵か119%、今住んでいるドイツが100%とは言わないけれど91%。ひとつ前に住んでいたイギリスがかなり落ちて74%。じゃ、日本は、、、。40%なんだとか。これって単純に考えて日本人口の4割には食料がないってこと?これは困りますね。なお、半世紀前まではイギリスやドイツがこんな感じだったようで、日本は70%台だったそう。生きるに必要な食料の確保は日本はこれからどうなってくるんでしょうね。

ってそんな暗い話をしたかったわけではなかったんでした。フランスに入ってから気が付くのがその乾燥した土地。オーストリアやドイツはみずみずしい緑の森などがよく見られましたがフランスは乾燥感が半端ない。

写真からもわかるように茶色が多いでしょ。

ホテルを朝早くに出たので途中のスーパーで朝ご飯を買うことに。クロワッサンとパンオショコラが各4つの8個が半額なのでそれを買おうと僕が勧めるのですが、チョコレートは嫌、不健康というので、僕がじゃ全部チョコレートを食べると言ってこれを買うことに。クロワッサンに挟める生ハムも購入。

お会計を終えて出ようとすると、ある袋が下がっています。大きなごみ袋が二つ。ひとつがペットボトルのキャップ回収の袋で、もう一つがワインのコルクの回収袋。さすがフランス、ワイン大国。ペットボトルのキャップは袋の10分の1も入っていないのにワインコルクは袋にもう少しで半分の量が。お国柄ですね。

途中に湖が見える駐車場があり車を停めて朝食タイム。まずは1人1個クロワッサン。食べ終わるとユリ君が、Takは残り4つのパンオショコラ食べて、僕はあと2つのクロワッサンを食べることにしようというのです。僕の考えが甘かったー。僕的にはどうこう言いながらもチョコレートのを一つくらいはユリ君が食べるだろうと思っていたんです。健康に気を付けても、休暇の悪乗りで食べるだろうと、、、、。絶対食べないというので、僕が全部食べることに。最後のはあまりにもチョコレートに飽きたので奇策にでました。パンオショコラを生ハムで巻いて食べてみたんです。いやいや、物は試し用ですね。これがね、おいしかったんです予想を超えて。チョコレートの甘さと、生ハムの塩加減の素敵なハーモニー。もしよかったら試してみてください。

道もスムーズで午後2時過ぎにはお父さんとおかあさんに合流。スーパーで買い物を済ませていざ、最後の1週間の滞在先となる家に。

結構な広さの家でした。かわいい作りで寝室は4つも。僕たちが選んだのはこの部屋。なぜって、眺めがいいから。

オリーブの木がはえていて、左側の低い緑はラベンダー畑の一部。そしてオリーブの木の奥と背が高い木の間の黄緑はブドウ畑。これぞプロヴァンスという風景が何よりも心を躍らせました。

 

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